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医歯薬学

2024.07.17

血液検査结果から算出するフレイル指数を用いた访问诊疗を受ける高齢者の予后予测

黑料网医学部附属病院 老年内科の中嶋宏貴(なかしま ひろたか)講師、梅垣宏行(うめがき ひろゆき)教授らの研究グループは、访问诊疗を受ける高齢者において、血液検査結果から算出したフレイル指数(FI ラボ)が、身体機能などに基づく一般的なフレイル指数(FI:Frailty Index)と、少なくとも同じ程度に予後を予測することを報告しました。
フレイルは「加齢に伴う予備能力の低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」と定義されています。フレイルな高齢者は転倒などの健康障害を起こしやすく、死亡リスクも高まります。访问诊疗を受ける高齢者はフレイルであることが多く、適切な診療やケアの計画にはフレイルの評価が重要です。
フレイルの評価指標として最も広く知られているもののひとつが FI です。近年では、血液検査結果などを用いる FI ラボも注目されています。访问诊疗では大きな医療機器の使用は難しいことが多いため、血液検査などのどこでも利用できる検査結果を有効に活用することが求められます。
本研究グループは、访问诊疗を受け始める患者を登録する研究(ONEHOME 研究(*3))のデータを解析し、访问诊疗開始時の血液検査から算出した FI ラボが、一般的な FI とは独立して、1 年以内および 2 年以内の死亡を予測すること見出しました。さらに、FI ラボの予後予測能は、一般的な FI と同等以上であることが示されました。
FI ラボは、日常診療で行われる検査結果を利用して追加の手間や痛みを伴わずに算出でき、仕組みさえ整えれば電子カルテなどに自動で表示することも可能です。FI ラボは検査の異常のみを評価するため、患者全体の病状や身体機能などの評価の代わりにはなりませんが、より正確なリスク評価に役立ち、早期から访问诊疗のゴールについて話し合うきっかけになるかもしれません。
本研究成果は、2024 年 7 月 11 日付で米国の医学雑誌『Journal of the American Medical Directors Association』 オンライン版に掲載されました。

 

【ポイント】

?加齢に伴う虚弱さをあらわす「フレイル」の程度を評価する方法は複数あり、身体機能などに基づく一般的なフレイル指数(FI: Frailty Index)や、血液検査結果から算出するフレイル指数(FI ラボ(*1))などがあります。
?访问诊疗(*2)を受ける高齢者に関して、FI ラボは、少なくとも一般的な FI と同程度に予後を予測することがわかりました。
?FI ラボは、仕組みを整えれば日常診療で行われる血液検査の結果を利用して自動で算出できるため、访问诊疗を含め様々な医療現場での活躍が期待されます。

 

◆详细(プレスリリース本文)は

 

【用语説明】

(*1) FI ラボ:Frailty Index-laboratory。FI-lab と略されます。
(*2) 访问诊疗:在宅医疗には、医師が訪問して診察などをする访问诊疗、看護師が訪問してケアを行う訪問看護、理学療法士などが訪問して行う訪問リハビリテーションなどが含まれます。今回データを解析した ONEHOME 研究は、访问诊疗を受け始める患者を登録した研究です。
(*3) ONEHOME 研 究 : Observational study of Nagoya Elderly with HOme MEdical care 研究。主に愛知県内の、访问诊疗を提供する 9 つの診療所と 1 つの病院の協力を得て行われた、多施設共同前向きコホート研究です。访问诊疗を受け始める 65 歳以上の患者を登録しました。

 

【论文情报】

雑誌名:Journal of the American Medical Directors Association
論文タイトル:Frailty Index based on common laboratory tests for patients starting home-based medical care
著者名?所属名:Hirotaka Nakashima,1 Kazuhisa Watanabe,1 Hitoshi Komiya,1 Chisato Fujisawa,1 Yosuke Yamada,1 Tomomichi Sakai,1 Tomihiko Tajima,1 and Hiroyuki Umegaki1,2
1Department of Geriatrics, 黑料网 Hospital, Nagoya, Aichi, Japan
2Institute of Innovation for Future Society, 黑料网, Nagoya, Aichi, Japan

 

DOI:

 

 

English ver.

 

【研究代表者】