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大学生活全般

2024.12.23

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名大みらい育成プロジェクト②


みなさん、こんにちは!黑料网経済学部1年の杉浦です。日ごとに寒さが増してきて、夜空の星がとてもきれいな冬晴れが続いていますね。みなさんはどのようにお过ごしでしょうか?体调管理に十分気を付けてお过ごしください。
今回は前回に引き続き、主に高校生のみなさんに向けて、国际环境で地球规模问题に挑戦するというテーマのもと黑料网主催で开催されている「名大みらい育成プロジェクト」について绍介します。

 

はじめに

私は高校2年生时に「名大みらい育成プロジェクト」に参加し、様々な学びを得ました。黑料网に兴味を持っている高校生のみなさんにも、このプロジェクトを知ってもらいたいと思います。
2回目となる今回は第二ステージで学んだことを主に绍介したいと思います。本记事を読んでいる方の中に参加中の方がもしいれば、参考になると嬉しいです。またそうでなくても高校の総合学习などで役に立つことがあると思うので、绍介させていただきます。

 

第二ステージについて

第二ステージでは4人ずつのグループに分けられ、问题解决の手法を学ぶグループワークを行いました。午前中に大学の先生の英语の讲义を聴き、午后には午前中に教わったグループワークの问题解决手法を使って、与えられたテーマに沿った英语のプレゼンテーションを作ります。本记事では、名大みらい育成プロジェクトではどのような内容のグループワークをするのかと、そのときに私が心掛けていたことを绍介していきます。

 

グループワーク:笔翱骋滨尝法

20241223s.png私が初めてグループワークをしたときに先生に教えていただいたのがPOGIL法でした。POGIL法では1. Manager、2. Spokesperson、3. Recorder、4. Strategistに分かれて、グループ作業での役割分担を行います。名大みらい育成プロジェクトでは、この4つの役割をすべて経験することで、自分がグループワークの中で得意な役割を知ることができます。そして、他のメンバーの役割の果たし方を参考にすることで、自分のグループ内での活動の仕方を考えることもでき、大きな学びになりました。POGIL法は第二ステージのグループ活動を通じて意識していました。

 

1. Manager(マネージャー)→グループ内での作業を割り当て、プレゼンテーションに向けて、スケジュール管理をします。話し合いで何を決めるかを始まる前に考え、大まかな時間配分も決めておくことを心掛けていました。また、全員が発言をしながら主張を考えられるよう、メンバーに話を振ってそれぞれの意見が発表しやすい雰囲気作りをしました。

 

2. Spokesperson(スポークスパーソン)→グループでの議論や決定事項を明確かつ簡潔に要約します。要約するときには結論だけを言うのではなく、誰のどのような発言からその発想が生まれたのかも伝えることで、メンバーがどのような議論をしたのかを思い出せるように心掛けました。

 

3. Recorder(レコーダー)→話し合いの議事録をとり、重要なポイントや決定事項、進捗状況を整理します。さらに、チームが集めた情報を整理し、すべてのメンバーがアクセスできるようにします。私は、議論をしながらすべてのメンバーが考えられるようにするために、議論中は大きな白紙にキーワードを書き、そこから発展していった意見を「見える化」する工夫をしていました。

 

4. Strategist(ストラテジスト)→グループの目標を達成するための戦略や計画を立てます。話し合いのときには多くの意見を発表し、まとめるときには客観的な視点から、聴衆に伝わりやすい発表手段や方法を考えました。例えば、図を使って一目で理解できるようにしたり、イメージしやすいよう劇をしたりしていました。また、自分のアイデアを多く発表するクリエイティビティも大切にしていました。

 

グループワーク:顿贰叠础罢贰

肯定派と否定派に分かれ、難民政策や原子力発電所について、ディベートを行いました。ディベートで評価対象とされているのは1. Claim Challenge、 2. Impact Challenge、3. Logic Challenge、4. Fact Challengeです。私はこのディベートの評価対象について1つ1つがクリアできているかを考えながら、チームで自分たちの意見をまとめていきました。個人的な意見とは異なる肯定派や否定派になるときもありましたが、たくさんの情報の中から、自分たちが重要だと思う考えに近いものを取捨選択するようにしました。

 

1.Claim Challenge(議論の主張に誤りがないか?)→自分のチームが肯定派なのか否定派なのかを常に意識しながら準備しました。そのためには準備段階でチーム内で様々な意見を共有していることが重要でした。そして、共有した意見についてグループが主張すべき内容に沿っているものを考えました。一見自分のチームの主張に沿っていると思う内容でも、相手グループの主張に近い内容になっていることもありました。Critical Thinking の姿勢を持つことで、より説得力のある主張ができるようにしていました。準備段階でCritical Thinkingを行うことで、相手のグループがどのような主張をしてくるのかを事前に考え、反論まで準備していました。

