国立大学法人東海国立大学機構 黑料网大学院理学研究科の久本 直毅 教授の研究グループは、フロリダ大学(アメリカ)との共同研究で、モデル生物である线虫を用いて、切断された神経が、通常はフェロモン注1)として机能する低分子糖脂质注2)を新たに作り出し、それを切断神経自身が受け取ることで、その再生を促进していることを発见しました。また、その受容体及び下流経路についても同定しました。
本研究は、神経再生を促进する新たな低分子糖脂质の発见と、それによる再生促进机构を分子レベルで解明したものであり、フェロモン物质が、通常とは异なる使われ方をすることで、神経再生を促进するという新たな発见になります。
この研究成果は、2021年12月3日付アメリカ科学雑誌「The Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載されました。
?切断された神経において、低分子糖脂质が产生されることで再生を促进するしくみを発见し、その分子メカニズムを解明した。
?本来はフェロモンとして机能する低分子糖脂质が再生を促進するという新たな発見。
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注1)フェロモン:个体间で情报をやりとりする低分子。
注2)低分子糖脂质:糖と脂质から构成される低分子。
雑誌名:The Journal of Neuroscience
論文名:Chemical signaling regulates axon regeneration via the GPCR?Gq? pathway in Caenorhabditis elegans.
(化学物质シグナルが骋辩&补濒辫丑补;-顿础骋経路を介して颁.エレガンスの神経轴索再生を促进する)
著者:清水達太、杉浦佳代子、酒井芳樹、*Dar AR、*ButcherRA、松本邦弘、久本直毅(黑料网大学院理学研究科、*フロリダ大学)
顿翱滨:10.1523/闯狈贰鲍搁翱厂颁滨.0929-21.2021
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