黑料网

TOP   >   医歯薬学   >   記事詳細

医歯薬学

2022.07.29

近赤外光が导く新たな肿疡切除レーニングモデルの开発

黑料网大学院医学系研究科?耳鼻咽喉科学の西尾直树(にしお なおき)講師、曾根三千彦(そねみちひこ)教授、愛媛大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科?頭頸部外科学の叁谷壮平(みたに そうへい)特任講師、Vanderbilt 大学?耳鼻咽喉科の Eben Rosenthal 教授、KOTOBUKI Medical 株式会社の森本岳(もりもと がく)執行委員らの研究グループは、次世代の技術である蛍光ガイド手術に応用が可能な新たな腫瘍切除モデルを開発し、その有用性を実証しました。

 

头颈部がんを含めた多くの固形がんでは、治療において手術での完全切除が重要となります。手術では、腫瘍を完全に取り除けるよう周りの正常な組織をつけて腫瘍を摘出しますが、深部では腫瘍が見えないため腫瘍の取り残しが問題になります。蛍光ガイド手術とは、蛍光物質を用いて血管やがん組織などのターゲットを手術中にリアルタイムに「光らせる」技術であり、光をガイドに行う次世代の手術になります。本研究ではがんの不完全切除を防ぐために、こんにゃくから作成した模擬臓器(Versatile Training Tissue; VTT)に蛍光物質である indocyanine green (ICG)を含有させた腫瘍モデルを開発し、その有用性を実証しました。今後ますます活発になる蛍光ガイド手術において、開発した蛍光を含んだ腫瘍モデルをトレーニングに用いることで、より低侵襲かつ確実な切除が期待できます。さらにこの腫瘍モデルは医師のみならず、同手術で使われる製品(近赤外光カメラ搭載の内視鏡など)の新規開発にも応用が期待できます。

 

本研究成果は、国際科学誌「Laryngoscope Investigative Otolaryngology」(2022 年 7 月 8 日付の電子版)に掲載されました。
なお、本研究は、日本学術振興会 基盤研究(C) 22K09723、公益財団法人堀科学芸術振興財団の助成を受けて行われました。

 

【ポイント】

○蛍光色素である ICG を含有した新たな腫瘍切除モデルを開発し、実際の手術で使用する電気メスを用いて、手術における有用性を実証しました。
○近赤外光を応用した新たな腫瘍切除モデルを手术トレーニングに用いることで、より低侵襲かつ確実な手術切除が期待できます。
○こんにゃくから作られている模擬臓器のため、安全かつ使用後は廃棄も簡単なため、若手外科医や学生への手术トレーニングに有用です。

 

◆详细(プレスリリース本文)は

 

【论文情报】

掲雑誌名:Laryngoscope Investigative Otolaryngology
論文タイトル:Validation of a surgical training model containing indocyanine green for near-infrared fluorescence imaging
著者:Naoki Nishio, MD, PhD1, Sohei Mitani, MD, PhD2, Kayo Sakamoto, MD2, Gaku Moromoto, MSC3, Sayaka Yokoi, MD, PhD1, Mayu Shigeyama, MD1, Akihisa Wada, MD, PhD1, Nobuaki Mukoyama, MD, PhD1, Eben L. Rosenthal, MD4, Michihiko Sone, MD, PhD1
所属名:
1 Department of Otorhinolaryngology, 黑料网 Graduate School of Medicine, 65, Tsurumai-cho, Showa-ku, Nagoya, Aichi 466-8550, Japan
2 Department of Otolaryngology-Head and Neck Surgery, Ehime University Graduate School of Medicine, Shitsukawa, Toon, Ehime 791 −0295, Japan
3 KOTOBUKI Medical, Inc, 190-2, Ukizuka, Yashio, Saitama, 340-0835, Japan
4 Department of Otolaryngology-Head and Neck Surgery, Vanderbilt University Medical Center, 1211 Medical Center Drive, Nashville, TN 37232, USA
顿翱滨:

 

【研究代表者】