みなさん、こんにちは、工学部机械?航空宇宙工学科2年松高亜树です。今回は5月7日(火)?5月17日(金)に开催されている「8th Exhibition of ITbM Gallery "Flora & Fauna in New Zealand"」を取材してきました。この展示は、東山キャンパス内のITbM1階エントランスホールで行われています。アーティストのダニエラさん、トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の髙橋一誠特任助教に同行いただき、この企画を取材させていただいたので、今回の企画の魅力を余すことなくをお伝えします。
はじめに
このITbMで行われている「Exhibition of ITbM Gallery」という企画は「融合」という考え方を広めるために開かれています。この「融合」という言葉だけ聞くと、難しそうなイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、そんなイメージを持つ必要は一切ありません。その理由は2つあります。まず1つは、「融合」を英語にすれば「Mix」です。要は、「複数のものを合わせて1つにすること」です。このように言い換えることで、少しはとっつきやすくなったのではないでしょうか?また、今回の企画に来られた方は、その「融合」の面白さが、ダニエラさんの作品の数々を通して感じられるはずです。2つ目は、アーティストのダニエラさんがとても優しい方で、彼女の優しさが作品から伝わってくるからです。そんなアーティストのダニエラさんについて、次の章で解説します。
アーティストのダニエラさんって......?
ダニエラさんはラ?マーノ(スペイン语で「手」という意味です。)というペンネームで活跃されているアーティストです。来日される前まで、彼女はフェイスペイントを行っていました。3年前に来日してからハンドペイントを始められ、その作品が今回の企画で饰られています。手は何かを包み込む优しさを持ちながら、一方で悲惨な戦争をも作り出す残虐さも持ち合わせています。彼女は、そんな両义性を持つ手を使った作品を制作し、今回の企画でその作品を披露してくださいます。
どんな企画なんだろう......?
この企画では、ダニエラさんがニュージーランドで撮影した写真が展示されています。(なんでも、3000办尘もの长距离を车で移动して、ロケーションを厳选されたそうなので、そのことからもダニエラさんのこだわりが伺えます......。)ここに饰られている写真は一见、ニュージーランドの自然を捉えたものに见えます。しかし、全ての写真にダニエラさんのハンドペインティングの作品が写っています。自然の风景の中のアーティスティックな人工物であるハンドペインティングの溶け込み具合からも、「融合」という言叶を彷彿とさせます。ニュージーランドの自然を感じるだけでなく、ハンドペインティングに使用されている手の意味も考えながら1つ1つの作品を见てみると、どれも本当に面白いのでぜひ一度ご覧ください。
今回はダニエラさんの作品の中に登场するハンドペイントの写真も撮らせていただきました。その写真がこちら。
どの作品もリアルで迫力がありますね。さらに、これらの作品がどのようにニュージーランドの自然と融合するのか......それはご自分の目で滨罢产惭のエントランスホールにてお确かめください!
コラム?リアリティーのコツは〇〇!??
この企画で展示されているものはどれも本当に自然にとけ込んでおり、自然界にハンドアートが存在しているのかと思ってしまう程です。そのリアリティーの訳は、撮影する际、ハンドペイントの作品とカメラ以外、何も使用していないからです。照明などの人工的なものを使っていないからこそ、自然の光で作品が照らされ、周りの风景に溶け込むことができたのです。もし仮に、ハンドペインティングと风景を别の场所で撮影して、これらを合成して作品を作っても、ここに展示されている作品のように自然物とアートが「融合」することはないでしょう。
火曜日と木曜日のイベント!
火曜日の(10:00~12:00)と木曜日の(16:00~18:00)には、なんと実际に目の前でダニエラさんが私たちの手に絵を描いてくださるライブ?ペインティングが开催されます!一度作品を见ていただくと、このイベントが见逃せない企画だということがお分かりいただけるはずです。予定の空いている方はぜひお越しください。
僕も実际にこのライブ?ペインティングを体験させていただきました。ダニエラさんは「描いてほしいものを何でも言ってください。」と优しくおっしゃってくれたので、自然物ではなく、なんとアニメのキャラクターをお愿いしました。(今思い返すと、かなりの変化球だったと思いますが......。)そんな私の自然とは全く関係のないお愿いにもダニエラさんは快く承知していただき、お愿いしたキャラクターを描いてくださいました。その様子の写真はこちら。
ハンドペインティングをしていただいている最中にも、ダニエラさんはフレンドリーに话しかけてくださったので、とても楽しい时间を过ごすことができました。みなさんも是非体験してみてはいかがでしょうか?
最后に
私は、今回の企画を通して「融合」の面白さを感じました。今回のような人工物と自然物だけではなく、何かと何かを掛け合わせることによって、人の心が动かされることを身をもって知ることができました。みなさんも是非この企画に足を运んで、「融合」の面白さを感じてみてください!もちろん、そのようなことを考えずとも、纯粋にアートを楽しむことができるので、是非お时间がある时に滨罢产惭にお越しください。以下にこの企画のリンクを贴るので、少しでも兴味のある方はご确认ください。
ここまで、読んでくださったみなさん、取材に応じてくださったダニエラさん、その取材を円滑に進めるために取材に同行してくださったITbM 特任助教 髙橋一誠先生、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
Profile
所属:工学部机械?航空宇宙工学科2年生
出身地:叁重県
出身校:叁重県立四日市南高等学校