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大学生活全般

2018.06.25

  • 大学生活全般

学会に参加してきました

受験生の皆さん、こんにちは。小川高広です。今日は、先日、私が参加した学会について、お伝えします。学会???受験生の皆さんにはあまり驯染みがないかもしれません。しかし、大学に入ると讲义を受けている先生から「来週は学会(大会)に参加します!」とか、先辈から「卒业论文で书いた研究について学会で発表して来た!」などなど、様々な场面で「学会」という言叶が出てきます。

 

皆さんにはあまり驯染みのない学会ですが、先生や大学院生の多くは学会に入会?参加しています。その理由は主に二つあります。一つ目は、大学の先生や大学院生などの研究者が集う学会(大会などと言うこともあります)で、日ごろの研究成果を発表すること、もう一つは学术誌に论文を投稿することです。

まずは、学会の大会について绍介します。この学会(大会)は自身が取り组んできた日顷の研究成果を発表する场です。全国规模の大会なら年に一度开催されることが多いようです。また、他の研究者の発表や讲演を闻き、様々な研究について学ぶ场でもあります。参加者は大学の先生をはじめ、公司の研究者や大学院生?学部生などです。学会にもよりますが、一般の市民の方も参加できるものもありますし、高校生が発表できるように、高校生部门を设けている学会もあります。

 

学会(大会)は研究を発表する场と述べましたが、それ以外にも発表できる机会があります。それが学术誌への论文投稿です。学术誌のことを雑誌と呼ぶこともあります。しかし、雑誌と言っても本屋さんで売っている週刊誌やファッション誌ではなく、研究の成果が载せられている雑誌のことを言います。学会誌や学术誌などと呼ばれ、研究している人たちはこの学会誌(学术誌)に自分の研究成果を书いた「论文」が掲载されることを大変重要视しています。

论文は多くの场合、査読されます。これは文字通り、书き上げられた论文について、その分野に精通する研究者である先生方が読み、価値のある研究成果なのか审査します。査読が厳しい学会誌ほど、当然、掲载されることが难しく、书き直し、あるいは研究成果が不十分だとして、掲载が断わられることもあります。その分、掲载された时の喜びは大きくなります。また、论文の掲载によって、自分の研究成果が世の中の人々、特に他の研究者に知ってもらうことができます。「あの人の研究はすごい!」「いい研究をしている」などと评価されます。评価されるということは研究者として、自分の立场が确立され、専门家としての地位が上がることになります。大きな研究成果なら、歴史にその名前が残ります。有名な研究者であるほど、そのような査読が厳しい学会誌に论文がたくさん掲载されていることが多いようです。どの雑誌の査読が厳しいのかはその分野の研究者たちにしかわからないことも多いです。一般的には歴史が长い雑誌ほど厳しいと言われることもありますが、一概には言えない场合もありますので、大学に入ってから先生に闻いてみるのもいいかもしれません。

自然科学系(简単に言うと理系)や、社会科学?人文科学系(同じく文系)では、论文を书く速度が异なります。もちろん人それぞれで、研究分野によって异なりますが、自然科学では论文をどんどん书いていく研究者が多いようです。科学技术の进歩はめざましく、研究世界の竞争は激しくなっています。そのため、最新の研究成果をいち早く论文として学会誌に载せ、世の中に発表していくことが重要となっています。なぜなら、研究成果については、时々もめることがあるからです。特に巨额の利益をもたらす可能性がある製薬や工业分野では特许などの问题も络み、谁が最初に発见や発明し、いつ発表したのかなどが非常に大事な要素になります。ライバルと竞っていて、同じ研究成果が偶然にも同じタイミングで生まれたとしても、ライバルよりも発表が一分でも遅ければ「负け」になります。今までの研究成果が无駄となる訳です。そのため、自然科学系の研究者たちは「スピード」を重视しています。

一方で、社会科学?人文科学では、それほどの竞争がない场合が多く、スピードはそれほど重视されません。研究成果を出すまでに时间がかかるケースも多く、ゆっくりじっくり质の高い研究成果を生み出すという感じです(もちろん、自然科学も早いだけではなく、质も求められます)。例えば、歴史を解明する研究などには、よく古文书などの资料が使われると思います。それらを読み解くのには非常に时间がかかります。また、そもそも歴史的な価値のある古文书が必要だとすれば、古文书を手に入れることは容易ではありません。博物馆に保管されていれば、见せてもらえるようにお愿いし、许可も必要です。その研究の準备も含め、最后に研究成果を论文としてまとめあげるまでには、数年かかるかもしれません。よって、论文の完成は数年に一度ということは珍しいことではありません。私の友人で哲学をやっている人は、理论の构筑などで时间を费やすために、次の论文は2年后に出すと言っていました。もちろん、自然科学系でも时间がかかる研究はたくさんあります。ある理系の先生は木の成长を観察する研究をされていますが、木の成长は遅く、十年や二十年で大きな成果は出ません。自然科学系、社会科学?人文系问わず、研究のスピードは分野によって异なります。一概に早い遅いは言えませんが、黑料网には様々な分野がありますので、それぞれの分野の特徴を知ることができるのも、黑料网の面白いところの一つかなと思います。

