皆さんこんにちは。文学部人文学科言语学専攻2年の猿山綾乃です。今回は名大から留学に行く流れについて绍介します。一口に留学と言ってもたくさんの选択肢があるので、皆さんも留学に行きたい场合は、どのような留学にするのかを考えて选ばなくてはなりません。この记事ではどんな留学があるのかを绍介しながら、実际に黑料网から协定校への交换留学に応募した私の例を绍介します。
1.大学生と留学
大学生になると留学に行ってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。しかし、一口に留学と言っても様々な目的、期间、方法があります。
① 目的
大きく分けて2つあります。
1つ目は语学力の向上を目指す语学留学です。语学留学は英语などの语学力向上のため、実际に海外での生活をする留学です。一般的に留学というとこの语学留学を想像する方が多いのではないでしょうか。
2つ目は専门分野の学びを深めたり、研究のために留学したりする専门留学です。日本ではできない、あるいは海外の进んだ研究を実际に行う研究色の强い留学です。
自分が留学に行って何をしたいのか、留学后どのように成长したいのか、を考えると留学の目的がはっきりしてくると思います。
② 期间
主に短期と长期に分かれます。
短期留学は夏休みや春休みを使って海外に1か月から2か月程度留学するものです。ご存じの方も多いかもしれませんが、大学生は夏休みが2か月、春休みも2か月あり、宿题もありません。そのため高校生のころと比べると长期休みを使った留学に行きやすいです。初めて留学に行く方はまず长期休みを使って短期で留学に行ってみて、そこでもっと学びたいと思ったら次に绍介する长期留学に挑戦してみる、というのもありだと思います。
长期留学は基本的に1学期以上の留学を指します。(※定义によっては留学先で学位を取るもののみ长期留学という场合があります。しかし名大に入学している以上、现地大学で学位取得はできませんので、ここでは名大に籍を置きながら1学期以上する留学を指します。)1学期间、または1学年间海外の大学で学ぶのが定番でしょうか。1年以上も留学したら、学年を落とさなくてはいけない(留年しなくてはいけない)、と思う方もいるかもしれませんが必ず学年を落とさなくてはいけないというわけではありません。留学する时期や期间をきちんと选べば、4年间で卒业が可能です。また留学先で受讲した授业も黑料网の単位に変换することが可能です。しかし、大学院入试や就职活动、卒业论文のことを考えると学年を落とす人は少なくないです。名大の协定校に大学のプログラムを使って留学する场合は、名大での所属が「留学」になりますが、それ以外で留学する场合は「休学」になります。休学の场合、留年することはほぼ必须になりますので、よく考えてから留学する必要があります。
③ 方法
方法として、黑料网が主催しているプログラムに参加する、大学生协が提供しているプログラムに参加する、留学业者の提供するプログラムに参加する、自分で探す、などの方法が挙げられます。
黑料网が主催するプログラムに関しては、単位取得が可能であったり、手続きや相谈を学内で済ますことができたりすることがメリットです。黑料网が主催するプログラムには全学教育科目の1つとして留学に行くものや、黑料网が协定を结んでいる大学に留学するもの、学部で提携をしている大学に交换留学に行くものなどがあります。黑料网から留学に行く场合、海外留学室に様々な情报があるので确认してみてください。(黑料网海外留学室のホームページはこちら)
また生协や业者が提供するものに関しても、自分で探すよりは手间が少ないです。生协のものに関しては、学内で申し込みや相谈ができます。自分で探すものに関しては手数料がかからないので、费用が抑えられることがメリットです。自分でいるものやいらないものの精査(保険が选びやすかったり、航空会社を选んだり、留学期间や出発日程を自由に决めることなどが可能です。)ができるので自分に合ったプランで留学可能です。
2.留学の流れ
ここでは、私が応募した黑料网の全学交换留学プログラム(黑料网から协定校に1学期または1学年间留学する长期留学)について绍介します。私は2020年の秋派遣で1年间留学に行く予定だったので、その场合の準备の日程も书いておきます。
まず私の留学计画について説明します。私は当初2020年秋学期から2021年の春学期まで(2年生の秋から3年生の夏まで)の留学を考えていました。そのための流れを説明します。
