生命农学研究科の小川高広です。今回は私が参加したリーディング大学院合同シンポジウムについてお话しします。大学では様々なイベントが开催されています。大学の教员や学生など研究者向けに开催される学会などをはじめ、一般の方々を対象とした公开讲座や讲演会、名大祭(大学の文化祭)や大学博物馆での企画展など多种多様です。その中の一つにシンポジウムがあります。シンポジウムでは、あるテーマについて参加者がスライドや资料を使い、自身の考えや意见を発表します。そしてみんなで讨论し、新しい考えや视点を见つけ出していきます。
受験生のみなさんの中には、将来大学院への进学を考えている方がいるかもしれません。大学院生になると、シンポジウムなどに参加する机会が増えるので、このようなシンポジウムが大学で开催さてれいるんだぁと思いながら、読んでくださいね。
リーディング大学院合同シンポジウムはリーディング大学院について业务を行っているリーディング大学院推进机构を中心に、黑料网で运営されている6つの「博士课程教育リーディングプログラム」(通称、リーディング大学院)が合同で、11月3日(火?祝)に黑料网东山キャンパス贰厂総合馆1阶贰厂ホールで开催しました。
私はこのシンポジウムに学生実行委员会のメンバーとして参加しました。この委员会は黑料网で运営されている6つのリーディング大学院の代表者から构成され、8月から本格的に活动が始まりました。この委员会の活动は非常に幅広く、シンポジウム开催の概要から、テーマや内容、时间配分、资料の作成?印刷、ポスターやウェブサイトのデザイン、参加者の登録、関係する先生方との打ち合わせ、招待者への连络などの準备、さらには当日のシンポジウムの进行をミーティングで话し合って决めていき、委员会メンバーで作业の役割を分担してこなしていきました。この委员会のミーティングは土日を含めほぼ毎日、大小合わせて100回以上开催されました。比较的みんなの予定がない午前の空いた时间や讲义が终わった夜间など、一日に复数回开催されることもありました。议论が白热した时にはみんな时间を忘れ、深夜まで话し合うこともよくあり、ミーティングの后はヘトヘトになりました。
それにしても、今から思い出すと、8月に初めて委员会のメンバーが集まったミーティングは、何とも言えない独特の重い雰囲気でした。见知らぬ者同士が集まり、バラバラというか、他人事というか、私だけではなく、他のメンバーもそう思ったかもしれませんが、このメンバーでシンポジウムが开催できるのかと不安になりました。お互いをよく知らず、メンバーの考えや人柄を探る试运転のような感じのミーティングが数回続きました。しかしその后回数が増えるにつれて、そのような状态から少しずつ脱却し、ミーティングの雰囲気もフレンドリーな感じに変わっていきました。その一方で、先生が出席する时は紧张感が漂っていました。
通常は学生委员会のメンバーが集まって行われますが、月に数回シンポジウムを担当する先生方とのミーティングもありました。日本人の先生以外にアフリカ出身の先生もおられ、使用言语は全て英语でした。
ミーティングで自分の担当している作业の进捗を英语で説明?报告し、英语で质问され、英语でアドバイスを顶きました。时には先生に早口で言われ、何を言っているのかわからなくなり、うろたえることもありました。先生とのミィーティングはいつも早く终わってくれ!と内心思ったものです。
シンポジウムの开催は11月。开催が近づいてきた10月の中旬からは、忙しさが増しました。リーディング大学院の学生は所属する自身の研究科の必修科目に加え、プログラムごとに定められた讲义や研修を履修しなければなりません。そして、研究も行う必要があります。シンポジウムの準备を顽张れば顽张るほど、大変でした。シンポジウムのポスターを大学构内の指定された掲示板に贴り、地下鉄の黑料网駅、近隣の八事日赤駅にも许可をいただいて掲示し、広报活动を行い、配布资料の印刷や会场の下见、リハーサル、设営などなど、準备はここで挙げればいくら书いても终わりません。作业は开催日の前日、ギリギリまで続きました。
やっと迎えた、当日のシンポジウムは3つの构成で行われました。
1、工学研究科宇治原教授による基调讲演「やるか?やらないか?-リーダーとは何か」
2、リーディング大学院学生による発表 「技术と社会について」
3、ディスカッション
宇治原先生は日顷から民间公司との共同研究をはじめ、积极的に产学官连携に取り组んでおられる先生です。先生はイノベーションの重要性やイノベーションをけん引するために必要なリーダーシップとは何か、「やるか、やらないか」今チャレンジすることの重要性、そして「イノベーションは何もないところからは生まれず、様々な既存製品と既存製品との掛け合わせによって、新しい価値が生まれ、それらが新しい製品になっていく。それらが结果としてイノベーションになる」とエネルギー溢れる讲演をされ、私は强い衝撃を覚えました。
基调讲演の后はリーディング大学院の学生による発表が行われました。3つのグループが社会の问题を解决すべく、技术と社会の観点から、グループで话し合ってきたアイデア、携帯端末や义足、次世代の农业などの现状や可能性などについて発表しました。
今回参加した学生は日本人のみならず、中国、韩国、フィリピン、ベナン、パキスタンなど様々な国から来日している留学生も参加し、発表のために何度も议论を重ね準备して来ました。
また今回のシンポジウムではディスカッションのために公司の方3名に来学していただきました。大手自动车部品会社アイシン精机で研究开発に携わっておられる、名大翱叠の谷口様、尝贰顿の开発にも関係し、ノーベル赏を受赏した天野教授とも亲交のある豊田合成の牛田様、起业家を応援するプロジェクトに携わり、公司の経営の助言などを行う新日本有限责任监査法人の松叶様に来ていただきました。来宾の方々は日顷から研究の第一线で「イノベーション」に関わっておられ、民间公司の立场から大学の讲义では闻くことができない贵重なコメントをいただきました。
シンポジウムはリーディング大学院の説明会を含め约5时间の开催でした。このシンポジウムが无事に终わりホッとしています。无事に开催できたのも、来宾の公司の方々や学生を支えてくださった教职员の方々、そして参加してくれた学生のみなさんのおかげで、感谢の気持ちでいっぱいです。シンポジウムが终わった时、みんなのすがすがしい笑颜は印象的でした。时には意见の対立から感情的になり、ケンカになりそうな时もありましたが(异文化や多様性を肌で学ぶ场面でもありました)、様々な试练を乗り越えた结果、一つのチーム、仲间意识が芽生えたように感じました。もちろん次回のシンポジウムに向け、反省すべき点はあります。反省点はきちんと検証し、次回の参考になるようにしておきます。
私はこのシンポジウムでどのようにしてチームを作り、考えや思いが违うメンバーと目的意识を共有し、共に同じ道を歩んでいくためのヒントを得ました。そして、委员会メンバーや参加してくれた学生、来宾や教职员の方々など様々な方に出会うことが出来ました。出会いは「财产」だと思います。高校生のみなさんも様々な场面で、いろんな人に出会うと思います。両亲?家族や学校の先生、塾の先生、クラスメートや部活の先辈后辈などです。出会いを大切に、学校生活を送ってみてください。また违った视点で、人生を楽しむことができるかもしれません。
Profile
所属:生命农学研究科博士前期课程1年生
出身地:兵库県