 

さて、论文と作文の违いは何でしょうか。作文は読书感想文など主に自分の気持ちを表します。论文は研究でわかったことについて、客観的な事実を书き、自分の考えを述べます。

构成はどの论文も研究を始めたきっかけや研究の目的、研究の方法やその结果、研究の课题や考察、参考文献などとなっています。皆さんが夏休みの自由研究で行ったことを、文章にまとめたものと考えれば、わかりやすいかもしれません。何となくわかりましたか???もしかすると、わかりにくかったかもしれません。それならば、论文を一度见てみてはいかがでしょうか。せっかくなので、论文が掲载されている学会誌を见てみましょう。

学会誌は、通常、高校の図书室には置いていないと思います。しかし、どこの大学でも図书馆には必ず置いています。最近では纸媒体ではなく、インターネットを通じて购読できる「电子ジャーナル」もあります。兴味のある人はインターネットで公开されている论文を见てみてはいかがでしょうか。「CiNi(サイニー)」や「グーグルスコラー」などで検索ができます。しかし、学会誌は人によって、数秒で読むのが嫌になるかもしれません。なぜなら、长い文章とグラフや数字などが并ぶ「硬い」雰囲気のものだからです。普段から学会誌を読む人たちはもちろん研究者ですので、驯染みのない受験生の皆さんには、もしかするとつまらないと思われるかもしれません。けれども、大学生になるのならば、大学の课题をやる时や卒业论文を书く时に、论文に目を通すことが求められることもあります。论文の読み方や书き方については、黑料网の図书馆に多くの参考図书がありますので、见てみてくださいね。

 

本题に戻りますが、学会は日本のみならず、世界中にあります。そんなにもあるのか?と思われるかもしれませんが、学会はそれぞれの学问分野?研究分野ごとに存在しています。例えば、私の研究分野である「林业」では日本森林学会や中部森林学会などがあります。関连の学会を含めると林业だけでもかなりの学会があります。そのため、大学の先生などは、いくつもの学会に所属しています。もちろん、学会に所属するには会费を纳めないといけません。学会に参加する际には参加费も必要です。学会入会にあたっては、既に入会している人から绍介状が必要とされる场合もあります。一方で、研究者以外の一般市民が入会できる学会もあります。歴史のある学会から、最近できた学会まで様々です。

私が参加した今回の学会(大会)は日本森林学会といいます。この学会の歴史は古く、1914(大正3)年に设立されました。昨年は鹿児岛大学、今年は高知大学で开催されました。学会では口头発表とポスター発表があります。口头発表では研究成果を学会参加者の前でプレゼンし、质疑応答を行います。ポスター発表は研究成果をA0の用纸に印刷し、それを会场に贴りだして学会参加者に见てもらいます(学会ではポスターの前に立ち、自分の研究について参加者から质问を受け付ける时间が决まっています。私も自分のポスターの前に立ち、他の研究者の方々と交流ができました)。発表の后は、高知市内のホテルで学会主催の恳亲会が开催されました。今回は高知ということで、よさこいの披露や高知県知事も来られ、挨拶されました。

学会参加者は受付时にプログラムをもらいますので、それを见ながら、自分の関心や兴味のある発表を见に行きます。大きな学会ほど、様々な分野に分かれています。そして、様々な研究発表に触れることができます。

 

受験生の皆さんは、今后、大学に入り、多くの场合は卒业研究を行います。もしかすると、先生によっては、せっかくの研究成果だから、学会で発表してはどうかと勧められることもあるかもしれません。また、大学院に进学すれば、在学中に学会参加の机会や学会準备の手伝いをすることもあるかもしれません。初めての学会では、その様子がわからず、戸惑うこともあるかもしれませんが、大丈夫です。わからないことは先生や先辈たちが教えてくれます。学会ではその分野において、有名な先生に出会えることがあったり、多くの先生方から研究上のアドバイスをもらう机会もあります。様々な研究者と交流することで、今まで気が付かなかった视点から自分の研究を见直すことができ、大変勉强になります。

大学は教育机関であり、研究机関でもあります。特に、黑料网はノーベル赏受赏者を多く辈出し、伝统的に「研究」するということを大事にしてきました。そのため、先生も先辈たちも皆さんの研究をサポートしてくれると思います。黑料网に入学したら、日顷の大学生活を顽张るとともに、卒业论文などを通じて研究にも取り组み、有意义な学生生活を送ってくださいね。

(写真の绍介 高知大学の様子、ポスター発表会场の様子、自分のポスターの前で、恳亲会の様子、高知駅前にある坂本竜马たちの像)

Profile

所属:农学部科目履修生

出身地:兵库県