◎はじめに
みなさん、こんにちは。工学部机械?航空宇宙工学科新3年の松高亜树です。この记事から次回の记事にかけて、僕から见た黑料网の机械?航空宇宙工学科の授业について执笔していこうと思います。この记事と次回の记事を皆さんが进路选択のための検讨材料の1つとして、または、受験勉强のモチベーションを上げる1つの材料として活用してください。(机械?航空宇宙工学科の学生ならではの记事を执笔したいので、専门科目の解説に重点をおいたものになります。)
今回の记事では、1年生(春学期、秋学期)の授业について书いていこうと思います。と言いたいところですが、黑料网の教育方针について少しだけ触れさせてください。黑料网は、自発性を重视する実践教育によって、论理的思考力と想像力に富んだ勇気ある知识人を育てることを教育の基本目标としています。そのために、基础教育に力を入れていく科目が全学教育科目です。もう少し简単にまとめると、専门分野を勉强、研究していく前の段阶において、勉强、研究のベースを作る科目が全学教育科目です。
参考ホームページ
「教养教育院と全学教育の绍介」
◎1年生?春学期の授业について
では早速、授业を见ていきましょう。1年生春学期の自分の时间割は下表の通りです。
全学教育科目(上の表で緑の科目)
ほとんどが全学教养科目です。数学という科目はなく、线形代数と微分积分の科目があり、週に90分&迟颈尘别蝉;2しか、数学の时间はありません。自分が高校生の顷は、理系の大学生は毎日、数学の授业があると思っていたので、この事実は、高校生のみなさんから见たら意外ではないでしょうか。
?英语
英语が週に1コマしか勉强しないことにびっくりされる方もいるのではないでしょうか。大学では、高校生のように毎日英语を勉强するわけではありません。高校までのように文法や长文読解のみをするだけでなく、会话やプレゼンテーションなど、実际に使う场面を想定した勉强をします。また、英语で论文を书いたり、読んだりする际に気を付けることも教わるので、近い将来に活かすことができます。
?ドイツ语1,2
英语よりもドイツ语の方が、授业数が多いことにもびっくりされると思います。第二外国语(僕の场合はドイツ语)の授业は、週に2回开讲されている科目で、どの学部の生徒でも受讲して単位を貰わないといけない必修科目という1年生にとってはかなり大きい位置を占めていました。(1年生は、ドイツ语、スペイン语、ロシア语、フランス语、朝鲜?韩国语の中からひとつ选び、理系の学生は1年间、文系の学生は2年间勉强します。)しかし、この授业を受讲すると、ドイツの生活文化を知ることができ、ドイツ语の勉强のモチベーションが上がりました。また、この授业を通して、言语学习自体に兴味を持つようになりました。それがきっかけで、2年生の1年间はイタリア语を勉强しました。
?法学
この授业では初めて法律について勉强しました。とは言っても、工学部の学生が学ぶものなので、法学部で勉强するような深いところまで勉强したわけではありません。自分たちが気になっている労働基準法や刑法などの具体的なものについて、先生がわかりやすく教えてくれました。このおかげで、法学の入り口が勉强でき、法学的な见方がほんの少し身につきました。
専门科目(上の表で赤の科目)
1年生?春学期の段阶では、自分が受讲した専门科目は「计算机ソフトウェア第一」と「机械?航空宇宙工学序论」のみでした。他にも2つほど、选択科目を受讲できたのですが、受讲を希望する人数が多く、受讲することができませんでした。
?计算机ソフトウェア第一
この授业では、贵翱搁罢搁础狈というコンピュータ言语のプログラミングを行います。贵翱搁罢搁础狈は科学技术计算に用いられるコンピュータ言语で、他の言语よりも高速で処理ができるという特徴を持っています。(构造力学や気候モデルにも使われるそうです。)このコンピュータ言语はこの学期以外使っていませんが、コンピュータ言语を勉强することを通して、トライアンドエラーの考え方がわかり、より自分の考え方を细分化?具体化して考える能力を身につけることができました。実际、大学入学时まで自分はパソコンを本当に触ったことがなかったのですが、授业にはついていくことができました。しかし、キーボードの配置が全く头に入っておらず、最初の方はプログラミングどころではなかったので、少しはキーボード入力に惯れておくことが必要でした。
?机械?航空宇宙工学序论
この授业では、机械?航空宇宙工学科の先生に、最新の研究内容を噛み砕いて教えてもらうことができます。登坛される先生は毎週异なり、毎回违った内容を闻くことができます。一番印象に残っている讲义は、「レイノルズ数はどんなところに使われているか?」という讲义です。この授业ではレイノルズ数とは何かということを説明されたのですが、当时の僕は全く理解できませんでした。しかし、流体力学を勉强していく时に嫌というほど、レイノルズ数を见ることになったので、新3年生の现在やっと、多少はレイノルズ数について説明することができるようになりました。(当时の僕も全く知らなかったので、高校生の読者のあなたは闻いたことがなくても大丈夫です。)この授业のおかげで、自分が大学で何を勉强をしたいかがはっきりしました。耻ずかしながら、僕は、黑料网の机械?航空宇宙工学科に何となく入ったので、この授业で最新の研究に触れることができ、とても助かりました。
コラム?高校までの勉强と大学からの勉强の大きな违いって??
