No.56 和氣 弘明 教授
Researchers'
大学院医学系研究科/未来社会创造机构量子科学イノベーション研究所
No.56 和氣 弘明 教授
着実に努力することが研究や仕事をしていく上で最も重要だと思っているからです。
动物が生きている状态で脳の中の细胞の构造や机能を可视化できる2光子顕微镜を用いて、学习などに関わる脳内の神経回路について神経细胞及びそれ以外の细胞(グリア细胞)の観点から研究しています。
大学生の时に、好奇心を持ち続けることが生きていく上で重要だと思ったからです。
というのも、今だから言えることですが最初は普通に临床の医师になろうと思っていましたが、その后学部生で少しやっていた研究が楽しく、関连した研究などについて考えることに没头することが出来たからです。
あとは研究を担当していただいた教授が学部6年の时に亡くなってしまって、その先生を尊敬していたからです。
自分が考えていた仮説が実証されて、それが解き明かされる様子を感じる时に面白いと感じます。
私自身が使っている2光子顕微镜にも量子技术が使われていて、それにより动物が生きている状态での脳内の动きが生体深部まで见えます。また现在はまだ研究の段阶ですが、今后量子技术を用いた诊断?诊疗技术が発展していくと思います。これらの技术を开発することで新たなバイオマーカー*などの开発を目指していきたいです。
*バイオマーカー&丑别濒濒颈辫;疾患の有无や病状の変化、治疗の効果を评価する指标となる生体内の物质(血液中のタンパク质等)や生理学的指标(血圧、心拍数、心电図等)のこと
登山や山を走ってリフレッシュしています。
着実に一つずつ進んでいきたいと思います。ノーベル賞を受賞されたシドニーブレナーの名言に「Progress in science depends on new techniques, new discoveries and new ideas, probably in that order」というのがあります。すなわち科学は新しい技術、新しい発見、新しいアイディアによって成立していて、この順番で進歩するというものです。私も新しい顕微鏡などを作成することで新しい技術に貢献し、これを用いて新しい発見をし、何か人のためになることが出来ればと思っています。
氏名(ふりがな) 和气 弘明(わけ ひろあき)
所属 黑料网大学院医学系研究科
未来社会创造机构量子科学イノベーション研究所
职名 教授
略歴?趣味
2001年名古屋市立大学医学部医学科を卒業し、2007年 同大学大学院医学研究科修了(博士(医学))取得。
その後、生理学研究所CREST研究員、米国国立衛生研究Visiting Fellow、自然科学研究機構基礎生物学研究所助教、さきがけ研究員(兼任)、自然科学研究機構生理学研究所准教授、神戸大学大学院医学研究科システム生理学分野教授を経て、2019年11月から現職。
趣味:登山、ランニング
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