No.59 鵜飼 真貴子 准教授
Researchers'
高等研究院
No.4 周藤 芳幸 院长
10 年ほど前に上の子が少年野球を始めて以来、週末はコーチや審判としてグラウンドに立ち、下の子が中学生になってからも、ずっと子どもたちの試合を応援してきました。野球でも研究でも、大切なのはそのときどきの結果ではなく、目標に向かって最後まで諦めずに立ち向かうことだと思います。それを象徴する言葉として、球史に残る2009年夏の甲子園決勝戦の実況フレーズを選ぶことにしました。
古代ギリシア文明の研究、とりわけ、东地中海を舞台とするギリシアとエジプトとの文化交流について、エジプトでの现地调査の成果を踏まえて、考古学的に研究しています。また、ギリシアにおける环境と人々の暮らしとの関わりについても関心があり、毎年、ギリシアのあちこちを踏査しながら、今から2000年近く前に同じようにギリシア各地を访ね歩いたパウサニアスの『ギリシア案内记』の日本语訳を进めています。
古代ギリシア文明の研究は、欧米では伝统的に「古典学」の枠组みの中で行われ、その限りでは膨大な成果が蓄积されています。しかし、日本では当たり前のように使われている先史考古学の方法论、あるいはエジプトをはじめとする西アジアの古代文明との比较といった「古典学」からはまったく欠落している视点を导入するならば、まだまだ未开拓の研究领域が残されていることが分かります。これらの方法を用いることで、古代ギリシア史研究を刷新するだけでなく、さらに日本の文化を相対化することが可能になります。
小さい頃から考古学が好きで、大学で考古学研究室に進学したものの、因習的な日本の考古学の研究スタイルにはあまり親しむことができませんでした。そのため、むしろ仕方なく海外の考古学を志したのですが、ギリシア政府の給費留学生として4 年間をアテネで暮らし、各地の遺跡を訪ねたりギリシア人の学生たちと一緒に発掘したりしているうちに、すっかりギリシアという世界に魅了されてしまったのが、研究の出発点です。その後、これも偶然のことから毎年エジプトの調査に参加することになり、それがヘレニズム研究という新しい領域に取り組む契機となりました。
エジプトの调査现场でのスナップ
现地で予想もしていなかった未知の史料に遭遇したとき、あるいはそれらの史料から新たな発见を导き出すことができたときは、本当に胸がわくわくします。世界でまだ谁も见つけたことのない鲜やかなデータを目にしたときの感动には、何にも代えがたいものがあります。おそらく、この点では、文系の学问にも理系の学问にも、违いはないのではないでしょうか。
研究に行き詰まったときなどは、早々に寝てしまうと、よく明け方に新しいアイデアとともに目が覚めます。また、何かうまく行かないことがあったときは、バッティングセンターで打ち込むと気が晴れます。
学生时代はフルートに热中し、オーケストラがすべてという毎日を送っていました。フルーティストになるという梦は叶いませんでしたが、その代わりにフルーティストと结婚して、今に至っています。
今年から、高等研究院长という要職を担うことになり、黑料网の基礎研究のさらなる推進、特に人文?社会系の研究のアピールに努めたいと考えています。
氏名(ふりがな) 周藤 芳幸(すとう よしゆき)
所属 高等研究院
職名 院长
略歴?趣味
1992 年東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、黑料网文学部助教授、黑料网文学研究科教授を経て、現在、同人文学研究科人類文化遺産テクスト学研究センター教授、2018 年6 月から高等研究院长。趣味は育児、音楽、野球。
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