冬ですね。とても寒いです。私は寒さがとても苦手なので、自転车で大学に行くことを諦めて自転车15分の距离を毎日怠惰に电车で通っています。
冬が来て年の瀬が近づくと、新学期のことを考えてしまいます。2年生も大学に行って、寝て、サッカーを见て、勉强して、バイトに行って&丑别濒濒颈辫;の繰り返しであっという间に终わりに近づいています。现在の文学部の1年生はもう専攻が决まり、来たる新学期にそれぞれの思いを驰せていることと思いますが、ここでは来年度に文学部に入学する方や、文学部の専攻が気になる方々に向けて、私が所属する社会学専攻ではどんな勉强をするのかを少しお话しできたらと思います。
ここでは社会学専攻を以下の5つの事柄に绞って绍介させていただきます。
① 社会学ってどんな学問?
② 何人くらいいるの?
③ どんな授業があるの?
④ どんな調査をするの?
⑤ 楽しい?
① 社会学ってどんな学問?
他の学问と同じように一言で定义づけることは难しいですが、授业で闻いた教授の言叶を借りると、社会学とは「社会现象への『自分』の『谜』からはじまる」学问です。「どのように、なぜ、その现象が可能になっているのか」という问いを起点に研究が始まります。あらゆる社会现象を研究対象にできるので、その范囲は宗教であったり、政治であったり、音楽であったり、スポーツであったりと挙げるとキリがないくらいに広いです。
过去の先辈の研究を见ていても、「コロナ祸で大学生活はどう変容したか」や「フィギュアスケートをならう子どもとその亲はどのような実践をしているか」という题目があり、ジャンルで言うと政治、労働、农业など触れる机会の多い社会现象を扱ったものもあれば、地下アイドルのファンやマッチングアプリを取り上げた研究もあるなど、调べれば调べるほど面白い研究が出てきます。
② 何人くらいいるの?
学部2年生は私を含めて9人です。文学部1学年で220人前后、専攻の数が22个なので人数としては平均くらいです。授业の一部として土日に出かけてフィールドワークをすることもあるので、同じ専攻の友达も比较的作りやすいと思います。
③ どんな授業があるの?
専攻に関する授业は、
?社会学概论
?社会学讲読
?社会学讲义
?社会学実习
?社会学演习
の5つです。5つの授业を简単に説明すると、概论は文字通り、社会学はどんな学问であるかということから始まり、基本的な社会学の物事の考え方を、実际の研究例などを交えて教授がわかりやすく解説してくださる授业です。
讲読は、社会学者が书いた论文や文献を、学生が顺番にレジュメ(论文に记述の要点をわかりやすくまとめたもの)を作成?発表し、それらに考察などを加えたり、教授の解説などを闻いたりしていくもので、论文の轮読を通して社会学の调査方法や视点を身につけられます。
讲义は教授によって内容が様々で、私が前期に履修していたものだと、データの分析に使用する统计ソフトの使い方とその応用を勉强する授业でした。めちゃめちゃ难しかったです。后期は、経済社会学の基础やデータ分析の基本的な考え方を学ぶ内容で、特に后者のデータ分析に関する授业では、なにかデータを取ったときにそれを最も见やすく表示するコツや、グラフで示すことによって得られる発见などもあるので、とても勉强になります。
実习は、授业の担当教授の研究に沿った形で、学生が実际に研究対象となる土地を歩いたり、研究対象者にヒアリングをおこなったりして、社会学调査の基础を学ぶ授业です。年度末にはおこなった调査や分析を元に1册の调査报告书を执笔します。また、例年10月末にインカレ报告会といって、実习で考察したことを各大学で社会学を学ぶ学生が集まって报告する会があるので、それに向けた準备で10月中はかなり忙しくなります。1年を通しておこなわれる授业なので夏休みにも活动がありますが、実习でどこかに出掛けたり、调査に必要な作业を経験させてもらったりする中で学ぶこと?発见することが多く、惯れないうちは少し大変でしたが今となっては结构面白いです。
最后の演习は、大学生活でよく耳にするいわゆる「ゼミ」と呼ばれるものです。社会学では学生の兴味のある分野に近い教授のゼミに振り分けられ、その中で文献の読み込みや议论をおこなったり、先辈方の研究计画を闻いたり、自分の研究を进めることが主な活动です。少人数の授业で、私のゼミの场合は教授1人に対して学生が4人しかいないので、気軽に教授に质问をすることができ、学习や研究への意欲が涌きやすい授业だと感じます。毎回教授に痛いところを突かれて自分の勉强不足を痛感しますが、それが今后の勉强の刺激になることが多いのでありがたいです。
④ どんな調査をするの?
ここまでにもフィールドワークやヒアリングという调査関连の単语を登场させましたが、社会学の调査は主に2つに分かれます。1つが「量的调査」、もう1つが「质的调査」です。量的调査は、たくさんの人を対象にデータを集めておこなう调査で、まさにその「量」が重要になる调査です。もう1つの质的调査は、フィールドワークやヒアリングに当たる、调査者が実际に土地やイベントに出向いたりして観察し、インタビューをおこなったりする调査法です。まだ私は実际に研究をおこなったことがないので详しいことは言えませんが、教授によると、客観的データと现场の声を组み合わせることで、研究をより强固なものにできるのだそうです。确かにテレビ番组でも、例えば歌番组で冬歌をアンケートの结果を元にしたランキングと一绪に、街头のインタビューを放送したりするので、それと似たものなのだろうと胜手に考えています。
⑤ 楽しい?
当たり前ですが、兴味があれば楽しいです。ただ、2年生のうちは全学教养の授业に加えて専攻の课外の活动や课题があるので少し大変です。それでも、社会学を勉强していると、普段の生活で惯れ亲しんできた事柄を、社会学の観点で分析するとこうなるのか!という新しい発见があったり、あのとき理不尽に感じていた物事も、その理不尽が生まれてしまった背景について学び、考えることで负の方向に思い詰める以外の対処法を见出せたりもします。もちろん、なんやかんや课题も多いし、他の専门も同じだと思いますが、言叶がわかりづらくて読み进めるのが难しい本もたくさん読まなければならないので、楽しいことばかりではないですが、しんどいと楽しいを闘わせたら少なくとも私はちゃんと楽しいが胜っているので安心してください。
最后に
ここまで社会学専攻について説明させていただきました。自分の専攻以外の授业しか受けられないかと言うとそうではなく、各学期4コマ前后は専攻外の授业を履修しなければならないので、なぜか全く専攻外の中世インドの寺院破壊について勉强したり、様々なジャンルの映画を见てそのカメラワークや演出の意図を顽张って考えたりしていました。社会学以外にも人文学の幅広い分野の授业を受けられるので、个人的には文学部以外で勉强することが考えられないくらい勉强が楽しいです。
他の文学部の専攻が気になる人はこちらのサイト()をチェックしてみてください。私は社会学しかちゃんとした绍介ができませんが、文学部を志す方ならきっと自分の兴味関心にしっくりくる専攻が见つかるはずです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!(迷ったらぜひ社会学へ!)
Profile
所属:文学部2年生
出身地:岐阜県
出身校:岐阜県立岐阜北高等学校