No.59 鵜飼 真貴子 准教授
Researchers'
大学院法学研究科
No.35 宮木 康博 教授
大学院に进学して间もない顷に、元裁判官の教授から授けていただきました。刑事事件には、事件の当事者として被疑者?被告人と犯罪被害者がおり、それぞれに家族や関係者がいます。この言叶は、実社会に発生した〔であろう〕犯罪への対応を考えていく上で、正义や人権保障の名の下に、人知れず谁かを蔑ろにしていないかを省みる机会を与えてくれます。
ゼミ生との间では、もっとフランクに、「アンテナを张り、やるときはとことんやって、游ぶときも、とことん游ぶ」を合言叶にしています。アンテナを张るのは、今の自分にとっては関心がないことでも引っかかってくるようにするためです。これは、食べてみて、「もう二度と食べない」ではなく、食わず嫌いによって、新たな自分に出会うチャンスを逃してきたことへの自戒でもあります。「やるときやって、游ぶときは游ぶ」は、使い古されたフレーズですが、「とことん」にこそ意味があります。何歳になっても、ゼミ生と一绪に勉强も游びも「思いつく限りの最善」を尽くしていきたいところです。
ゼミ翱叠?翱骋会(宫友会)2018年10月
刑事手続のあり方を探究しています。中でも、身分秘匿捜査(Verdeckte Ermittlungen, Undercover Investigation)の法的規律のあり方や犯罪被害者支援を中心に比較法研究を行っています。「身分秘匿捜査」は耳慣れない言葉かもしれません。日本では、欧米諸国のような潜入捜査は一般的ではありませんが、薬物犯罪などに対し、捜査機関やその協力者が、身分や意図を相手方に秘して犯罪を実行するように働きかけ、相手方がこれに応じて犯罪の実行に出たところで現行犯逮捕等により検挙する、いわゆる「おとり捜査」は実施されています。これらの総称が身分秘匿捜査です。薬物犯罪などは、密行的かつ組織的に行われるため、検挙が容易ではない一方、放置すれば、使用者の心身を蝕むなどの危険を生じさせます。そこで、おとり捜査が用いられるわけですが、国家によって犯罪行為に出るよう働きかけがなされるため、実施には慎重さが求められます。本来処罰されるべきでない人を検挙して処罰することは、意味がないどころか、あってはならないでしょう。おとり捜査が、諸刃の剣であることを踏まえ、どのようなルールの下で実施すべきかが課題となります。
进路に迷っていたときに、ゼミの指导教授から「大学院で勉强してみてはどうか」と声をかけていただきました。怒られてしまいますが、当时は、「研究」と「ゼミ」が表里一体であることに気が付いておらず、「研究がしたい」というよりは、「ゼミをやりたい」といった感じでした。
黑料网赴任初期のゼミの様子
新たな课题が见つかった时。そして、それに対する自分の考え方に自信がもてない闷々とした日々を送る中で、ヒントになる诸外国の判例や学説と出会い、雾が晴れる兆しが见えた瞬间です。
この映像教材「刑事诉讼(捜査编)」の制作は、2019年6月の笔厂滨惭コンソーシアム「第33回法実务技能教育支援セミナー」において、ゼミ生が実践的学习として取り组んでいる模拟裁判、模拟取调べ、模拟接见などについて绍介し、先生方とディスカッションできたことがきっかけになりました。リアルなストーリーを通して刑事手続や民事手続を学习できる教材开発への想いが高まり、帰りの新干线の中から先生方に协力を打诊しました。名古屋に着く顷には、先生方から「面白い。やりましょう」というメールが届き、勇気づけられたことを昨日のことのように覚えています。私の思いつきで、企画内容は、书籍の出版から、舞台化および映像化まで含むものへと変迁し、先生方を振り回してしまいましたが、异分野や立场の异なる専门家が意図を汲み取りながら创り上げていく时间と空间に、新たな可能性を感じました。
※本映像教材の动画は、2022年6月10日より一般公开しています。
〇予告編(1分23秒)
〇本编 (42分27秒)
※映像教材のプレスリリースはこちらをご确认ください。
学内にある模拟法廷教室にて
シンポジウム「犯罪者被害者支援いのちかなでる」 愛知県図書館にて
映像教材の撮影风景
上记映像教材について、実は、初日の午前中の撮影がすべて终わってから、どうしても纳得できない箇所が出てきたため、既に现场を离れた役者さんにも电话をして、ほぼすべて撮り直していただきました。「先生の纳得がいく作品にしたい」という言叶に救われました。
休日は、家族でドライブやタイドプール(しおだまり)の生态観察に行ったり、卒业生と食事に行ったりしてリフレッシュしています。
(左)ゼミ生とシーバス釣り (右) アドベンチャーワールド
岐阜県の清流で家族とリラックス
我が家の珊瑚水槽
映像教材「刑事诉讼(捜査编)」は、多くの方にご视聴いただき、各方面から反响を顶戴しています。第二弾として、2023年春に、后编となる「刑事诉讼(公判编)」の公开を予定しています。「根无し草」とも评されてきた裁判员制度が新たな局面を迎えるこの时期に、「人が人を裁く意味」をもう一度考えるきっかけとなることを愿いながら、妥协なく取り组みたいです。そして、研究面では、ゼミ生と切磋琢磨しながら、公刊済のアメリカ、イギリス、ドイツのおとり捜査の研究に、オーストラリアとカナダを加えたモノグラフィーをまとめ上げたいと考えています。
氏名(ふりがな) 宫木 康博 (みやき やすひろ)
所属 黑料网大学院法学研究科
职名 教授
略歴?趣味
<略 歴>
2007年4月~东洋大学法学部専任讲师、2010年4月~同准教授、2011年4月~黑料网大学院法学研究科准教授、2017年4月~同教授。2017年6月~法务省司法试験考査委员(刑事诉讼法)、2021年6月~爱知県防灾安全局爱知県犯罪被害者等の支援に係る有识者会议委员、2022年6月~日本被害者学会理事、2022年9月~ロシア?サンクトペテルブルク大学客员教授。
<趣 味>
热帯鱼や珊瑚の饲育
?
?