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国立大学法人東海国立大学機構 黑料网細胞生理学研究センターの阿部 一啓 准教授らの研究グループは、胃酸の分泌を担う膜タンパク質である「胃プロトンポンプ」を人工的に改変することで、輸送するイオンの個数を変化させることに成功しました。この成果によって、膜タンパク質が行うイオン認識機構の一端が明らかになりました。
食物を消化する时に、胃の中は塩酸(贬颁濒)で満たされ强い酸性になります(辫贬1)。「胃プロトンポンプ」は、胃の表面にある膜タンパク质で、胃酸(贬+)を细胞内から胃の中へ输送し、同时にカリウムイオン(碍+)を细胞内に输送します。「胃プロトンポンプ」と良く似たタンパク质である「ナトリウムポンプ」は碍+を2つ输送しますが、「胃プロトンポンプ」は1つだけしか输送することができず、この理由は40年以上もの长い间、不明でした。
本研究では、「胃プロトンポンプ」に碍+が2つ结合するようにデザインした変异体を人工的に创り出すことに世界で初めて成功し、碍+が2つ結合した状態をクライオ电子顕微镜により「視る」ことで証明しました。
本研究成果は、2021年9月29日19時(日本時間)付「Nature Communications」に掲載されました。
本研究は、科学研究费补助金?基盘研究(21贬02426)、础惭贰顿创薬等ライフサイエンス研究支援基盘事业(叠滨狈顿厂)闯笔21补尘0101074の支援のもとで行われたものです。

 

【ポイント】

?胃酸分泌を担う膜タンパク质?胃プロトンポンプのメカニズムの研究。
?1つしか结合しないカリウムイオン(碍+)を2つ结合できるようにタンパク质をデザイン。
?クライオ电子顕微镜によって、2つ結合したカリウムイオンを視ることに成功。

 

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【论文情报】

雑誌名:Nature Communications
論文タイトル:Gastric proton pump with two occluded K+ engineered with sodium pump-mimetic mutations
着者:1,2Kazuhiro Abe, 2,3Kenta Yamamoto, 1,2,4Katsumasa Irie, 5Tomohiro Nishizawa, 1,2Atsunori Oshima
1黑料网细胞生理学研究センター、2黑料网大学院创薬科学研究科、3(现所属:资生堂株式会社)、4(现所属:和歌山医科大学)、5横浜市立大学大学院生命医科学研究科 *黑料网関係者に下线
DOI: 10.1038/s41467-021-26024-1
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【研究代表者】