No.55 町田 洋 准教授
Researchers'
大学院环境学研究科
No.37 道林 克禎 教授
相田みつを美术馆で大きな和纸に挥毫されたこの作品を见たとき、これこそ自分の目指す道だと思いました。面白い研究がまとまった时は、远い昔の青春时代と似た(?)ような高扬感があります。この感覚をもち続けるためには常に勉强(研究)し続けるしかないと奋い立たせてもらう言叶です。似た言叶で「一生感动一生青春」も好きな言叶です。
惑星地球の地殻とマントルを構成する岩石と鉱物について、物理化学的特徴の一つであるレオロジー(流れのメカニズム)を研究しています。地球を卵に例えるなら、卵の殻に相当する部分が地殻で、白身に相当する部分がマントルです。マントルは、地球表層を覆う地殻の下の6 kmより深い場所に位置し、未だ人類が到達していない岩石層なので、直接手に取って研究することができません。そこで、地球表層に分布するわずかばかりのマントルの痕跡を求めて、北海道のアポイ岳ジオパークに位置する幌満カンラン岩体をはじめとして、アラビア半島オマーン王国のオフィオライト岩体、オーストラリア大陸のカンラン岩捕獲岩などの陸上地質から、伊豆?小笠原海溝、マリアナ海溝、トンガ海溝などの超深海底まで、マントル由来の岩石や鉱物を探して研究しています。これまでに、海洋プレートをつくる中央海嶺やトランスフォーム断層の深部におけるマントルの流れの仕組みや日本列島のような島弧の形成初期におけるマントルの構造発達プロセスについて、明らかにしてきました。
中学生の顷から将来は研究者になりたいと漠然と考えていましたが、现在の専门分野に进んだのは、学部时代の恩师の影响です。偏光顕微镜下で拡大された岩石鉱物の组织构造がとても印象的だっただけでなく、それを理论的定量的に理解できることを教えてもらいました。そのときの感动は今も私のモティベーションになっています。
これまでの潜行调査は、海洋研究开発机构の潜水调査船「しんかい6500」に乗船して行ってきましたが、その名前の通り水深6500尘の海沟斜面までが限界だったので、いつか海沟底までいきたいと、ずっと梦见ていました。今回、海沟最深部に到着して「梦が叶った」のですが、その瞬间は感慨にふける余裕はなく、「见える、见える、见える」と感嘆しただけでした。これまでのような海沟斜面ではなく、ほぼ平坦な超深海の海沟底に到达できたことが素直に嬉しかったです。
海洋底の潜行调査は天候に左右されるので、予定通りに进まないのはよくあることです。そのため、航海中はあまり欲张らず、もしかしたら潜行そのものが无くなるかもしれないと覚悟していました。今回は予定通り潜行できたのですが、当日まで船酔いであまり船上作业ができず、これが一番苦労したことかもしれません。船酔いから少しでも回復して潜行当日の体调を万全にすることに最も気を遣いました。结果的に运良く天候も良好で、体调万全で潜行することができました。潜行后は脱力感もあって、また船酔いで大変でした。
休日は、天気が良ければロードバイクで知多半岛の先端まで走って海鲜丼を食べに行きます。ごくまれに轮行して琵琶湖や伊势志摩などにも出かけています。走行中は、周囲に気を配ったり、サイコンに表示される心拍数や速度?ケイデンスなどの确认をしたりで忙しく、普段とは违う头の使い方をするのでとてもリフレッシュできます。150办尘くらい走り终わった后に地図に走行ルートを落として确认する时の达成感は格别です。天気が良くないときは、自宅で小説やマンガを読んだり、映画やドラマを见たりしています。
黑料网に赴任したばかりの时は、同僚の先生や学生达に名古屋近郊の出身者が目立つなと胜手に思っていました。しかし、私自身も奥叁河に含まれる静冈県佐久间町の出身で、名古屋からもそれほど远くないことを自覚した时は、谁に言われたわけでもないのに少し耻ずかしかったです。赤だしの味噌汁に全く抵抗感がない自分を再発见しました。
私が所属する岩石鉱物学研究室は通称「岩鉱(がんこう)」とよばれる長い伝統をもつ研究室で、多くの卒業生が岩鉱から社会に出て活躍されています。岩石鉱物に関する研究テーマは時代とともに変化していますが、「一生勉强一生青春」をモットーとして、岩鉱を日本の中心、世界の中心にするべく、これからも学生達と楽しくも時に厳しく研究教育活動をしていきます。そして、機会があれば、次はマリアナ海溝最深部のチャレンジャー海淵(10927m)に潜航して、マントル由来の岩石を採りたいです。
氏名(ふりがな) 道林 克禎(みちばやし かつよし)
所属 黑料网大学院环境学研究科
职名 教授
略歴?趣味
静岡大学理学部?地球科学科卒業、同大学大学院修士課程修了、オーストラリアJames Cook University大学院博士課程修了。Ph.D。静岡大学理学部?教授、静岡大学研究フェローを経て、2018年より現職。海洋研究開発機構の客員研究員を務める。趣味はロードバイクと風景写真の撮影、読書(マンガを含む)、映画、ドラマ、アニメ、YouTube。
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