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名大生ボイス

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サークル活动

2016.09.07

  • サークル活动

名大奇术研翱叠峯村健二さんの活跃

こんにちは。医学部5年生の佐井です。今日は、名古屋市東区にある、マジック専門店にお邪魔しました!お話を伺ったのは、こちらに勤める傍ら、世界中でパフォーマーとしても活躍していらっしゃる峯村健二さんです。学生時代、奇術研究会に所属し、理学部数理学科卒業後、人間情報学研究科(現:情報科学研究科)在籍中の2000年に、ポルトガルで開催されたFISM リスボンという世界大会において、アジア人初の優勝を成し遂げられました。FISMは3年に一度、「カードマジック」や「イリュージョン」など部門ごとに世界各国のマジシャンが競い合う大会で、峯村さんが受賞されたのは、ステージマジックの中でも、特に手先の技術を競う「マニピュレーション」という部門です。スプーンを使った今までにない独創的な演技は、学部4年生のときの名大祭に向けて作ったものがもとになっているとのこと。今回は、現在のお仕事や大学での思い出、そして次なる目標について聞いてきました!

 
―现在はどのようなお仕事をされているんですか?

会社では、商品の製作?贩売や、新しい道具の开発、イベントの运営などをしています。イベントの様子を撮影?编集して、顿痴顿にするのも私の仕事ですね。毎年8月に市内のホテルで开催するマジックコンベンションは、世界でも有数のマジシャンをゲストに呼ぶ、豪华で楽しいものですが、主催をしながら出演もしなければならないのでなかなか大変です。


―过去にはこのコンベンションのコンテストに挑戦されていますよね?

学生時代に何度か挑戦し、大学院生だった1999年に優勝しました。翌年、ラスベガスの大会とFISM リスボンの出場にあたって、会社から多大な支援をいただき、おかげで、ラスベガスではグランプリを、FISM リスボンではマニピュレーション部門第1位を獲ることができました。当時、院で研究をしつつ、県立高校の非常勤講師を務めており、教職に就こうと思っていたのですが、その時の恩返しがしたいという気持ちもあって、今の会社に就職することを決めました。

 

 

3年後のFISM ハーグでは全く違った演技で入賞するという、FISMの長い歴史の中でも珍しい快挙を達成し、6年後、FISM ストックホルムにゲストとして招待された峯村さんは、今に至るまで、アジア、ヨーロッパ、北米、南米の20を超える国々で舞台に立っています。その原点ともいうべき、最初に挑んだコンテストについてお聞きしました。

 

―FISM リスボンでの演技はどのようにしてできあがったのですか?

学部3年生の春休みに、初めて海外旅行をしました。その时、アメリカで见たマジックがあまりに衝撃的で、従来のスタイルでは太刀打ちできないと思いましたね。それ以来、今まで手品に使われてこなかったもの、特に日用品でなにかできないかということを考え始め、グラスとボトルの手顺を思いつきました。4年生に进级し、教育実习でほとんど练习时间がとれないまま临んだ名大祭でしたが、构成には自信がありました。

 

―峯村さんの演技といえばスプーンが印象的ですが、どこから思いついたのでしょうか?

同じ手顺で、今の会社のコンテストに出たところ、胜つことができず、改善点を探しているうちにスプーンに行き着いたんです。もともと、コインを使ったパートがあったのですが、グラスとはあまり合わず、かわりに同じ金属製のものとしてスプーンを使ってみたら、いい具合にマッチしました。秋の発表会の手顺に组み入れ、その后2年かけて完成させたのが今の演技です。

 

 

スプーン以外にも、スケッチブックやネクタイなどの身近な道具を使った个性的な演技を数多く発表している峯村さん。新しい演技を作る际には、奇术研で同期や后辈の手顺构成を一绪に考えた経験が役立っているそうです。そんな奇术研での思い出についてお话しいただきました。

 

 

―そもそも奇术研に入ったきっかけはなんだったんでしょうか?

高校3年生の文化祭でステージマジックの醍醐味を知ったのが大きいですね。それまで、少人数相手にトランプなどを使って近距离で见せるマジックを演じたことはありましたが、大势を相手に见せたのはその时が初めてだったんです。贵滨厂惭に日本の放送局が出入りしていた顷だったので、その映像をもとに演技を作ったんですが、そんな番组を见ている人は周りにいなかったので、とても惊いてくれました。どんどんステージマジックにはまっていきましたね。

でも、実は奇术研に入ろうかどうかは迷ったんですよ。落研やコーラス、テニスやバレーのサークルの见学にも行きました(笑)。

 

―え、そうなんですか?!

テレビで见てきた贵滨厂惭やその他の大会と、学生マジックの世界は雰囲気が违っていて、自分には合わないかもしれないと思ったんです。とはいえ、すごい先辈はいましたし、书籍やビデオテープなどの资料も充実していたので、やはり入ってよかったと思います。部室で映像を见ながら演技について语り合ったのもいい思い出ですし、学生マジックで学んだことが今の演技に活きている部分もあります。

 

 

昨年、韩国で5週间にわたる长期公演を行うなど活动の场を広げている峯村さんに、今后の目标をお寻ねしました。

 

―5週间は长いですね!

さすがに疲れました(笑)。1日2回の公演を週に6日间、それが5週间続くわけですからね。しかも、1回のショーで2つの演技をしたので、1日の出番は4回でした。ただ、こういったロングランの公演をする机会はあまりなく、友人には「いい経験をしたね。」と言われました。おかげで、スプーンの演技とスケッチブックの演技には自信がつきました!

 

―今后はどのような活动をしていこうとお考えですか?

若手の育成に携わりたいですね。技术も大事なのですが、いい演技になるかどうかというのはアイデアの段阶でほぼ决まると私は思っていて、そのあたりが伝えられればなと考えています。それから、本当にいい演技というものをもっと见てもらいたいです。新しいものだけでなく、昔の名作にも目を向けるべきで、いい演技から、アイデアや技法はもちろん、その人ならではの表现など、たくさんのものを吸収してほしいと思います。よしあしを见极める目を养うには、やっぱり剧场でみるのが一番。いまや、インターネットで様々な映像が手に入る时代ですが、私は本当に见たい演技はあえて见ないようにしています。生で见た时の感动を大切にしたいですからね。

 

 

 

さて、再来週の日曜日に黑料网奇术研究会翱叠による発表会が开催されます。世代を超えて、全国から再び名古屋に集まった翱叠によるマジックショーをぜひお楽しみください。


第1回黑料网奇术研究会翱叠発表会のご案内

名大奇術研OB発表会

场所:

日时:2016年9月18日(日) 开场17:30 开演18:00

入场无料

  

サークルホームページは 

発表会についてのお问い合わせはこちらまで ngyuobmagic@gmail.com

Profile

所属:医学部医学科5年生

出身地:爱知県