はじめに
皆さんこんにちは、工学部3年の塚本です。受験生の皆さんは、夏休みもいよいよ终わりに近づき、もうじき2学期が始まるといった顷だと思います。皆さんはこの夏休みを有意义に使えたでしょうか。模试やオープンキャンパスに参加してモチベーションが上がった人、结局何をしていいか分からず右往左往してしまった人、塾の夏期讲习や参考书などで苦手科目を満足に復习できた人、部活や学校の课题で手一杯で受験勉强らしいことが何もできなかった人、などなど様々だと思います。
ちなみに私は、夏休みが终わって、「あ、终わったな、、、。」という気持ちでした。部活の试合で夏休みは半分溃れ、模试の成绩は相変わらず贰判定、塾に行っている人は着々と成绩をあげ、自分に合った対策を进めているのにも関わらず、なかなかこれといった勉强计画を组むことができず、かろうじて得意科目であった数学の二次対策をするものの急に上がる问题のレベルに完全に自信を失っていました。
そんな私ですが、2学期后半からぐんぐんと模试の成绩をあげていきました。センターも夏前は600点台だったものが200点以上伸び、判定もだんだん上がって础判定にまで昇りました。私の周りの名大生に话を闻いてみると、案外私と同じ境遇だった人は多いように感じます。夏休みが终わる今この时期、ここからでも十分取り返せます。
今回は、特に夏休み终了?11月末までの私の受験勉强について、特に成绩向上につながったと感じるポイントを话していこうと思います。夏休みをうまく活用できず、このまま取り返せるか不安な受験生の方々には、是非最后まで読んでいただけると嬉しいです。
※ここでは一次试験(共通テスト)をセンターと书いていますが、皆さんの场合共通テストに置き换えて参考にしてみてください。
私の受験期の流れ
まず、私の受験期の大まかな流れについてですが、进学校ではあるものの、特别偏差値の高い进学校というわけではないので、夏休みまではほぼ通常の授业を受け、夏休みは授业の復习程度の课题が出たのでそれと、数学の二次対策を少し进めていたくらいです。塾などには通っていなかったので、高校で开かれている补讲や模试を利用していました。秋からは学校开催の模试を土日に受けました。特に9月?10月は毎週のように模试があり、定期考査の时期とも重なってかなり忙しかったです。国数英は夏休み前にほとんど范囲は终わっていましたが、理社に関しては、センター対策に入る直前の11月末までかかったのを覚えています。12月からの授业は全てセンターの过去问?类似问题を解く时间に当てられ、放课后の补讲などで二次対策を行い、センターが终わってからは二次対策に集中という流れでした。
私自身、成绩が伸びだしたのは10月末ごろで、12月~は过去问対策のみで成绩自体は安定していました。そう考えると、夏?冬は他の受験生とやることに特に差分はなかったので、やるべきことが集中してしまう9~11月の秋の时期の过ごし方で差がついたように思います。この忙しい秋の时期をどう乗り切るかが2学期后半で飞跃的に点数を伸ばすポイントです。
优先顺位をつけて取り组む
2学期からは普段の授业に加え、学校や塾などの受験対策がいよいよ本格化し、补讲や模试が毎週のようにあるため模试対策や復习に追われ、苦手教科の復习や、二次试験対策など、个人の勉强に当てる时间を确保するのがとても难しいです。かといって、个人の勉强の时间が十分に确保できないと、模试で手応えを感じることができず、ますます状况は悪くなっていきます。そんな悪い循环にハマってしまわないために、まずは优先顺位をつけて取り组みました。学校のレベル感や塾に通っているかどうかにもよると思いますが、私は、
①模試の復習 ②定期テスト対策(理社)③学校の課題 ④苦手強化の対策(特に古文や地理)⑤二次試験対策(特に数学?英語) |
という优先顺位で取り组んでいました。
センター対策については、问题の解き方より、基础知识の强化に当てたかったのと、学校の授业は12月中は过去问を解くのに当てられるので、センターの过去问は12月头から解き始めることにしました。④苦手教科の対策?⑤二次试験対策は次に控える模试の种类によって优先顺位は多少前后していました。学校で开かれる旧帝以上を目指す人向けの补讲には予定に余裕があれば参加するようにしていました。
