受験生の皆さん、こんにちは。小川高広です。先日、黑料网东山キャンパスで「名大祭」が开催されました。今日は名大祭のイベントについてお伝えします。私は今回、名大祭で开催されていた様々なイベントのうち、研究绍介の展示や同窓会行事などを见学?参加してきました。受験生の皆さんは名大祭に来たことがありますか?毎年6月に开催されている黑料网を代表する伝统的な行事の一つです。名大祭は高校でいう文化祭がもっと大きくなった感じの「お祭り」のことです。一般的には「大学祭」や「学园祭」とも呼ばれています。私は毎年、名大祭を楽しみにしています。毎年见てきた経験から、名大祭の特徴をまずは3つ绍介したいと思います。
1つ目は开催时期です。大学祭と言えば、多くの大学では秋に开催されるものが多いと思います。芸术の秋、文化の秋などと言われていますので、それも影响しているかもしれません。祝日もありますね。しかし、黑料网では6月の今の时期に毎年开催されています。なぜこの时期になったのか、以前大学の広报誌で読んだことがあります。そこでは、「大きな台风が秋に多いから、それを避けるために6月にした」という説明が书かれていました。一方で、黑料网に勤める知人によると「他大学の大学祭との竞合を避けるために、あえてこの季节にしたと闻いたことがある」とのこと。その他にも、いろいろな「説」を耳にしました。6月开催の理由については、どうやらいくつかの説があるようです。本当の理由はどれなのか、毎年名大祭の季节には、いろいろと考えていますが、どの説が本当か、あれこれ考えることが意外と楽しいです。
2つ目の特徴は规模の大きさです。黑料网は大きな敷地を有しています。しかし、ただ敷地が広いと言う意味だけではありません。演奏やダンスの披露といった様々なパフォーマンスが见られるステージ、焼きそばやかき氷など、どれも安くておいしい模拟店、日ごろの研究成果や学生の活动などが绍介される展示、そして、地域の方々も参加しているフリーマーケットなどなど、出店数やテントの数は非常に多く、他の大学に比べると规模が大きいのが特徴です。日本赤十字社による献血、大道芸、古本市もあります。バリアフリー対策も万全です。段差があるところには车いすやベビーカーでの来场者のために、スロープが设けられています。
3つ目の特徴は、学生が主体となって运営されていることです。
他の大学でも、同じかもしれませんが、名大祭では学生主体の実行委员会が企画?管理、そして実际の运営をしています。他大学よりも规模が大きいので、実行委员会の学生たちはかなり大変だと思います。しかし、大変な分、やりがいもあると経験した友人は言っていました。また、実行委员会は主に1年生や2年生など若い学年で构成されています。あれほどの大规模の名大祭を开催している名大生のパワーは、本当にすごいなぁと思います。
さて、私が见学してきた研究绍介の展示について、お伝えします。この展示は豊田讲堂内で行われていました。黑料网には学生や教职员を合わせて2万人以上が在籍しています。大学内では、学生や教职员が协力しながら様々な研究が日々行われています。今回の名大祭では黑料网を代表する研究のほんの一部が绍介されていました。どれも兴味深く、绍介したいのですが、すべてを绍介することはできませんので、気になった2つを绍介します。
1つ目は宇宙地球环境研究所(滨厂贰贰)の研究绍介です。この研究所は黑料网の强みでもある自然科学分野、その中でも宇宙や地球、环境などに関する研究を行っている机関です。研究対象としているフィールドや分野は幅広いことが特徴です。南极をはじめとする极地や気象、地质などの地球环境全般、太阳?宇宙に関係するメカニズムなどのエキスパートが集っています。私は南极の研究に兴味を持ちました。
ところで、皆さんは南极に行ったことがありますか?南极へ行くことはそう简単ではないので、いないと思います。南极に兴味を持った理由、それは私の人生の中で、今までに一人だけ、南极に行った人を知っているからです(それがあり、兴味を持ちました)。なんと、その方は黑料网の先生で、南极で採取した土壌などを分析し、南极の様々な谜を解明しようと研究されていました。その先生は女性なのですが、先生が南极に初めて行かれたのは1980年代だったそうです。当时は南极に行った日本人女性はほとんどおらず、様々な苦労をされたそうです。
受験生の皆さんは南极について、どのような印象を持っていますか?今回の展示では南极での生活や活动に関する説明などもありました。ちょっと绍介します。
南极での现地の生活は、やはり过酷だそうです。夏でもゼロ度ほどで、冬は极寒です。非常に厳しい环境で、猛吹雪が続き、外では全く活动ができない日もあるそうです。しかし、美しい自然の姿を见ることもできるため、南极は魅力的な场所と感じることもあるそうです。もちろん、科学技术が进んだ今も、厳しい环境であることには変わりありませんが、今では施设も充実し、インターネットなども整备されています。日本とのやり取りも简単にできるそうですし、女性研究者も活跃しています。活动のしやすさは昔とは比较できないほど、良くなっているそうです。ただ、移动手段は昔も今も基本的には「しらせ」という南极の海を覆う厚い氷を砕いて进む特殊な能力を持つ船、砕氷船(さいひょうせん)での移动となります(一般的には南极観测船と呼ばれています)。