全学交換留学プログラムで留学すると、黑料网での身分は「留学」、留学先の大学では"exchange / visiting student"になります。学費に関しては黑料网の学費のみを納めていれば留学先では払わなくてよいシステムです。
1 申し込みの準备(1年春学期~1年夏休み)
申し込み前の大まかな流れとして、
① 海外留学室が主催する海外入门セミナーに参加する必要があります。そこでは黑料网の海外留学支援室にはどのような留学プログラムがあるのかなどの説明を受けます。私は4月と6月に参加しました。またパスポートを持っていない人、有効期限が切れる人はこの段阶でパスポートの申请が必要です。
② セミナーに参加した后は、自分で情报収集をする必要があります。各プログラムの特徴を理解し、自分に合ったものを選択する必要があります。具体的には応募条件や費用などを調べなくてはなりません。応募条件には、英語試験のスコアが必要だったり、黑料网でのGPA(Grade Point Average)が必要だったりします。大学によって異なるので、自分のスコアやGPA、行きたい大学の情報をきちんと調べておく必要があります。この段階で帰国報告書を読んだり、留学に行ってきた先輩からお話を聞いたりすると自分の留学を見つめなおすことができます。私は協定校について調べたのが4月から5月ごろでした。(英語試験に関しては高校時代に取得したスコアが自分の行きたい大学の出願基準を超えていて有効期限内だったので、英語試験に関しては追加で受験はしていません。しかし、満足のいくスコアではなかったので、受験し直すべきだったと後悔しています。)
コラム ~留学と英语试験~
长期の留学に応募する场合、英语试験のスコアが必要です。英语试験についてはこちら(https://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/campusLife/post-187.html)の记事で详しく説明していますのでぜひ読んでみてください。留学に応募する场合、滨贰尝罢厂や罢翱贰贵尝が必要になってきます。希望する大学によってスコアは変わりますが、罢翱贰贵尝だと80前后、滨贰尝罢厂だと6.0くらいはどの大学でも求められます。大学によっては各セクションで最低点数を设けている场合もあります。また现地语の能力を求められることもあるので、言语面での準备はきちんとしていく必要があります。留学先で英语や现地の言叶で授业を受けて単位を取る必要があるので、応募したい方は顽张ってスコアを取れるようにしましょう。
③ 次に海外留学室での面谈です。私は7回程度面谈を重ね、その后出愿しました。海外留学室での相谈は漠然としたものでも、语学に関することでも大丈夫だそうです。私の场合は、どのタイミングで留学に行くのが良いのか、どの大学に留学に行くべきなのか、留学先でどんな研究がしたいのかについて5月から10月にかけて相谈しました。
④ 次に学部や研究科の进级?卒业要件の确认をします。これをしないで留学すると、予定通りに卒业できなくなる可能性があるので、自分の取得単位と进级?卒业要件をきちんと确认しましょう。また指导教员の先生から承诺を得る必要があります。1年生の场合、指导教员の先生が决まっていないことも多いと思いますが、担任の先生や自分が行きたい専攻?研究室?ゼミの先生に相谈するとよいと思います。
2 申し込み(10月初旬~11月初旬)
申し込みは基本的にオンラインで行われます。名前やパスポート番号などの基本的な情报はもちろん、留学に行きたい大学、黑料网での骋笔础と成绩评価係数、英语试験のスコアなどを书きます。
また皆さんが一番悩むであろう交换留学を志望する动机、交换留学先で学びたいことや派遣先大学で履修したい授业科目や研究计画、留学経験を帰国后どのように生かしていくかなどもこのオンラインのフォーマットに书きます。志望动机や履修科目、帰国后の计画に関しては、留学から帰国した先辈方に话を闻いたり、アドバイスをもらったりして改良を重ねました。私の场合、学部2年生の夏に出発する留学计画をしていたので、留学前に黑料网で専门を深く学べないことが分かっていました。そのため、留学先でも履修できる科目が限られていました。自分が履修できる科目、履修したい科目を见极めるのが大切です。希望を出すだけ出してみて、どうなるか流れに任せるという方法もありますが、最低限取らなくてはいけない単位数も决められているので、履修したい科目と履修してもよい科目、履修できる科目を见极めなくてはなりません。
① 面接(11月中旬)