この优先顺位を守るために、学校にいる间に课题を终わらせたり、模试の復习はなるべくそのまま学校で自己採点して土日のうちに终わらせる、など优先顺位の高いものは気持ちが切れないうちに终わらせて、放课后は④⑤の个人の勉强をメインで取り组めるように意识していました。
実际は、この分类の中でも、教科や勉强の种类(暗记、演习など)によってさらに细かく优先顺位をつけて取り组んでいきました。この后详しく述べますが、この期间は主に模试の出来具合を元に决めていきました。
优先顺位をつける际に特に気をつけていたのが、重要度と紧急度を分けて考えるということです。例えばセンターの过去问演习は重要度は高いですが、この秋の时期の紧急度は低いように思います。そういったものはやる时期を决めて先延ばしにします。
よくあるのが、紧急度が高く重要度の低いものに追われて、紧急度が低く重要度が高いものが际限なく先延ばしになって満足に行えないというケースだと思います。それを防ぐために、重要度が高いものは"取り组む期间を先に决めて"先延ばしにします。逆に、紧急度が高く重要度の低いものは「やらなくても困らない」のであれば积极的に切っていきました。
私自身の话で言えば、古文については语汇から怪しいレベルで模试も话にならなかったので、古文の语汇や文法を暗记するのは紧急度も优先度も高いと考え、补讲にも最优先で行っていました。しかし、现文については、特に高くも低くもなく、模试の復习だけで十分だと考えて、学校の课题も补讲も最小限の时间と労力で収まるように意识していました。
学校や塾の课题や补讲も毎週のようにあってどうしてもそれを最优先と捉えてしまいがちですが、加えて自分自身の実力と比べて重要度の高さを考え、必要のないものを积极的に切っていく必要があります。私自身、身の回りの补讲や课题を全てこなさなくては结果に繋がらないと言う意识がどうしても抜けませんでしたが、结果的に、重要度と紧急度を分けて、やらない事を决めていったことで、有意义に时间を使えるようになったと感じます。
模试を最优先で考える
この期间は毎週のように模试があり、本当に参ってしまいそうでしたが、模试を受けることで、受験で使う范囲を包括的に復习でき、自分に足りない部分が明确になりました。この模试をいかに有意义に活用できるかどうかで、点数の伸びが剧的に変わります。
まず模试の自己採点?復习は最优先で行うようにします。记忆のあるうちに、できればその日のうちに自己採点を行うことで精度が上がるだけでなく、どうやってその答えを出したのか、试験中の思考も追いやすくなって、间违えた理由が非常に明确になります。
私が行っていた自己採点?復习は至ってシンプルで、
①间违えた部分の解説を読み込む
②间违えた部分に関する分野の教科书を见て復习
③もう一度解き直す
といった手顺で行いました。
①?③の手顺で、大学ノートに模试の自己採点や、復习箇所などをまとめた模试用のノートを作り、これを次の模试の直前に见返すことで同じ间违いを防ぎます。このノートはセンター直前の復习にも活用するなど、かなり役に立っていました。
ただ、これを全教科やると土日丸々溃れてしまうくらいかかってしまい、莫大な労力と时间を费やすことになります。しかし、それを承知の上で土日を丸々模试の復习に当てていました。何かテキストを新しく买ったり、教科书を一から见直すより、模试を起点に復习していった方が圧倒的に効率がよく、结果的にこの復习のおかげで模试の手応えが良くなっていったように思います。
さらにこの自己採点?復习を踏まえて、次週からの勉强计画を立てていきます。模试の结果を元に、弱点となる分野をカバーするための勉强计画を立てていきます。私は、模试の册子のアドバイスを参考にしました。
この时、月ごと、週ごと、その日ごとの目标?スケジュールを立てると进捗が测りやすかったです。例えば、私の场合、週ごとに模试があったので、そこでの点数を指标に、
?月ごと 10月までには全体で8割取りたいから ?週ごと 今週は比较的点数の低い国语?地理に注力しよう。特に国语では古文汉文を8割以上取るために、语汇や文法の知识を復习しよう。地理では地形の分野で毎回落としているので教科书とワークで復习しよう。 ?日ごと この日は古文の文法书のここまで覚える、この日は地理の教科书のこのページを読み込む。 |
といった目标を立てていきました。このように、长期的な目标と短期的な细かい目标を立てた方が进捗が测りやすく、修正もしやすいと感じます。
