黑料网大学院生命农学研究科の杉浦 大輔 講師らの研究チームは、作物の水分利用特性を评価するためのマイクロコントローラーベースのシステムを开発しました。
本研究では、ポットの重量测定、自动给水、奥颈-贵颈通信の3つの要素を统合することで、乾燥、湛水、塩害など、様々な环境ストレス条件下における植物の水分消费量をリアルタイムモニタリング可能なシステムを构筑し、主要作物であるイネ、ダイズ、トウモロコシでその実用性を証明しました。
本システムは、市贩のマイクロコントローラーおよび电子パーツにより製作可能なため、低コストで导入でき、自由度の高い実験设计が可能な点に特徴があります。様々な作物やストレス条件における研究利用を通じて、节水性やストレス耐性のある作物品种の开発や、ストレス耐性メカニズム解明に向けた研究を大幅に加速させることが期待されます。
本研究成果は、2024年11月24日(日本時間)付、オープンアクセス雑誌『Plant Methods』に掲載されました。
?ポットの土壌水分含量を一定に維持し、作物の水消費量をリアルタイムモニタリング可能なシステムを、マイクロコントローラー (Arduino)注1) を用いて开発。
?既存の高性能かつ高価なフェノタイピングプラットフォームと比较して、低コストで导入でき、人工気象室だけでなくガラス温室などにも设置可能。
?干ばつ、湿害、塩害などの环境ストレスに强い作物の品种开発に贡献。
◆详细(プレスリリース本文)はこちら
注1)マイクロコントローラー (Arduino):
コンピュータの主要な機能が1つのチップに集積された小型のコンピュータで、マイコンとも呼ばれる。Arduinoはマイクロコントローラーを搭載した回路基板 (ボード) で、様々なセンサーやデバイスと組み合わせた計測システムによって自由度の高い実験デザインが可能となる。
雑誌名:Plant Methods
論文タイトル:Microcontroller-based water control system for evaluating crop water use characteristics
着者:Daisuke Sugiura, Shiro Mitsuya, Hirokazu Takahashi, Ryo Yamamoto & Yoshiyuki Miyazawa
(杉浦 大輔、三屋 史朗、髙橋 宏和、山本 遼、宮沢 良行) (太字は本学教員)
顿翱滨: