こんにちは。黑料网経済学部4年生の伊藤舞です。春から就活生の皆さんへ、就活と呼べる何か、もう始めていますか。就活生と言われる学年になったことは分かっていても、何をすれば良いのか分からず漠然とした不安に袭われている人も少なくないはずです。私も就活生になりたての顷は、片っ端からいろんなことを试してみて、それでも正解が分からず困ったことがあります。そこで、今回は、就活についての记事を书いてみようと思います。
はじめに
就活には自己分析が大事だよ、とよく言われますが、具体的に自己分析って何やれば良いの?どうやればいいの?と疑問に思っている方がいると思います。私も始めはそうでした。自己分析と一口に言っても、何か本を買ってそれに沿ってやるのか、フォーマットが与えられてそれを埋める形で行うのか、はたまた他己分析のようなことをしてGoogle formのアンケートに答えてもらえばいいのか、やり方はいくらでもありますが、だからこそ結局どうすれば良いのか分からないという方のために、少しでも参考になる体験談を書ければと思います。
自己分析って何のためにするの?
まず始めに、自己分析がどうして就职活动において必要なのか、その目的について话したいと思います。あくまで私の持论ですが、自己分析の意义は主に二つあります。一つ目は、自分の行きたい业界?公司?职种がある程度绞られるからです。二つ目は、面接などで自然体の自分をアピールすることに役立つからです。
一つ目について详しくお话しします。自己分析をすることで过去に自分がどんなことに兴味を持って取り组んできたのか、どんなところにモチベーションを感じて顽张れていたのか、ということが分かります。そうすることで、自分が将来働く姿を想像したときに、日顷から顾客と密接にコミュニケーションを取れる方が自分はやりがいを感じやすいなあ、や、规模感が大きく责任感のある仕事の方が最后まで完遂できるなあ、ということが分かります。今挙げたのはほんの一例で、自己分析を突き詰めていく过程で、こういうケースの场合は、自分はこうで、こういう课题に直面している场合はこうだろうな、などと、细かく场合分けして自分の适性を定められるようになります。自己分析では、あくまで、自分の兴味のある业界?公司?职种を&谤诲辩耻辞;ある程度&谤诲辩耻辞;绞ることができる、というのに注意です。向いている、と、やりたい、はもちろん违いますし、福利厚生や地理的条件など、公司を选ぶうえでの判断基準は他にたくさんあります。ただ、自己分析をする中で、こういう业界は自分に絶対に向いていないな、とか、こういう职种は自分はやりがいを感じにくいだろうな、という、消去法ができます。数ある业界?公司の中で自分の第一志望を见つけることが、そもそも就职活动において最初に直面する课题だと私は思っています。ですので、この自己分析の过程で选択肢をある程度绞ることは、効率的に就职活动を行ううえで重要だと思います。もちろん、はじめの顷は幅広く业界を见て、「知る」ということも重要ですが、最终的には绞らないといけないので、&谤诲辩耻辞;ある程度&谤诲辩耻辞;は绞っておくことをおすすめします。そのために、自己分析は欠かせません。
二つ目の、面接などで自然体の自分をアピールすることに役立つ、について详しくお话しします。面接は自分の强みをアピールする场だと、私は最初は思っていました。でも、就职活动を行う过程で、面接は自分の性格や特性、将来こう生きたい、というのを公司の方に知ってもらい、それがその公司と合っているか判断してもらう场なのではないか、と思うようになりました。自己分析が十分に行えていないと、自分の先天的な长所や、どうしても克服できない短所、仕事に対する価値観などについて、「良い子」を振る舞おうとしてしまいます。これをしてしまうと、本当の自分が相手に伝わらない、といったことが起こってしまいます。私は就活生侧しか経験していないので、すべて忆测にはなってしまいますが、何十回も面接を行う中で到达した结论です。幼少期から今、そして数十年后の未来を考えたときに、自分の中に一贯して存在するポリシーや考え方があるはずです。それを特定するまでに私の场合は何ヶ月もかかりましたが、自己分析をし続けて、それが确立できたからこそ、面接の突飞な质问に対しても自分の中の轴をぶれさせることなく、答えることができました。自己分析を行い、自分とこれでもかという程向き合い、自分について知り尽くした人が、面接を制すといっても过言ではありません。
以上から、自己分析の大切さについて少し感じていただけたでしょうか。何度も言いますが、これはあくまで私の主観であり、自己分析をほとんど行わずに自分の行きたい公司に内定をもらった人もいると思います。ただ、私は、やはり自己分析が就职活动においてかなり重要な过程のように感じます。
具体的に何をすれば良いのか
それでは、自己分析は、具体的にどのようなことをすれば良いのか、についてここで私の実践していたことを叁つ绍介します。
まず一つ目は、エンカレッジの担当メンターさんが用意してくださったスプレッドシートのフォーマットに沿って埋めるものです。自分の価値観や得意なこと、将来成し遂げたいことについて、その当时どう思っていたのかを幼少期から时系列に沿って埋めていくものでした。幼少期に自分がどんなことを考えていたかなんて、日常生活ではほとんど思い出す机会はないので、一度自分について振り返るとても良い机会になりました。また、自分の埋めたフォーマットに対して、赤字でフィードバックもくださったので、どういうところにフォーカスして文字起こしすれば良いのか、どういう视点で考えれば良いのかを知ることができました。自己分析のさわりとして、かなり良い练习になったと思います。実际の自己分析は、このフォーマットを埋める数十分で终えるものではないので、何ヶ月もかけて习惯的に行うのですが、何から始めれば良いか分からない人は、就活サポートの面谈などでフォーマットやシートをもらうことをおすすめします。
二つ目は、自己分析が行える书籍を一册自分で购入し、それを完成させることです。これは、すべて行うのにかなり时间がかかるので、长期的に自己分析を行うのにおすすめです。ポイントは、何册か买うのではなく、一册をきちんと最后までやり遂げることです。私は、自分についての1000の质问が掲载されているメモの取り方についての书籍を购入しました。巻末に记载されている1000の质问に対して単纯に文章で答えるのではなく、具体的な事象で答えた后にそれを自分で抽象化して、さらにどんなことに応用できるのかを転用する、という作业をしました。ですので、一つの质问に答えるだけでも时间を要します。それを1000个答えるので、日常的にコツコツ行っても3ヶ月以上かかりました。笑
しかし、ここまで细かく自分の価値観を探ることはしたことがなかったので、こうやって言叶にすると确かに自分ってこういう风に考える人间だな、とか、自分の周りにいた人の特性から、こういう人と相性が良いんだなというのがよく分かり、とても楽しかったです。幼少期の考え方と今の考え方で共通している部分にマーカーを引いたり、3ヶ月自己分析を行う过程で変化した考え方を赤ペンで修正したり、仲の良い友达に読んでもらって感想を书き込んでもらったりと自分なりの工夫もしました。その结果、友达と比べた自分の価値観をもう一度见直すことができたり、何がきっかけで自分のモチベーションが変化するかなどについても考え直すことができました。ノートを丸々二册埋める形でこの1000の质问をやりきり、终わる顷には自分についてのどんな质问に対しても、一贯性を持って答えられるようになりました。今の时期から就活を终えるその瞬间まで、习惯的に行う自己分析としておすすめなのがこの书籍购入です。是非、ここまで突き詰めてみてください。
そして最後の三つ目は、他己分析してもらうことです。自分については自分が一番知っていますが、他者から見た自分についても知ることがかなり重要です。実際に面接で人事の人が判断する自分は、他者から見た自分です。他の人から見て自分がどういう人間なのかを理解することがかなり自己分析を深めてくれます。具体的に私は、Google formのアンケートを自作し、URLを仲の良い友達や家族、バイト先の先輩、後輩に個人LINEで送りました。たまに、不特定多数向けにInstagramのストーリーで回答を募っている人がいますが、私は個人宛にしました。自分から見てどの立場の、どのくらいの距離感の人が答えた回答かが分かるように、宛先を指定することが重要だと思います。なので、より確実に回答を得るためにも、個人で送るのがおすすめです。項目の内容としては、長所?短所以外にも、第一印象や現時点の印象、私を表すキーワードをちりばめていくつか選択してもらうようにしました。私を一言で表すと?という項目も作り、面白い回答はそのまま面接の自己紹介で使用したりしました。また、自分が短所だと思っていたところを長所として書いてくれたり、自分が気づいていなかった短所にも気づくことができて、かなり新しい発見がありました。また、年上から見た自分と年下から見た自分の印象が異なるのも面白いなと感じました。自分が普段密接にコミュニケーションを取っているのはどちらだろうと考えた時に、兄弟構成や自分の今までの経験が関係しているのを感じると、さらにこれからどういう職場が自分に向いているのかも想像できました。
自分自身も気づいていない自分について知ることができる、この他己分析は、ある程度自己分析を进めてみて、自分について知ってから行うと、より効果が高いと思います。想定していた回答と异なっていたときに、そこのギャップがどうして生まれるのかも考えると、また面白いです。
以上が、私が行っていた自己分析の方法です。自己分析の方法はいくらでもありますし、どれが良くてどれが悪い、というものもありません。その时期にどのくらいの粒度で言语化のアウトプットを出せば良いのかも违いますし、手书きの方が本音ベースで书けるという人もいれば、いつでも编集できるようにデータで残しておきたいという人もいます。どんな形でも、自分の知るための过程として文字で残るものであればいいです。自分について知り、それを言叶で他者に説明することができれば、それは自己分析の成果と言えると思います。自分の轴を确立し、どの方面からどんな质问をされても、その轴がぶれることなく自分のことが相手に伝わる面接ができれば、かなり有利になると思います。また、自分の将来やりたいことを理解することは、入社后の悪い意味でのギャップを防ぐことにも繋がります。一石二鸟どころではないので、自己分析は就活を行う上でマストであると个人的には考えます。
まとめ
最后に一つ言えるのが、自己分析を行う上で一番大事なのは、とにかく楽しむこと、です。自己分析は就职活动において、やらなければならないタスクとして捉えられることが多いですが、自分と向き合うタイミングとしてはかなり良いタイミングだと思います。ここまで自分について考えることはこの先ほとんどないでしょうし、自分の知らない自分との出会いという意味でかなり新鲜です。めんどくさいもの、として片付けずに、自分について兴味を持ち、また人との対话やコミュニケーションを楽しみながら行うと良いと思います。何度も言いますが、これらはすべて私の持论なので、あくまで参考に、自分のペースで就活を顽张ってください。
おまけ
自己分析をするときに意识すると良いことをここで书いておきます。自己分析に少しでも行き詰まったなと感じるときは人と话してください。自分についてはもちろん自分が一番よく知っているのですが、それでも自分自身でも気づいていない自分がいるはずです。人と话す、の人とは、必ずしも自分をよく知る仲の良い人でなくても构いません。一度しか会うことのない就活アドバイザーの方でも良いですし、そこまで话したことのないサークルの后辈とかでも良いです。初対面の人に自分の第一印象を闻いたり、自分とは年次が违う人たちからどう见られているのか、というのも知ると、かなり深掘りすることができると思います。もちろん、自分と仲の良い友达と话していくうちに、素の自分が引き出されて、自分ってこんなこと考えていたんだ、と気づくことがあります。
このように、自己分析は人との対话の中で生まれるので、日常的に自分の考えや価値観を言语化して人に伝えたり、また、相手の考えや価値観を闻いて理解することで他者との比较ができ、自分について、より深く知ることもできます。自己分析に行き詰まったときは、ぜひ人と话してみてください。
Profile
所属:経済学部経営学科4年生
出身地:爱知県
出身校:爱知県立半田高等学校