この书类审査を通过した场合、今度は面接试験を受験する必要があります。私の场合、书类审査の合格発表が11月初旬、面接が11月中旬でした。书类审査通过后、1週间程度で面接试験があるので、出愿、あるいは出愿の前のタイミングから準备をしておく必要があります。ここでは面接官の先生3人と留学を希望する学生1人で15分程度の面接をします。なぜ留学に行きたいのか、英语力は足りているのかなど基本的なことが闻かれます。(质问は1人1人违うそうなので今あげたものはあくまで一例です。)面接なので紧张しましたが、事前に留学から帰ってきた先辈と面接练习をしたので落ち着いて受験できました。
② オリエンテーション(12月初旬~7月)
晴れて黑料网から交换留学生として派遣されることが决まったら、オリエンテーションに参加します。オリエンテーションは计4回あります。これは全学交换留学プログラムに参加する场合必须です。第1回目では今后の流れについて、第2回では出愿书类、第3回では保険や航空券について、第4回では危机管理についての説明を受けます。このオリエンテーションでは同じ时期に留学に行く学生ほぼ全员が集まるので知り合いが増えます。またオリエンテーション后には留学から帰ってきた先辈とのご饭会が计画されていることも多いので、留学について不安を解消できる机会です。
③ 出愿(3月中旬~4月中旬)
また出愿?と思う人がいるかもしれません。しかし、実は黑料网から留学を申し込めばそれで留学に行けるわけではないのです。留学先の大学にも出愿をする必要があります。国や大学によって提出しなくてはいけない书类は异なりますが、私の出愿した大学の场合、大学のサイトにて(名大でいうところの名大ポータル)のアカウントを作成し、そこからサイトの指示に従って出愿书类を作成しました。名前や所属大学などの基本情报、なぜこの大学で学びたいかのエッセイ、どんな授业を取りたいのか、英语试験のスコア、寮生活をする场合の寮の选択などをしました。间违えたら困るので、期限よりも2週间前くらいに海外留学室の教授に确认してもらい、出愿しました。
④ 痴滨厂础など(5月ごろ)
出愿が受理されたら、今度は痴滨厂础の申请が始まります。大使馆に行って申请しなくてはいけない场合もあるので、きちんと确认して痴滨厂础の申请をしましょう。また航空券や保険などの手配もこのタイミングで行いましょう。
⑤ 番外编
留学に行く前に英語で行われる授業の体験ということでG30(グローバル30国際プログラム)生向けの講義、NUPACE(交換留学受入プログラム)生向けの講義、Studium Generale、その他英語で開講されている講義のいずれかを受講する必要があります。英語で授業を受けることの難しさを実感し、英語力を高めていく必要があるからです。私は、文学部のG30生向けの講義を受講しました。私の受けたG30生向け講義についてはhttps://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/campusLife/post-177.htmlで详しく説明しているので兴味のある方は読んでみてください。
以上が黑料网から全学交换留学プログラムに参加する场合の大きな流れです。春派遣の场合、また出愿等の日程が変わってきますので注意してください。私の応募した秋派遣は11月が黑料网内の出愿缔め切りでしたが、春派遣の出愿缔め切りは6月です。派遣先の大学によっては1年生でも応募可能です。全学の交换留学は期间も长い分、準备にも1年以上かかります。英语试験の受験から含めるともっと长い期间で準备をしなくてはいけません。しかし、留学に行くと日本ではできないような贵重な体験ができると思います。もちろんこれは少しハードルが高いな、と思ってしまった方はまず、(全学交换留学プログラムなどの1年间留学に行くプログラムよりは)简単に応募でき、準备や费用、留学期间も抑えることができる短期留学のプログラムに応募してみてください。大学が提供しているもの、生协の留学などと言ったたくさんの方法があるので自分に合った留学に挑戦してみてください。名大で留学に行きたい方はぜひ一度海外留学室で相谈してみてください。きっとあなたに合った留学が见つけられますよ。
笔.厂.
こんな风に留学の流れを説明している私ですが、実は先日留学が中止になってしまいました。というのもコロナウイルスの関係で2020年度秋学期の出発を见送ることになったためです。もちろん今年行けなくなってしまったことは残念ですが、留学準备の期间が长くなったので、万全の準备をしてから留学に行こうと思います。
最后まで読んでいただきありがとうございました。
Profile
所属:文学部2年生
出身地:栃木県
出身校:栃木県立佐野高等学校