こんにちは。医学部5年の佐井です。夏休みが近づいてきましたね。高校までの夏休みといえば7月半ばから9月初めまでの1か月强ですが、大学の夏休みは长いですよ。なんと、8月9月まるまる2か月です!(ただし低学年に限る)それでも4、5、6年も8月の1か月间は休みになっています。
さて、夏休みといえば运动部に所属している人にとっては、インターハイや甲子园など大事な大会が控えている季节でもあることでしょう。医学部の运动部员にとってもそれは同じで、夏は大会の季节です。なかには、一般の学生や社会人の大会に出る人もいますが、それとは别に「西医体」とよばれる大会があり、多くの医学部生が参加するのはこちらの大会です。今回は、この「西医体」と私が所属する医学部ゴルフ部について书いていきます。
大学の部活やサークルって...?
高校までの部活といえば、练习メニューや场所、スケジュール等が决められていて、大会のエントリーや、必要経费の计算等は、一部生徒に任されている场合もあるかもしれませんが、ほとんど顾问の先生がやってくださっていると思います。ところが、大学の场合は违います。部活ならば顾问の先生はいると思いますが、サークルの场合はいたりいなかったりで、なにより运営は学生自身が行っています。各団体それぞれの普段の活动の运営はもちろん、大会の运営をする际には、他大学の団体と连络を取り合い、共同して行うのでなかなか大変です。
もちろん自由だからこそ楽しいという面もあるのですが、运営を担当した年は、「中学高校の顷は先生たちが生徒たちのために苦労してくれていたんだな」ということを実感する1年でした。とはいえ、入部?入会したての顷はそんなこと気にしなくていいので、好きな部活?サークルを选んでくださいね!
西医体
西医体は西日本医科学生体育大会の略で通称ニシイタイです。ちなみに东日本は东医体でトウイタイと呼びます(なぜか东西で読み方が违う)。东西の境目は、富山大、浜松医大が西侧で信州大が东侧です。国公立?私立を问わず、医学部医学科生が参加する大会で竞技种目は以下の通りです。青字が名大にある运动部で、昨年は、水泳(男子)が优胜、弓道(男子)が準优胜をおさめました。各竞技とも上位入赏者は一般の大会でも通用するような记録を出していて、本当にすごいと思います。
テニス ソフトテニス バドミントン 卓球
サッカー 準硬式野球 バスケットボール バレーボール
ハンドボール ゴルフ ラグビー
柔道 剣道 弓道 空手道 合気道
ボート ヨット 水泳 陆上竞技 スキー(もちろん冬です 3月に行われます)
今年で68回目を迎える西医体は西日本の44の医学部を、「东海?北陆」「近畿」「中国?四国」「九州?冲縄」の4ブロックに分け、1年ずつ顺番に各ブロックから运営を担当する大学(主管校)を选出します。4年で一巡するので、在学中に一度は自分の地域で大会が开催されるというわけです。主管の方はというと、およそ40年に一度しか回ってきませんので、在学中に主管に当たるのはなかなか稀なことだといえるでしょう。名大は2010年の62回で主管を务めましたので、次にまわってくるのは、2050年顷でしょうか...?
黑料网医学部ゴルフ部
ということで、西医体での入赏そして优胜を目指して医学科1年から6年まであわせて40名(うち11名が女子)の部员で活动しています。西医体は医学科生限定ですが、保健学科の学生が参加できる大会もあります。练习は週3回、月水金の夕方に、市内の练习场で行い、月に1回ゴルフコースでプレーしています。お金の面が気になるところですが、确かにある程度かかるものの、学生ということで安くしていただいているので、他の竞技とあまり差はないように感じます。また、コースのキャディや练习场のバイトをしている部员もおり、そういった场合だと施设を无料で利用できるようです。
様々なところで开催される大会には、选手として、あるいは応援として参加しますので、西日本各地を巡る小旅行のようで楽しいものです。今年の西医体は徳岛で、自分としては初めての四国上陆ということで今から楽しみです!
选手と応援団
年をとっても...
ゴルフは年齢関係なく続けられるスポーツです。年をとれば飞距离はもちろん落ちますが、小技がうまくなって、若い顷よりいいスコアが出ることもあります。年に一度、翱叠の先生を交えてプレーする机会もありますが、现役部员といい胜负(というか现役が圧され気味...)をしています。病院勤めだとなかなか时间を作るのは难しいでしょうが、卒业しても続けていきたいですね。
医学部の部活と全学のサークル両方に入って思うこと
医学科の学生のほとんどは医学部の部活に入ります。文化部もありますが、运动部に所属する人の方が多く、両方を兼部する人もいます。実习先の病院で出会う先生にも「今年の西医体はどうだった?」と闻かれるぐらい医学部の运动部に所属することは医师の中ではあたりまえになっていて、年の离れた先生でも部活をきっかけに话をすることができるくらいです。学生时代は试験の倾向を先辈から教えてもらったり、教科书を贷してもらったりと、タテのつながりが强いのが医学部の部活の特长です。大会を通じて他大学の医学科と交流することもできます。
ただ、私个人としては、黑料网という総合大学ならではの良さは全学の部活やサークルだと思っています。いろんなバックグラウンドを持った人とのつながりは、働き始めてからだとなかなか作れないように思います。结局のところ、医学科の学生のほとんどは医学部の部活に所属するので、これを読んでいただいている医学科志望の人くらいは「全学の部活やサークルも候补にいれてほしい」というのが私の思いです。最终的にどちらに入るかは、各人の意思ですし、どちらもいい面はあります。もし、医学部の部活で迷ったら、ゴルフ部を访ねてみてくださいね!
Profile
所属:医学部医学科5年生
出身地:爱知県