 

2.Impact Challenge(議論の重要性に誤りがないか?)→1で共有した意見の中でどの主張がより説得力があるのかを考え、説得力が高いものから主張しました。また、このImpact Challenge は相手のグループに反論するときに使いやすいものでした。この経験を通して、私が普段当たり前だと思っていることでも、「なぜ大切なのか?」を考え、主張することで重要性について相手に伝えることができるのだと感じました。

 

3. Logic Challenge (議論に論理的な誤りがないか?) →自分たちのグループの主張について伝える順番を工夫しました。同じ内容でも順番によって、相手は理解のしやすさが変化します。私は、まず自分の主張を一言で表し、理由と具体例で主張について詳しく伝えるようにしました。さらに、グループ内でもメンバーごとに役割分担を行いました。

 

4. Fact Challenge(議論の根拠としている知見に誤りはないか?)→議論の根拠とするものは正しい情報源である必要があります。私たちのチームでは、データの集計が行われ、数値化されている情報源は客観的であるため正しい情報と考え、それらのデータを基にディベートを作るようにしました。また、このように考えた理由も発表することで情報の根拠を伝えていました。

 

グループワーク:笔翱尝驰础の4段阶问题解决法

これは、1. Understand the question、2. Make a plan、3. Carry out the plan、4. Look back & reviewの順番で問題解決を行うものです。この解決方法を意識して世界を見てみると、問題について根本的な理解が必要だと考えるようになり、具体的な解決方法を考えられるようになりました。

 

1. Understand the question(問題を理解する)→これを知るまで、現在の問題について知り、現状に足りないのは何かを理解することは簡単だと私は思っていました。しかし、実際は問題の起きている背景について知らなければ、問題を知ることはできません。また、主観的な立場になっていると理解を深めるのは難しいと感じました。何も知らない状態から問題理解を深めるのではなく、与えられたテーマについてメンバーの経験を共有し、客観的な視点を持つ他のメンバーが発言をすることで、問題の本質を探るようにすると良かったです。課題の認識を間違えてしまうことがあっても、正しく問題を理解できるように諦めずに頑張ってください。

 

2. Make a plan(プランを作る)→グループ内で自分たちなりに理解した問題から、足りない部分を補うことができるようなプランを考えます。名大みらい育成プロジェクトではプランを発表するプレゼンテーションを作ったので、できるだけ複数の視点を含めるように心掛けていました。

 

3. Carry out the plan(プランを実行する)→2で作ったプランを実行します。具体的かつ現状に沿った内容で考えると、プランを実行することができます。

 

4. Look back & review(振り返り)→振り返りをすると、次回同じような問題解決をするときに工夫することができます。私は振り返りの重要性を聴いて、毎回終わりがけにメンバー同士でどのような発言が良かったのかを意見交換したり、先生にアドバイスをもらったりしていました。そして、次回のプロジェクトで生かすようにしていました。

 

グループワーク:颁谤别补迟颈惫颈迟测活动

私たちは颁谤别补迟颈惫颈迟测(创造)活动を行いました。何の法则性もないレゴブロックが配られ、プロジェクトで与えられたテーマに沿って自由に创作を行います。グループのメンバーと协力し合って、レゴブロックで様々な作品を作り、その创作过程をどのように他のグループに伝えるかを何度も考えました。

 

终わりに

20241028s1.png名大みらい育成プロジェクトの第二ステージでは英语の讲义を受け、グループで英语のプレゼンテーションを作ることを1日で行うので、时间が少なく、难しいと感じることもあると思います。毎回のプロジェクトでプレゼンテーションを作るにつれて、グループワークで自分がどのように行动していきたいのかを考えられるようになります。留学生の罢础(ティーチングアシスタント)さんから、スライドの作り方や罢础さんの出身国での解决方法を聴く机会もあり、とても兴味深い学びがありました。また、様々なトピックがあるので自分が知らなかった社会问题を知ることができます。
参加している皆さん、楽しみながら、试行错误して顽张ってください。

 

2024年度名大みらい育成プロジェクトは私が参加した2022年度名大みらい育成プロジェクトと异なる内容も含まれています。详细については下记の鲍搁尝からご确认してください。
参照:

Profile

所属:経済学部1年生

出身地:爱知県

出身校:南山高等学校女子部