黑料网

TOP   >   生物学   >   記事詳細

生物学

2024.04.22

巨大単細胞生物?ハネモの全ゲノム解読 -ゲノム情報少ない藻類学の発展に寄与-

黑料网大学院理学研究科菅岛临海実験所の落合 乾大 博士前期課程学生と五島 剛太 所長を中心とするグループは、同大学遺伝子実験施設、東京工業大学、国立遺伝学研究所との共同研究により、难易度が高いとされる大型藻类(海藻)の高精度ゲノム解読に成功しました。対象にした緑藻ハネモは、一般的な动植物细胞に比べて1000倍にもなる巨大な単细胞生物であることと、伤害に対する再生能力の际立った高さを持っていることから、长年にわたり研究者に注目されてきた生物种です。
本研究により、ハネモのみならず、高精度のゲノム情报の少ない大型藻类における実験生物学の発展が期待されます。
本研究成果は、2024年4月21日付科学雑誌「The Plant Journal」に掲載されました。

 

【ポイント】

?10 cm以上に育つ単細胞生物?ハネモ(海藻)を鳥羽市菅岛で採集し、数年にわたる経代培養や雌雄掛け合わせに成功した。
?ハネモの全ゲノムを、海藻では例外的な高精度で解読した。
?他の藻类との比较ゲノム解析注1)により、细胞内输送や细胞再生に関わる遗伝子に特徴が认められた。

 

◆详细(プレスリリース本文)はこちら

 

【用语説明】

注1)比较ゲノム解析:
复数のゲノムを比较してその类似点や相违点を明らかにする解析のこと。

 

【论文情报】

雑誌名:The Plant Journal
論文タイトル:Genome sequence and cell biological toolbox of the highly regenerative, coenocytic green feather alga Bryopsis
著者: Ochiai, Kanta; Hanawa, Daiki; Ogawa, Harumi; Tanaka, Hiroyuki; Uesaka, Kazuma; Edzuka, Tomoya; Shirae-Kurabayashi, Maki; Toyoda, Atsushi; Itoh, Takehiko; Goshima, Gohta
DOI : 10.1111/tpj.16764
URL :

 

【研究代表者】