はじめに
皆さん、こんにちは。文学部2年の矢部です。共通テストまで残り约1ヶ月となりました。受験生にとってかなり苦しい时期に入ったと思います。秋に受けた模试の多くも返却され、不安や焦りを感じている方もいるでしょう。また毎度话していることですが、今年は特に、気温の変化が激しいように感じます。体调にはお気をつけて。次回扱おうと思いますが、この1ヶ月は无理なく、最后の追い込みだと意気込みすぎるよりは、これまでのペースを维持する意识で顽张ってください。
さて、今回のテーマはタイトルにあるように、受験において厂狈厂をどのように活用し、向き合っていくかについて、お话ししていこうと思います。
受験における厂狈厂の使用
近年厂狈厂の発展により、动画配信サービス等で受験情报を得たり、チャット型のアプリでお互いの勉强の目标や进捗などを共有し合ったりすることが、一般的になってきています。特に后者については、前者と违い动画を作成、编集する必要がなく、勉强垢(垢はアカウントの略)を持つだけで一言二言から発信できるため、活用している人は非常に多いです。皆さんの中にもすでに活用している人がいるのではないでしょうか。今回の记事では、こうしたチャット型アプリでの勉强垢の活用に绞ってお话ししていきます。というのも、その発信のハードルの低さから、厂狈厂のなかでも使用に注意が必要な媒体であるからです。
※アカウントはあるが発信はせず、他の人の投稿を閲覧するROM(Read Only Member)という選択肢もあります。
勉强垢を持つことで得られるメリット
1.最新の受験情报を得られる
塾讲师や大手予备校、受験系のインフルエンサーのアカウントをフォローすることで、勉强法や入试の情报を得ることができます。
2.トップ层がどれだけ勉强しているのか知ることができる
勉强垢の中には模试で1位をとっていたり、数学オリンピックなどでメダルを取っていたりと、日常生活では出会うことの少ないトップ中のトップ层が、どれほど努力しているのかを知ることができます。またそこまででなくとも、自分と同じ大学を目指している人たちが毎日どれくらい勉强しているかを把握できます。自分の位置を确かめることができて、かつ自分の理想とする环境を作り切磋琢磨できます。个人的に、勉强垢を持つ一番のメリットだと思います。
3.モチベーションを维持しやすい
なんとなくやる気が出なかったり、成绩が振るわずモチベを失ってしまうタイミングは、受験勉强をしていれば谁しも経験することです。そういう时に、1人でモチベを取り戻すのは、なかなか难しいものですが、勉强垢があれば互いに励ましあい、勉强しているフォロワーを见て刺激を受け、うまく调子を戻すことができます。
使用に际しての注意点
上记のように、勉强垢を持つメリットはたくさんあり、とても魅力的に感じると思います。しかし一方で注意が必要な侧面もあります。ここでは以下の3つに焦点を当てます。
1.厂狈厂に时间を费やし过ぎて勉强时间が减る
いわゆる本末転倒というやつです。勉强を効率化するために勉强垢を作ったのに、勉强垢の运用に気を取られ过ぎて勉强时间が减ったら意味がありません。また成绩が上がったり、フォロワーが増えていったりすると、自分の投稿に対する反応も増えます。人间ですから多少なり承认欲求があると思いますし、それ自体悪いことではありませんが、厂狈厂によって得られるそれはかなり大きく、のめり込まないよう注意が必要です。
2.考えが偏りかねない
先ほどメリットとして自分の好きなように周囲の环境を作れると言いましたが、その注意点がこちらです。受験にのめり込みすぎると、そのストレスなどから特定の大学や学部を见下したり、头がいい人が伟いというような、偏った考えを持つ人も一定数存在します。ここではそうした考えが良いか悪いかということについては议论しませんが、受験はあくまで人生における通过点なので、考えが偏り过ぎないように、関わる人は慎重に选ぶべきです。
3.炎上や身バレのリスク
これは厂狈厂全般に言えることですが、责任を持って発信しましょう。特にこの顷厂狈厂では私刑や诽谤中伤が加速気味にあり、一度炎上すれば最悪は个人情报等を晒されることもあり得ます。そうなれば自分だけでなく周囲の人たちにも迷惑がかかります。仮に炎上しなくても普段の投稿内容から个人を特定されないよう、くれぐれも気をつけてください。特に写真の投稿をする际には、个人や场所を特定するものが写っていないか确认するように。また性别を明かしたことで、顿惭等で言い寄られた、というケースも存在します。厂狈厂とは适切な距离を保ちましょう。
どう関わっていくか
さて、ここまでお话しした内容を念头に置いて、どう厂狈厂を活用していくかを受験生と、高1や高2生にそれぞれ分けて提案させていただきたいと思います。
?受験生の场合
受験生の场合、すでになんらかの形で厂狈厂を活用している人が多いでしょうから、ある程度自分の中で使い方を确立できている人が多いと思います。本番に向けて厂狈厂の使用を控えるかどうかは、人によるとしか言いようがありませんので、僕がとやかく言うことではありませんが、迷ったら控えることをお勧めします。自己採点や手応えについて発信する人がたくさん出てくると思いますが、あくまでそれらは氷山の一角であること、そして一喜一忧をする时间はこれまで以上にないということはお伝えしておきます。
?高1、高2生の场合
もうすでに活用している人たちは、注意点を今一度确认して、勉强に励んでください。まだ勉强垢等を活用するかどうか迷っている人は、とりあえず搁翱惭専から始めてみることをお勧めします。注意点はあるものの、厂狈厂を活用することで得られる恩恵は大きいです。现代の受験は情报戦ですから、厂狈厂は使い方を误らなければ强力な味方になってくれるでしょう。
おわりに
とにかく重要なのは、手段と目的を履き违えないことです。厂狈厂に関わらず、受験勉强において见失いがちなことですので、今一度胸に刻んでください。それでは今回はここまで。
皆さんの健闘を祈っています。
Profile
所属:文学部2年生
出身地:神奈川県
出身校:攻玉社高等学校