No.56 和氣 弘明 教授
Researchers'
No.8 渡辺 芳人 理事?副総长
これまでの研究者としての人生を顾みると、自分自身の研究がうまく进まないときに、研究が进んでいる(ように见える)他の研究者のテーマがうらやましく见える时が何度もありました。しかし、今、振り返ってみれば、「自分が确信している研究テーマを进めて良かった」という満足感があります。また、时々の状况に一喜一忧せず、前に突き进むことが大事だと実感しています。研究者は、料理人と同じで、「包丁一本さらしに巻いて&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;」と、どこででも研究を进める気概が必要です。
研究対象は、体の中で化学反応を触媒している酵素(蛋白质)です。皆さんもご存じの「血液中に存在するヘモグロビン」に似た鉄を含んだ蛋白质です。一见、生物学と思われるかもしれませんが、中身は化学そのものです。ヘモグロビンは、呼吸で吸い込んだ酸素を体中に运ぶ仕事をしていますが、アミノ酸の一部を他のアミノ酸で置き换えるなどのひと手间で、我々が望む化学反応を触媒する酵素に作り変える研究です。
理学部化学科の学生だったので、卒论が研究者としての第一歩です。今の研究分野で胜负できるようになったきっかけは、5年间の米国留学でしょう。そこでは、金属酵素を単纯化した化学モデル(金属错体)を使って、酵素の反応机构を研究していました。具体的に言うと、酵素反応で想定されている不安定な中间体を、モデル错体で直接観测するという研究をしていました。帰国后、実际の蛋白室を使った研究に顺次シフトし、现在に至っています。
あの手この手と工夫しても、研究は狙ったとおりに进まないことが多いというのが现実です。一生悬命考えているときには、良い知恵が出なかったのに、别なことをしているときに、「一瞬だけ、アイデアが头に浮かぶ」时があります。そして実験をやってみると、(もちろん、失败が多いのですが)うまくいくことがあるんです。これだから、研究は面白い!
やはり骋30プログラムですね。全てを自分たちの头で考え、工夫して始めたプログラムです。计画を练り上げるのも大変でしたが、プログラムの开始当初は、一体何人の学生が応募してくるのか不安で一杯でした。足かけ10年に亘る全学の皆さんの协力があったお阴で、现在では500名を超す応募者があり、卒业生もそれぞれの道に进み始めています。
普段、NHK FMを流し続けているので、特定の曲を聴いているということはありません。強いて言えば、綾戸智恵のCDは比較的良く聞いています。
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黑料网には、17年ほどお世话になりました。これほど长く同じ组织に在籍?在职したことがなかったので、自分自身、惊いています。构成员の皆さんの中には、30年以上黑料网で过ごされている方も多いと思います。同じところに长くいると、居心地が良くなってしまい、様々な事柄に対してついつい保守的になってしまうものです。世の中の有り様がめまぐるしく変化している现在、常にこれまでとは违う「何か」に挑戦し続けて欲しいと思います。
氏名(ふりがな) 渡辺 芳人(わたなべ よしひと)
职名 理事?副総长(国際?広報担当)
略歴?趣味
东北大学理学部卒、筑波大学化学研究科博士(1982年3月)。ミシガン大学博士研究员、プリンストン大学主任研究员、庆応义塾大学医学部助手、京都大学工学部助教授、分子科学研究所教授等を経て2002年より黑料网教授。趣味は、ソフトボール、スキー、ギター、文库本の乱読。&苍产蝉辫;