このコラムでは、僕が感じている、高校での勉强と大学での勉强の大きな违いを、2つの视点から説明します。1つは、勉强する环境です。高校までの勉强はどれも授业を受けて当たり前です。先生から教えてもらうという受动的なスタンスが基本姿势でした。しかし、大学での勉强は授业にもよりますが、自分から学んでいく姿势が大きいです。僕の主観がかなり入ってしまう表现ですが、先生の授业を闻いているだけでは、基本的に授业についていくことができません。なので、僕の勉强するスタンスは、事前に予习して、わからないところに重心を置いて授业を闻き、その復习にも时间をかけるというものです。大学では、授业を受けること自体よりも受けた结果に対して成绩がつくので、高校と比べて成绩が厳しく付けられる印象を受けました。2つ目は、勉强の质です。高校までの勉强は定められた范囲のことしか勉强しません。大学受験に合格するためには必然的にそうなります。しかし、大学に入ってからは、自分の専门分野ではないことも勉强しなければいけません。それによって多角的な视野を身につけることができます。その具体的な授业については、下记のリンクの记事を参照にしてください。(https://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/campusLife/post-159.html)
◎1年生秋学期
1年生秋学期の自分の时间割は下の表の通りです。
见ていただけたらわかるのですが、春学期の时间割よりも、秋学期の时间割の方が授业の数自体が増えています。さらに、春学期で学んだことをベースに秋学期の授业が行われる科目もありました。
全学教养科目
この秋学期もほとんどの科目が必修科目です。春学期に勉强したことの続きとなる科目の勉强はなかなかついていくのになかなか时间がかかりました。そのため、夏休みにしっかりと復习をしていればよかったと感じました。また、心理学については、自分の専门分野の外のことを勉强できる贵重な机会だったので、卒业単位には必要なかったのですが受讲しました。
?心理学1
この授业では、心理学についてスライド形式で勉强しました。「心理学とは何か」を简単に説明してもらうだけでなく、人とのコミュニケーションについてや、犬型ロボットになぜ本物のペットのように爱情を持つことができるのかなど、具体的な心理学の活用例を交えて発展的なことを教えてもらいました。ちなみに、僕は、この授业を取らなくても、必要な単位は持っていましたが、兴味があったので受讲しました。このように、自分の兴味の赴くままに勉强できる环境なのも、黑料网のいいところですね。
?英语(コミュニケーション、中級)
以前の记事(https://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/campusLife/post-180.html)をご覧ください。
?物理学実験
この授业では、毎回、高校生の时に勉强した物理现象について、目の前で実験して、教科书に书いてあったことを自分の目で确かめることができます。この授业の特徴は、黑料网の贬笔で掲载されているもの(を利用して予习してくるところです。授业に合わせて分厚い教科书の该当ページを読んでくることで、実験の手顺などはその场で考える必要がない分、しっかり実験结果について考察することができることができました。毎回の実験后には、実験手顺、実験の目的、実験结果の考察を记入する栏がある、実験レポートを提出する必要があります。それぞれの実験に関する実験レポートの评価によってこの授业の成绩が决まります。
?基础セミナー
こちらの授业に関しては、下记のリンクの记事を参考にしてください。(https://cms.adm.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/campusLife/post-159.html)
◎専门科目
「计算机ソフトウェア第2」と「数学演习1及びその演习」の2つの讲义を受讲しました。この时期までは専门科目の授业数は少ないですが、次の2年生春学期からぐんと増えてきます。
?计算机ソフトウェア第2
この讲义では、春学期に勉强した贵翱搁罢搁础狈ではなく、颁言语というコンピュータ言语を勉强しました。春学期にコンピュータ言语を学习しているので、颁言语の书き方に惯れれば、授业の内容はすんなりと理解ができると思っていました。しかし、そんな甘いことはなく、実际には、新しい概念がたくさん出てきたので、かなり苦戦しました。これらのコンピュータ言语の授业がきっかけで、僕はコンピュータ言语自体の勉强にはまり、他のコンピュータ言语を独学で勉强しています。
?数学演习1及びその演习
この授业では、理系の高校生なら闻いたことがあるであろう微分方程式や、ベクトル解析を勉强しました。また、この授业は讲义の后に、実际に演习する时间がありました。その演习の时间に讲义で学んだことで、自分の中でまだ理解できてないところを见つけることができました。また、この先に受讲する2年生の専门科目の授业で、ここで习ったことが当たり前のように使われるので、2年生になっても復习が必要でした。
コラム?长期休暇の使い方?
名大生の春休み、夏休みは约2ヶ月あります。この期间に集中讲义などの授业がある学部?学科もあるのですが、机械?航空宇宙工学科の集中讲义は闻いたことがないので、他の学部より多めに休みに入ることができます。しかし、定期テストで不合格だった场合、春休み、夏休み中に再试験が実施されるため、休みの期间に入ってすぐには、雰囲気に浸ることができないこともあるので、定期テストには注意しましょう。
长期休暇は基本的に宿题がありません。高校生までの长期休暇では宿题がありましたが、それがないので、初めてなんの制约もない「休み」を过ごすことができます。しかし、この期间に前の学期の復习をしなかったり、英语に全く触れなかったりすると、次回の授业で明らかに力が落ちていると感じてしまいます。僕の周りの友达のほとんどは长期休暇に勉强をしていません。なので、僕はあえてこの长期休暇に周りと差をつけるために勉强をしています。
とはいっても、この大学生の长期休暇は、留学、车校合宿、旅行など学生の时にしか経験できないことができる良い机会です。自分は1年生の夏休みに车校合宿で新潟に行ったり、その帰りに游园地に行ったりしました。皆さんも今しかできない経験をしてくださいね。
◎最后に
これで今回の记事は终わりますが、また、近いうちに机械?航空宇宙工学科の2年生の授业について绍介するので、そちらの记事もぜひご覧ください。ここまでご覧いただきありがとうございました。
Profile
所属:工学部机械?航空宇宙工学科3年生
出身地:叁重県
出身校:叁重県立四日市南高等学校