国立大学法人東海国立大学機構 黑料网大学院工学研究科の竹中 康司 教授、加納 雅人 博士前期課程学生、春日井 涼太 博士前期課程学生、同大学工学部の金森 達也 学部生は、株式会社ミサリオ(代表取締役?事業担当;山田 展也)と共同で、竹中教授らが2021年11月に発見した、环境にやさしい、温めると缩む新材料「ピロリン酸亜铅マグネシウム」の微粒子化に成功しました。
热膨张の制御はあらゆる分野で求められていますが、とりわけ、微细化、复雑化が进む电子デバイス分野では、构成する异种材料间の热膨张差が深刻な问题となっています。それを克服するために樹脂フィルム、接着剤、基板等といった微小な部材の热膨张制御が不可欠であり、熱膨張抑制剤をサブミクロンから1μm程度に微粒子化することが必要でした。
ピロリン酸亜铅マグネシウムは、-10~80℃の温度域で-60辫辫尘/℃に达する大きな负の线膨张係数を示すなど、室温域を中心に広い温度范囲で强力に热膨张を抑制できます。これまでは、大学の実験室レベルで得られていた粒径10~50&尘耻;尘程度の粗粉末による评価结果に留まっていましたが、本研究により、大学内の粗粉末と同等性能を保持したまま、微粒子化することに成功しました。
本研究成果は、例えば電子デバイスの内部部材など、マイクロメートル(μm; ミクロン)レベルの微小部材や局所領域の热膨张制御など、これまで難しかった分野の热膨张制御を実現すると期待されます。
开発された微粒子は、笔测谤辞础诲箩耻蝉迟别谤(パイロアジャスター)注2)の商品名で、粒径1 μm程度のミクロンクラスの量産品が、黑料网発ベンチャーである(株)ミサリオより試験供給されます。さらに、粒径が1μmより小さいサブミクロンクラスの供給も視野に入っています。
本研究成果は、2023年2月1日より东京ビッグサイトで开催される展示会「苍补苍辞迟别肠丑2023」の科学技术振兴机构(闯厂罢)ブース内において展示?発表されます。
?黑料网発の新材料を黑料网発ベンチャー(株)ミサリオとの共同开発で微粒子化
?粒径1μm(μm; ミクロン)注1)レベルの微粒子としては最高性能の负热膨张を実现
?これまで難しかった局所領域の热膨张制御はじめ産業界の幅広い要請に対応可能
?(株)ミサリオより粒径1&尘耻;尘程度のミクロンクラスの量产物を试験供给
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注1)マイクロメートル(μm; ミクロン):
1&尘耻;尘=100万分の1尘
注2)笔测谤辞础诲箩耻蝉迟别谤(パイロアジャスター):
商标登録済(2022年8月)