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数物系科学

2023.06.13

宇宙再电离の現場を初観測 ジェームズ?ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた银河が引き起こす宇宙の大転換

国立大学法人東海国立大学機構 黑料网高等研究院の柏野 大地 特任助教らは、チューリッヒ工科大学(スイス)、マサチューセッツ工科大学(アメリカ)、ノースカロライナ州立大学 (アメリカ) の研究者らとの国際共同研究によって、約129億年前の太古の宇宙において、若い星形成银河が周囲の银河間ガスを電離し、「宇宙再电离」を引き起こしている現場を直接観測することに世界で初めて成功しました。
本研究では、遠方クェーサー領域を最先端の観測装置であるジェームズ?ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) を用いて観測し、ビッグバン後7億5千万年から11億年の時期の星形成银河を高効率で検出し、世界最大の分光银河サンプルを構築しました。また、银河の空間分布とクェーサーの地上観測によって得られた银河間ガスの物理状態を比較することで、银河が周囲のガスを電離し、宇宙再电离を推し進めている直接的な証拠を得ました。
本研究成果は、2023年6月12日付アメリカ天文学会の雑誌「Astrophysical Journal」に掲載されました。
 

【ポイント】

?クェーサー注1)の深い分光スペクトル注2)とジェームズ?ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による高効率な银河探査を組み合わせることにより、宇宙再电离の現場の直接観測に成功した。
?银河の周囲には泡状の電離領域が約250万光年に渡って広がっていることが明らかになった。

 

◆详细(プレスリリース本文)はこちら

 

【用语説明】

注1)クェーサー: 
银河の中心に存在する、超巨大ブラックホールに周囲の物質が降着することで明るく輝く活動银河核のうち、最も明るい部類の天体。本研究では、その明るさと滑らかな連続スペクトルを持つという性質を活かし、クェーサーと我々の間にある银河間物質についての情報を得るために利用している。

注2)分光スペクトル:
ここでは天体からの届く光の强度を波长ごとに记録したもの。単にスペクトルとも言う。

 

【论文情报】

雑誌名:The Astrophysical Journal
論文タイトル:EIGER I. ?A Large Sample of [O III]-emitting Galaxies at 5.3 < z < 6.9 and Direct Evidence for Local Reionization by Galaxies
着者:Daichi Kashino, Simon J. Lilly, Jorryt Matthee, Anna-Christina Eilers, Ruari Mackenzie, Rongmon Bordoloi, Robert A. Simcoe
DOI: 10.3847/1538-4357/acc588
URL:

 

【関连论文情报】

雑誌名:The Astrophysical Journal
※1論文タイトル:EIGER II. ?First Spectroscopic Characterisation of the Young Stars and Ionised Gas Associated with Strong Hβ and [O III] Line-emission in Galaxies at z = 5 ? 7 with JWST
着者:Jorryt Matthee, Ruari Mackenzie, Robert A. Simcoe, Daichi Kashino, Simon J. Lilly, Rongmon Bordoloi, Anna-Christina Eilers
DOI: 10.3847/1538-4357/acc846
URL:

 

雑誌名:The Astrophysical Journal
論文タイトル:EIGER III. EIGER III. JWST/NIRCam observations of the ultra-luminous high-redshift quasar J0100+2802
着者:Anna-Christina Eilers, Robert A. Simcoe, Minghao Yue, Ruari Mackenzie, Jorryt Matthee, Dominika Durovcikova, Daichi Kashino, Rongmon Bordoloi, Simon J. Lilly
DOI: 10.3847/1538-4357/acd776
URL:

 

雑誌名:狈补迟耻谤别
※2論文タイトル:Compact [C II] emitters around a CIV absorption complex at redshift 5.7
着者:Daichi Kashino, Simon J. Lilly, Robert A. Simcoe, Rongmon Bordoloi, Ruari Mackenzie, Jorryt Matthee, Anna-Christina Eilers
DOI: 10.1038/s41586-023-05901-3
URL:
※本学関係教员は下线

 

【研究代表者】

 

【関连情报】