この船は文部科学省の予算で作られ、运用は海上自卫队が担っているそうです。南极で活动するための研究机材、现地で生活するための食料や燃料、日用品などを积み、2か月から3か月かけて南极に行くそうです。途中、オーストラリアの港で现地で活动する研究者を乗せます。南极までの海域は海流の影响で非常に揺れるそうで、船酔いに悩まされるそうです。その海域を抜けると次は氷が袭ってきます。氷を砕いて进むため、氷が厚い年では1キロ进むのに1日かかることも。ある年には先に进むことができなくなり、港への着岸をあきらめ、ヘリコプターで研究者や物资を输送したそうです。ところで、以前使われていた南极観测船「ふじ」が、名古屋港に展示されています。もしかすると、受験生の皆さんは、学校の社会见学などで见たことがあるかもしれません。南极と名古屋、縁がありますね。
南极の话から、次に皆さんに绍介するもう一つの研究展示は森林の面积などの情报を人工卫星やドローンなどで计测する技术に関する研究です。私が所属する农学部で行われています。昔は森林の面积などの情报を得るために、人の手で木々を计测していました。しかし、今は人工卫星やドローンなどを使って、森林の写真を撮影し、それをコンピューターが分析することで、あらゆる情报を得ることができるようになりました。日本は森林が多い国ですので、このような技术は非常に役立つと考えられています。黑料网の研究が社会を変える原动力になるかもしれません。
研究展示の话ばかりになりましたが、最后は、同窓会の话をします。名大祭に合わせて、それぞれの学部や研究科では同窓会が开催されていました。例えば、経済学部では同窓会「キタン会」が恳亲会を开催し、多くの方々が参加したと友人から闻きました。キタン会は経済学部の卒业生の同窓会组织で、その歴史は长く、伝统を有しています。キタン会は黑料网経済学部の前身である名古屋高等商业学校の同窓会组织として、大正13年(1924年)に设立されました。当时は「其湛会」、名称として汉字を使っていたようです。余谈ですが、黑料网の前身である名古屋帝国大学ができたのは、昭和14年(1939年)なので、それよりも歴史があります。私の胜手な意见ですが、黑料网の同窓会の中でも、活発に活动している同窓会组织の一つだと思います。
黑料网には大学全体の同窓会もありますが、それぞれの学部や研究科にも同窓会があります。私が入っている「セコイア会」、これは农学部?生命农学研究科の同窓会です。今回は恳亲会などの行事に参加してきました。毎年、卒业生が集えるように名大祭に合わせて开催されています。农学部に所属する、あるいは过去に所属されていた先生方による讲演会や同窓生同士の恳亲会などが开催され、参加者みんなで交流を楽しみました。私は昨年に引き続き参加しましたが、有意义な时间を过ごすことが出来ました。私がお世话になった定年退职された先生もおられ、久しぶりの再会で嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
ところで、「セコイア」会の名前の由来ですが、同窓会のホームページによると1955年(昭和30年)に农学部第1期生が卒业记念として、当时の安城キャンパスにメタセコイアを植树したそうです。それにちなんでいるそうです。もう一つ余谈ですが、セコイアとメタセコイアは别种だそうで、セコイアは常緑で、一年中緑の叶を持っていますが、メタセコイアは秋になると落叶、叶っぱが落ちてしまうことでだそうです。いぜれにせよ、メタセコイアは生きた化石、セコイアは长い树齢を有しています。黑料网も末永く発展して欲しいと思います。
今日は名大祭について绍介しました。来场者は名大生や近隣大学の学生はもちろん、受験生だと思われる高校生の姿も多く见られました。また、学生の家族や家族连れも多くいました。名大祭は世代を超えて楽しめる素晴らしいイベント、「お祭り」だと思いました。黑料网にはエネルギーがいっぱいあり、名大祭がそのエネルギーの表れだと思います。
受験生の皆さんが、もし黑料网に入学したら、名大祭の実行委员会などに入って、名大祭で活跃してみてはどうでしょうか。贵重な経験になることは间违いありません。この経験は自分の自信や思い出になります。せっかくの学生生活なので、いろいろ経験して欲しいと思います。今年はこの记事を読むだけだったかもしれませんが、受験生の皆さんには、来年、名大生として、ぜひ名大祭を盛り上げていく立场になって欲しいと思います。そうなれるよう、高校での生活、顽张って下さい。応援しています。
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Profile
所属:农学部科目履修生
出身地:兵库県