また、秋の期间は特に、やることに追われ、平日は计画できる余裕がないので、毎日补习や授业で疲れていてもすぐに勉强できるように、何も考えなくても勉强を始められるくらいまで计画を立てておくことが大事だと思います。このくらい细かく计画しておくことで、计画がどの程度遅れているのか目に见えてわかるという利点もあります。さらに、ざっくりとでいいので理想ラインと普通ラインと最低ラインを决めておくと、计画が狂っても修正しやすかったり、より现実的な计画が立てられると思います。
计画を立て、1週间勉强した后は、次の模试の结果と比べて効果的な勉强ができたか计画を评価し、次の週の计画を立てるのに生かします。现実的で効果的な计画が立てられているのか、计画そのものを见直し改善していくことで时间をもっと有意义に使えます。
学校の定期テスト期间はテスト范囲のみに全集中(特に理社)
私の学校は特に进みが早いわけではなかったので、夏休みが终わっても学校の授业范囲が终わっていないことが多々ありました。特に理科?社会は12月のセンター対策期间前ギリギリまで终わらなかった记忆があります。しかし、物理の电磁気や、化学の无机化学?有机化学などは3年の后期に駆け足で终わらせるにもかかわらず、问题のパターンが少なく、しっかりとポイントを抑えれば逆に得点源ともなる部分でもあります。そういうわけで、復习する时间がないこれらの分野については、学校の定期テストで受験レベルまでいかに知识を詰め込めるかが、本番の理社の点数を左右するといっても过言ではありません。
秋まで终わっていない范囲がある教科は特に、定期テストが直接受験勉强に繋がるため、他の対策を一时的に削ってでもテスト范囲に集中した方がコスパは良いと思います。実际私も定期テスト期间は苦手教科の復习や二次対策を削っていました。
自分の生活?勉强スタイルを确立する
ここまで述べてきた内容を踏まえて、自分に合う勉强法を试行错误していったら、今度は自分の勉强スタイルを过去问演习が始まる前、11月末ごろまでに完成させるように意识していくといいと思います。过去问演习の时期に入った12月くらいから、先生や友达との関わりがなんとなく薄くなっていくように感じました。ちょうど12月ごろというのは、集団で模试を受けたり、友达と补讲を受け一绪に勉强したり、いわゆる集団戦だったものが、各自の大学に合わせた対策の割合が増え、个人戦に切り替わる时期だと思います。その个人戦に入る前に、今まで周りが引き出してくれていた自分のやる気を、自分自身の力だけで引き出せるようになっておく必要があります。
过去问をひたすら解いていくこの期间は、个人个人の勉强体力の违いがモロに出るため、秋までに培った勉强体力?勉强法が発挥される时期でもあります。ここで自分自身をうまくコントロールできるようになっておくと、过去问演习が捗り、一気に点数に直结していきます。
勉强スタイルを确立させるための一つの手段として、自分の集中パターンを知っていくというのがあります。自分が集中できる时间帯(朝か夜か)、勉强环境(家か学校か塾か)、集中に入るまでの长さ、集中力の深さ、集中力の持続时间など、自分の集中力について彻底的に分析して、それに合わせて计画を立てたり、游び(空白?休み)の时间をいれたりします。
例えば、私は一旦集中すると深く长く集中する一方で、集中するまでが长いタイプでした。そのため、1日にやる教科を绞って、集中力が途中で途切れないように気をつけていました。また、やることに合わせて勉强环境を家?外と変えることで気持ちをリセットして、再び集中に入れるようにしていました。このように、自分で自分の集中力をコントロールする方法を手探りで见つけていくことで、スケジュールも难なくこなせるようになりました。
最后に
ここまで読んでくださってありがとうございます。夏休みが终わって、心境もさまざまだと思いますが、ここからの过ごし方次第で模试や试験の结果は本当に大きく変わります。私の体験が、皆さんがこれからの秋の时间をうまく使うのに役立ったら嬉しいです。こんな状况ではありますが、皆さんもまだまだあきらめずに、最后まで顽张ってください。阴ながら応援しています。
Profile
所属:工学部机械?航空宇宙工学科3年生
出身地:岐阜県
出身校:岐阜県立斐太高等学校