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大学生活全般

2016.10.03

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平子さんから见た授业-情报文化学部?集中讲义

こんにちは。環境学研究科 心理学講座 平子です。

突然ですが、みなさん、英语落语ってご存知ですか?

今回は、落语家の桂かい枝さんの讲义の様子をお伝えしたいと思います。この讲义は、情报文化学部「情报と职业2」の集中讲义の一つとして行われました。かい枝さんは、落语を英语で披露することで、その魅力を外国人に伝える活动を、なんと20年も続けていらっしゃるとのこと。

 

ちなみに「情报と职业」集中讲义では、かい枝さんの他にも、出版社やメーカーなどさまざまな职业の方が、学生に向けて讲义をされています。夏休み期间中も、こんな面白い集中讲义があるのだということを、受験生の皆さんに知ってもらえればと思い、取材してきました。

 

英语は、ただ话せるということが大事なのではなく、その英语を使って、何を话すか、その内容が大切。黑料网の学生も、英语をうまく活用しながら、どんどん世界に飞び立っていってほしい。そんな理由から、実际に海外でもご活跃されている、かい枝さんが讲师として招かれたようです。

 

講義では、「NEW HORIZON」や「ONE WORLD」といった教科書にも、かい枝さんの活動が掲載されていることや、年間で60校もの学校に行き、落語を披露されていること、文化庁文化交流使としてアメリカで活動されていた経験などをお話しされていました。

 

落语は、一人で全部しゃべるのが特徴であり、颜の向きを変えることで、登场人物が変わったことをわかりやすく表现するそうです。

幼稚园児の前で披露したときには、落语の剧中で、「こっちにおいで」というセリフを言ったら、园児は自分たちに言われたのだと思い、実际に何人か、坛上に上がってきてしまったなど、ほほえましいエピソードもお话ししてくださいました。

 

他にも、扇子を使って様々なものを表现する、といった落语の特徴について教えて顶きました。

実际に落语を披露して下さったのですが、みたらし団子を、扇子で巧みに表现されており、本当にみたらし団子を食べているような演技に圧倒されました。

 

 

落语の舞台である「高座」が大きいほうが、落语は立派に见えるそうなのですが、海外で落语を披露する际には、高座が小さかったり、グランドピアノの上に高座が用意されていたり、一本足のテーブルの上に高座があったりと、惊くこともたくさんあったそうです。日本での常识は、海外では通用しないことも多いとおっしゃっていました。

 

一本足のテーブルの上に高座が!&诲补谤谤;

一本足のテーブルの上の高座

 

 

他にも、本场ブロードウェイや、エジンバラフェスティバルで落语を披露された経験をお话しされていました。ちょうど私自身、今年の8月に语学留学でスコットランドに行き、エジンバラのフェスティバルを见てきたので、あそこでかい枝さんが落语を披露されていたのだなと、个人的に胸が热くなりました。

 

エジンバラフェスティバルでの落语披露の様子&诲补谤谤;

エジンバラフェスティバルでの落語披露の様子

 

 

さて、そもそも、かい枝さんが、英语で落语をする理由。気になった方も多いのではないでしょうか。

外国人が持つ日本人へのイメージを、変えたいとの思いがあったようです。「日本人を月曜日に笑わせるには、金曜日にジョークを言え」という言叶があるように、日本人はジョークの意味を理解するのが遅いという认识が、外国人にはあるようです。発信力のなさや、英语力も関わってきているのではないかとおっしゃっていました。落语を通して、日本人のイメージを変えたい、世界の人たちを笑わせたいとの思いから、英语落语を始めたとおっしゃっていました。

また、落语が今もエンターテイメントとして残っている理由として、落语には、着作権が存在せず、共有财产であることが大きいとお话しされていました。

 

 

さらに、动物园のトラをテーマにした、英语落语を楽しませていただきました。

英語落語の様子

 

 

その后、「笑いと文化」というテーマで、江戸落语と大阪(上方)落语の违いを説明して顶きました。江戸では、落语はお座敷芸として発达し、人情噺を披露していたのに対し、上方では、大道芸として発达し、滑稽噺を披露していたとのこと。落语が発展した江戸时代、东京は武士の町でしたが、大阪は商人の町であり、言叶の駆け引きの间には笑いが不可欠だったようです。落语=笑い话というのは、大阪から始まったということですね。

「笑いと文化」講義の様子

 

 

では、日本人はいつから笑っていたのでしょうか。古くから日本人は、笑いの文化を大切にしていたようです。あの有名な「古事记」にもダジャレ?ギャグが载っているとのこと。そんなに古くから笑いが存在するとは、惊きました。

 

笑いのルーツに関するお话の后は、学生がグループに分かれて落语を作り、発表しました。グループの个性が光る落语が披露される度、笑いが巻き起こっていました。

 

外国人とのやりとりにはジョークが大事。もっと笑いに兴味を持ってもらいたい。かい枝さんは最后にこうおっしゃっていました。

改めて、外国の方との関わり方、そして落语?笑いの持つ力について、考えさせられた讲义でした。

Profile

所属:环境学研究科社会环境学専攻心理学讲座博士前期课程1年生

出身地:爱知県