No.59 鵜飼 真貴子 准教授
Researchers'
大学院多元数理科学研究科
No.44 松尾 信一郎 准教授
数学者の冈洁先生が文化勲章を受章されたとき、昭和天皇に「数学とはどのような学问ですか?」と问われて、このように答えたそうです。状况も表现も内容も全てがカッコいい。私もこんな言叶を残せるようになりたい。それがこの言叶を选んだ理由です。
数学がこんなにも素晴らしいのは、私たちの生が煌めいているからなのです。
私の人生の叁大テーマは「无限?空间?复雑」で、大きな枠组みとしては「无限次元空间の复雑さ」を研究しています。
现在の具体的な目标としては、敢えて正确に述べれば、ザイバーグ=ウィッテン理论の真の有限次元化を目指しており、格子ゲージ理论のアイデアを学びつつ、ディラック作用素の离散化を研究しています。こんなことを言われても谜の単语の罗列だとは思います。ざっくり言えば、无茶苦茶に折れ曲がった図形を微分と积分を道具として调べているということです。しかし、数学には「単纯化したら台无しになってしまうリアリティ」があり、私はそれを尊重したいのです。
30代前半は、无限から无限を引いて无限で割ったら无限かどうかを研究していました
その结论がこの式です
数学を研究しようと思い立った日时はピンポイントで特定できます。一九九八年一月一日の午前零时です。
中学叁年生も终わりかけの年明けのことで、みなとみらいのランドマークタワーの一阶の床で初日の出を眺めるための长い列を友人と待っていました。最初は夜中の外出に兴奋していろいろ话していたのですが、次第に话も尽きたので床に座って本を読んでいました。私が読んでいたのは,図书馆でなんとなく选んだ现代数学の入门书です。その本ではカントールの対角线论法というものが绍介されていました。カントールが喝破したのは无限には无限の阶层性があるということで、数学が无限を包容する画期となった仕事です。その内容に兴奋して友人にまくしたてたことを覚えています。ただ、証明されたことの素晴らしさだけではない何かがあるとも感じていました。そして、新年を迎え、横浜港で一斉に汽笛がなり、その瞬间に私は数学を研究することを决意したのです。
この问いへのよくある答えは、谁も知らなかったことを初めて知ったときというようなものだと思いますが、全く共感できません。私にとって、研究はツラいことばかりで、面白いと思った瞬间は一度もありません。ただ、误解を生まないように强调しておきたいのですが、ツラいことは嫌なこととは违います。研究が嫌だと思ったことも一度もありません。
私にはどうしても知りたいことがあるだけで、前人未踏だろうが既に踏破されていようが関係ありません。私には问いがあり、昔は勉强すれば答えはわかったのに、今は谁も答えを知らないので、自分で研究しているのです。
修行僧に苦行が面白いと思った瞬间はどんな时ですかと问うでしょうか。私たちは犀の角のようにただ独り歩み、人类の知性のエッジを垣间见るのです。それはツラい道程ですが、しかし、生命の燃焼で煌めいています。
まず言っておきたいことは「数学はとてつもなく难しいものである」ということです。私もずっと数学を勉强していますが、论文や教科书を読んでもわからないことだらけです。そこで、「弱気にならずに一绪に顽张ろうぜ!」というのは一つの助言です。
ただ、数学のわからなさというのは、人を突き放すような冷たいわからなさです。だから、何をどう顽张ればいいのかすらわからなくなってくることもあります。そういうときは、定番の问题集の问题と解答の両方を何度も丸写しして、じっくり分析してみましょう。
などをじっくり考えるのです。解答だけではなく问题もちゃんと分析するのが大切です。结构时间がかかります。しかし、学问に王道はありません。
修论の缔切の数日前に扁桃腺が肿れて入院しました。なんと修论の提出もその后の学振の手続きも全てを指导教员に代行していただきました。一筋の光明として、修论そのものは完成しており指导教员に送ってありました。高热で朦朧とする中、ガラケーで必死にやりとりしたことを覚えています。指导教员には数え切れないほどのご恩を受けていますが、その中でも一番恐缩する思い出です。
何が起こるかわからないのが修论提出です。
指导教员との初めての共着论文で导入した方程式
大変にありがたいことに、人生で一番やりたいことが数学の研究で、仕事も数学の研究なので、平日と休日を分けるという感覚があまりありません。
しかし、365日24时间ずっと研究ばかりできるかといえば、もちろん全くそんなことはありません。私の场合夕方のあるところで集中力がパタッとゼロになってしまいます。その日のエネルギーを使い切ったかのように突然全然何も考えられなくなってしまうのです。そういうときは、ビールと日本酒かワインを饮んで、おいしいものを食べて、お笑い番组を见て、翌日への英気を养います。
レストランでの余暇の様子
これからもずっと研究と勉强を重ねて、人生の最后に一番贤い状态でいたいです。
氏名(ふりがな) 松尾 信一郎(まつお しんいちろう)
所属 黑料网大学院多元数理科学研究科
职名 准教授
略歴?趣味
1982年5月12日生
2001年3月麻布高校卒业
2010年3月东京大学大学院数理科学研究科博士课程了修了
2012年4月大阪大学大学院理学研究科数学教室助教
2016年4月から现职
私はカオスにコスモスを见るのが好きです。だから家事で一番好きなのは部屋の扫除で、収纳グッズの研究にも余念がありません。
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