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VOICE

大学院工学研究科

No.11 神田 英輝 助教

My Best Word:失敗によって人は鍛えられる

 

Q:「My Best Word」を選ばれた理由は?

私が以前所属していた民间研究所を作った松永安左エ门という财界人の言叶からとりました。今の社会システムは、失败への许容度が小さいので、大胆に挑戦することが困难です。かといって、今后、础滨等によって急速に変わる社会を生きていくには、个人も社会も挑戦して変わらなければならない场面が増えるはずです。そして、挑戦に失败はつきものです。私自身も失败は好きではないですが、失败した时にはその分锻えられたのだと信じて、少しでも挑戦していかなければならないと思っています。

 

蚕:先生はどのような研究をされているのですか?

有毒な化学物質を使わない物質の変換手法を研究しています。二酸化炭素や水、DME といった無害な物質を高圧にしたりプラズマ化することで高活性にして、これを用いて物質の抽出分離や、高圧流体の中でのプラズマ反応で無機有機の複合材料を作っています。対象はバイオ燃料、再生医療のための生体材料、高機能なナノ粒子、食用の天然色素など様々な分野に挑戦しているところです。

 

蚕:研究を始めたきっかけは?

大学を出たときは就职氷河期で、学生时代の専门とは违う分野で民间就职しました。就职后は、休日に趣味のような形で学生时代の研究を続けていましたが、その内容を仕事にも活かしたいと思い、仕事の企画として考えたのがきっかけです。その后の企画会议の中で全く违う内容に変わったのですが、挑戦する人が少ない内容だったこともあり、国の竞争的资金を获得でき、大学で研究をすることになりました。

 

蚕:民间公司から黑料网にいらっしゃったということですが、教员となられてからの変化や、カルチャーショックなどありましたら教えてください。

民间では、研究开発の内容と事业方针との整合性や採算性や実现可能性を厳しく问われます。审査の中で内容は磨かれていきますが时间がかかりますし、一度スタートしたら変更できないこともあります。また、良い成果ほど公表も厳しく制限されます。私は论文発表まで8年もかかりましたが、これでも良い方です。大学だとこうした制限が缓く、また、途中で脇道に逸れて计画外の挑戦的なアイデアを试すことも容易です。一方で、大学では世间のニーズを体感することが困难です。また、公司では学术的すぎて実施困难な内容も、大学だと社会に寄りすぎて、卒业研究や大学院生の研究テーマに向かないケースがあります。

 

南アフリカの方々に装置の説明を行う様子.jpg

南アフリカの方々に装置の説明を行う様子

日本から持ってきた装置を、クレーン車で搬入する様子.jpg
日本から持ってきた装置をクレーン车で搬入する様子。

こうした工事の调整も行うことがある。

 

蚕:研究が面白い!と思った瞬间はどんな时ですか?

民间にいたときは、プレイヤーとして実験を全て自分でこなしていたので、结果を最初に目撃したり、新たなアイデアを思いついた时が楽しかったです。大学では、プレイヤーだけでなく学生のマネージャー役でもあるのですが、彼らが自分でアイデアを出して自発的に取り组んでくれた时が嬉しいです。急速に础滨が进歩しつつある世の中で重要になってくるのは、自ら问题を设定して自発的に取り组む能力なので、研究の面白さを通して学生にそのような能力を身につけてもらいたいです。

 

蚕:最近は、南アフリカ共和国でも活动されているようですが、现地での活动やエピソードなどを教えてください。

微細藻類という小さな植物を、下水処理水を用いて屋外培養し、そこからバイオ燃料を作るとともに、残渣を肥料として用いるプロジェクトを進めています。ちょうど日本で開発した装置を南アフリカに輸出して設置工事を進めているのですが、もし、微細藻類が光合成で獲得したエネルギーの範囲内でバイオ燃料を作ることができれば画期的な成果になります。多くの方々が関与するプロジェクトなので、様々な調整も重要になってきます。南アフリカでの工事や輸出入や免税について、関係機関との協議や手続といった仕事もあり、現地の政府機関だけでなくJICA や日本大使館に出向くこともあります。また、現地で感じたのは日本人が極端に少ない点です。日本の科学技術と経済に対する現地の印象が良いので、日本はもっとアフリカと交流しないと勿体ない気がします。

 

蚕:今后の目标は?意気込みも含めてお愿いします。

目标や意気込みとは少し违うかもしれませんが、一つでも多くのアイデアを出し、目の前にある事柄に一つ一つ立ち向かっていくだけです。微细藻类以外にも、全く异なる内容の研究を同时に进めているのですが、时々それらが组み合わさって、全く新たなジャンルやアイデアが出ることもあります。また、成果が実用に结びつくことが基础研究としても重要になっているので、少しでも多くの成果で社会に贡献できるように顽张ります。

 

氏名(ふりがな) 神田 英辉(かんだ ひでき)

所属 大学院工学研究科

职名 助教

 

略歴?趣味

2000年京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了。同年電力中央研究所に入社。2011年JST さきがけ研究者。2012年黑料网大学院工学研究科助教。2015年JST/JICA-SATREPS代表。趣味は子供との散歩。

 

 

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