皆さんこんにちは!理学部数理学科2年の广瀬です。4月になり一気に気候も春めき、桜の木々も満开を通り越しもう散り始めていますね。外を歩けば歩く人々の服も薄手のトレーナーやシャツが多く、季节の移り変わりを感じます。
今回は新年度最初の记事となりました。私は理学部に所属しているのですが、1年生の间は学科に分かれず全员で共通の讲义を受讲することで広く理学の教养を身に付け、2年次から各学科(物理学科?化学科?生命理学科?地球惑星科学科?数理学科の5学科)に分属されます。その分属にあたり、各学科に受け入れできる人数が决まっており、その定员を超えた学科については成绩などで选考されるので必ずしも全员が希望する学科に分属されるとは限りません。私は1年次の早くから数理学科に进みたいと考えていたので、特に数理学科の选考の际に考虑される数学系の科目は顽张っていい成绩を取れるように勉强してきましたが、実际に分属されるまでは本当に数理学科に进めるか不安もありました。结果は今年は数理学科への分属希望者が定员を下回ったため、希望者は全员数理学科に进めました(年によっては数理学科の定员55人に対し70人が志望していたりと、各学科の人気は年によってばらつきはあります。1番人気のある学科は化学科で今年は50人の定员に対し68人が志望していました)。しかし1年の间はあまり神経质にはならなくてもいいが手を抜いて悪い成绩を取ってしまったら数理学科に进めないかもしれない、というほどよい紧张感で学习を进められ、この成果は2年次以降の数理学科としてより専门的になる数学の学びにあらわれてくると思います。これからは数理学科の一员として読者のみなさんに兴味を持ってもらえるような数学のトピックも発信していければ、と思っています。さてここからは前回の记事の続きとして、1年后期の授业?テストを振り返りたいと思います。
受けてきた讲义
数学
后期で私は理系科目は数学のみを受けました。卒业に必要な単位の数や、进级に必要な科目の种类が学科毎で异なるので1年の间から自分の行きたい学科の卒业?必要単位要件と自分の受讲する科目を照らし合わせて考える必要があります。そのため化学科志望の人は时间割が化学の讲义?実験で埋め尽くされていたり、物理学科志望の人は物理も数学も両方取る必要があったり、学部が共通でも人によって时间割は少し异なります(2年次、学科が分かれるとほとんど他学科と同じ科目を受讲することはないので1年次が1番多くの人と讲义室で会うことは确実ですが)。そのため私は数学以外で必要な理系科目は前期のうちに取り终え、后期は数学に集中できるような时间割になりました。しかし数学は前期の続きの内容をより深く学んでいくので、前期の数学のテストでも苦労していた私にとって后期の内容はなかなか歯ごたえがあり、难しかったです。
言语科目
前回の记事で书いたように、私は第2外国语はスペイン语を选択しました。第2外国语はどの言语でも前期?后期の1年间を通じて基础的な文法を连続して学ぶので、数学と同様に前期の内容が身についてないと后期で苦労します。私も前期の内容は期末テストで整理できたはずでしたが夏休みの2か月间、スペイン语に全く触れていないと初歩的な文法もすっかり忘れてしまい大変でした。私が受讲した讲义では、まずその章で学ぶ文法事项を解説してもらい、その文法が用いられた教科书の例文を事前に日本语に訳しておきそれを発表し、间违っていれば先生に订正してもらう形式で进んでいくのですが、当然例文にはそれ以前に学んだ文法事项も含まれるので、前に习ったことを忘れてしまうとその文法事项が书かれた章に戻らなければならなくなったり、何が分からないのかも分からずどの章に戻るべきか教科书をめくって探したり、讲义が进み扱う文法事项が増えるにつれ授业の予习も骨が折れました。1年を通じ、日常会话くらいはできる知识は身についたと思うので、あとはこれからも少しずつ復习してとっさにスペイン语が必要な场面で简単な会话ができるくらいの力は维持していきたいです。手始めにスペイン语検定の取得を目指し、知识をブラッシュアップしていきたいな、と模索しています。
教养科目
後期で一番印象に残った講義は「教育と発達の心理」という文系教养科目です。この講義は中学?高校でのテストを題材に、正確に評価するための統計手法や作題方法を学びました。課題が独特で、期末レポートの内容は高校の知識で解答できる問題を選択式?短答式でそれぞれ作題し、それを講義やグループディスカッションで得た知識や観点から本当にその問題が日本全国の中学生の学力を測るのに適切かを考察するものでした。私は教員免許を取得したいと考えるほど教員という職業には興味があったのでこの講義を受講したのですが、学力の正当な評価に必要な統計?作題の知識をこの講義で初めて体系的に学び、考察することができ、教職に対する興味をさらに深められたと思います。
教职科目
前にも書きましたが私は数学の教員免許を取得したいと考えています。そのためには3年までの間に所定の講義(教职科目)を受講し単位を取得し、4年次の教育実習に参加しなければなりません(実際に教員として働くためには教員免許を取得したうえで、各自治体や学校が主催する教員採用試験に合格する必要があります)。教职科目の数は多く、1年後期から3年後期に渡って、教职科目を取らない場合と比べて学期あたり3~4コマ多く、さらに夏休みには集中講義も加わり、負担は大きいです。さらに教职科目は大抵は5限に組み込まれるので帰りが遅くなり、冬は5限が終わると外も真っ暗になり、なかなか大変です。しかし講義は教員を志す人には興味深い内容のものが多く、特に面白かったのは前の記事でもふれた「教育方法論」です。この講義で心理学への興味が深まり、春休みの間に心理学の入門書を図書館から借りて読むほど、心理学の楽しさに気付けました。
テスト
讲义によって成绩のつけ方は多様です。日顷の受讲态度や课题の出来で决まる科目、それらに加え学期末に大きな课题かテストを课し、それが大きなウエイトを占める科目、といろいろありますが期末テストの実施方法にもその科目の色が出てきます。事前に问题が知らせられるかどうか(知らせられる场合というのは例えば「この讲义を通じてあなたが成长したところを2000字程度で论じなさい」など试験时间内だけでは解答がまとめられないような论述试験などです。事前に解答を练られる分、性质としてはテストの中でもレポート寄りです)や、教科书やノートなど、教材の持ち込みが可能かどうか、などです。私は后期で初めて「日本国宪法」の科目で持ち込み可能の试験を受けたのですが、持ち込めるのが自笔のノートと小型の六法のみだったので试験范囲の教科书や配布されたプリントの内容をまとめるのがなかなか大変でした。结局まとめるのにキャンパスノート半分を要する分量を前日に慌てて书いたので试験に临むころには右手が痛いほどでした。前期で一番苦労した数学の试験は持ち込みができないのでとにかく问题をたくさん解き、公式や定理を头に叩き込みました。前期では、公式や定理の导出や証明に学习时间の多くを割きすぎ、それらを活用した问题が解けないという失败をしたので、后期では问题演习に多くの时间を割き、テストの出来も前期より良かったと思います。
以上、私の1年后期の授业?テストを振り返ってみました。次回は寮生活の1年间を振り返る记事を书かせていただきたいな、と思っています。
Profile
所属:理学部物理学科2年生
出身地:爱媛県