「工学部の讲义ってどんな感じなの?」と疑问に思う人向けに、僕の3年前期までの大学生活をまとめてみました。工学部の讲义は学科やコースによってかなり异なるため、あくまでも一例として読んでいただけると幸いです。(この记事は「化学?生物工学科 分子化学工学コース 3年生(2016年度)」に属する学生が书いています。)
まずは1年生编です!
1年前期(大学の讲义の概要)
1年前期の时间割は学科に関わらずほとんど同じです。微分积分学や线形代数(行列)などの数学の基础科目や、力学、化学基础など、専门科目を履修する上で必要不可欠な理系科目が多くを占めています。また、英语や第二言语などの言语系の科目や、法学や教育学などの文系科目も履修することとなっており、「僕は本当に工学部に来たのだろうか?」と疑うようなバラエティあふれる时间割となっているのが特徴です。
大学の讲义を受けて最初にビックリするのは进度の速さでしょう。特に理系科目は内容の難しさと进度の速さが全くマッチしていないので、「1年前期からこんな調子でこの先やっていけるのかな...」と多くの人が不安になります。それもそのはず、高校までは週に何度も同じ科目の授業がありましたが、大学の講義は基本的に週に1コマしかありません。そのうえに大学の講義の内容は高校までのものと比較してはるかに難しいので、「講義の内容を整理する時間もないまま必死に板書を写していたら講義が終わってしまった...」ということもよくあります。さらに、時間が無い中で難しい内容の講義をしなければならないので、講義中に問題演習をやってくれることは少なく、「ここは簡単だから自分で教科書を読んで勉強しておいてね」と講義からカットされることも少なくありません(なのにテストには出ます...)
そのため、讲义についていくには予习復习が不可欠であり、多くの讲义で演习问题を解く宿题が出ます。「宿题なんかやらなくてもテスト前にまとめて勉强すればいいじゃん?」と思ったそこの君!残念でした。宿题が出る讲义は宿题の提出状况とその出来が成绩判定のそれなりに大きな割合を占めているので、(讲义にもよりますが大体20-30%を占める讲义が多いです)宿题を提出しないとテストでほぼ満点を取らないと単位が出ない!ということにもなりかねません。この时期の科目は専门科目の土台となっている科目が多く、それらはほとんど必修科目であるため、単位が取れなかった场合は来年もう一度受讲して単位を取らなければならないどころか、多くの単位を落とすと留年することになりかねないため注意が必要です。
1年前期の授业内容は大学の中ではまだまだ简単な方なので、このタームで大学での勉强の仕方に惯れると良いでしょう。受験が终わった直后で勉强する习惯が残っている上に回りの多くの学生がまじめに勉强するため、普通にしていれば単位をいくつも落とすことはまずありませんが、1年前期からサボってしまうと2年以降で再履修する科目が増え、単位を落とす悪循环に繋がるので気を引き缔めましょう。
ここまでなんだか大学に行きたくなくなるような话をしましたが、大学の讲义は内容が高度な分非常に面白いものです!受けていて兴味深かった讲义はいくつもありますが、その中でも特に大学の讲义らしいものをいくつか绍介します。
学问の面白さを知る
医学や工学、文学、教育学などの様々な分野の先生方が毎週日替わりで自分の専门分野の面白さを分かりやすく教えてくださる讲义です。僕が受けていた年はなんとノーベル物理学赏受赏者の益川先生が讲义をされた回もありました!毎週自分の知らなかった分野の最先端の研究のお话が闻けるので楽しみにしていました。毎回の讲义が终わる度に少し物知りになれた気分になれます。
第二言语
大学と言えばコレ!とも言える講義です。名大ではスペイン語、中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の5つが開講されています。入学時に希望の言語を選びますが、人気の言語は抽選から漏れることも...。工学部の第二言语は1年后期までの1年間なので、基本的な会話や作文を学ぶにとどまりますが、知らない言語を学ぶことで見えてくるその国の人の人柄みたいなものが見えてきて結構面白いです。また、講義では言語だけではなくその国の文化も学ぶので、1年後にはその国に親近感が沸いてくることでしょう。
1年后期
1年后期も前期と同じくどの学科も同じような科目が多くありますが、この頃から徐々に専门的な科目が増えてきます。1年后期で最も気を付けなければいけないのは、前期に比べて讲义の内容が格段に难しくなることです。さらに、大学に惯れ始めた上に人生で初めて2か月もの长期休暇を过ごすことで怠けきってしまい、宿题を出さなかったり、讲义に来なくなってしまう人が出てきます。そのため、ここで踏ん张れるかが今后の大学生活の明暗を分けると言っても过言ではありません。コマ数が多いこの时期に気を抜くと大量落単に繋がるので顽张りましょう。
では1年后期の講義をいくつか紹介します。
基础セミナー
名大独自の讲义で、1人の教员と12名の学生によって行われる少人数のセミナーです。担当の教员が研究されている分野に関连したテーマについて议论したりプレゼンテーションをしたりすることで、今后必要となるリサーチ力や発表力を磨きます。少人数制のため学生と教员とのの距离が近く、讲义では中々できない教员の方との热い议论や质问、雑谈などが非常にやりやすくなっています。また、学生同士の距离も近いため、セミナーのメンバーとごはんを食べに行ったり游びに行ったりすることも多いようです。
専门基础科目
1年后期になると本格的に専門科目が始まります。いよいよ専門的な内容が学べる!とモチベーションが上がる一方、今まで聞いたことも無いような分野を勉強するため、少しとっかかりが悪くなるのもまた事実です。この専门基础科目を通じて自分がどの分野に興味があるのかを分析し、次年次以降のコース配属の参考にする学生も多数います。
开放科目
講義によっては他学部の学生でも「开放科目」というカテゴリで卒業単位に含むことのできる講義もあります。僕は経済学部の専門科目を开放科目として履修しましたが、工学部の科目とは全く違う分野の勉強ができ、また他の学部の学生の雰囲気も楽しむことができました。
2年&3年生编に続きます!
Profile
所属:工学部化学?生物工学科分子化学工学コース3年生
出身地:爱知県