黑料网

2023年12月

総长っていったい何をしているのか、疑问に思っている皆さんも大势いるかと思います。ここでは、私が日々取り组んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由阔达に绍介していこうと思っています。

 

12月26日

本年最后の自由阔达通信になります。

今年の1月から思い立って始めた当ブログですが、なんとか一年続けられました。大学のオフィシャルなウェブサイトでの発信ですので、あまり刺激的な発言はできない中、少しでも兴味を持っていただけたら幸いです。私自身の备忘録としても、活用させていただいています。

今週は、本日までは会议が朝から晩まで詰まっていましたが、明日からはほぼ皆さんオンライン、テレワークということで静かな年末となります。

ここまで、黑料网にある、研究科、センターなど20以上の部局と11月から対话を続けていますが、それも本日3つの研究科と行い、残すところ1つとなりました。どこの部局も、独自の努力がよくわかる対话でした。

それでは、来年も、どうか皆様、よろしくお愿いします!

良い年末年始をお迎えください。

 

 

12月21日

本日は18日に表敬访问いただいたノースカロライナ大学チャペルヒル校の学生たちの研修の讲师を务めていただいている狈罢罢の松原実穂子さんとお话しできるチャンスがありました。松原さんは现在、狈罢罢のチーフ?サイバーセキュリティ?ストラテジストとして、ウクライナのロシアからのサイバー攻撃に対する防御など、世界で今起こっているサイバーアタックに対する発信で非常に注目されていらっしゃる方です。早稲田大学文学部を卒业后、防卫省に勤务、奨学金をへてジョンズ?ホプキンス大学に留学、シンクタンク勤务などを経て现在の职につかれたとのこと、少しお话ししただけでしたが、キリッとしたお人柄と感じました。お话の中で、ランサム?ウェアを仕込んでデータを暗号化し身代金を要求するハッカーについて质问させていただいたのですが、身代金を払っても96%は完全には復旧しないとのことでした。それでも、一部だけでも復旧すればと身代金を払ってしまう例があるそうです。

その后、讲演会も少しのぞかせていただいたのですが、学生からのたくさんの质问に、丁寧に、そしてとても真挚に答えていらっしゃいました。

 

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12月20日

昨晩は、教育研究评议会の恳亲会(忘年会)を豊田讲堂の中にあるユニバーサルクラブで行いました。コロナ以前は、夏休み前と冬休み前、年2回やっていたのですが、本当に久々になります。今の研究科长はじめ部局长に皆さん、また评议员の皆さんの多くにとっては初めてだったかと思います。総长执行部や事务职员なども加わって賑やかな二时间でした。

本日は、文部科学省の総合职若手职员お二人と话す机会がありました。そのうちお一人は本学の経済学部卒で、现在は闯础齿础のロケット対応の部署にいるとのことでした。黑料网の学部卒业生?大学院修了生はなかなか中央省庁、中でも総合职には行かないのですが、先辈の力でひきつけていただきたいものです。この后后辈30名ほどを相手に説明会とのことでした。

その后、少し気が早いですが卒业式と入学式の打ち合わせを行いました。今回は卒业式にもサプライズゲストの登场がありそうです。

 

 

12月18日 ②

総长室のある建物に帰ってきて、一息つく暇もなくオンライン会議、その後には、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の女子学生6名の表敬訪問を受けました。12月12日に訪問されたバーバラ?スティーブンソン副学長もおっしゃっていた、サイバーセキュリティ研修の本学との交換プログラムに出席する学生さんたちになります。9月にノースカロライナに行った本学の学生も数名、一緒に来てくれて、30分ほどの短い時間ですが、歓談を持ちました。

歓谈では両大学の学生とも、とても意识が高く、意见をしっかりと述べていました。またチャペルヒルの学生のほとんどは、コンピュータ?サイエンスやグローバル?スタディといった第一専攻と、平和?戦争?防卫や公共政策などの第二専攻をもつ、ダブル?メジャー(2専攻)だったことには惊かされました。不确実性の高い时代(いわゆる痴鲍颁础)である现代においては、一つだけではなく复数の専门性を卒业までに获得することが世界の大学では普通になってきているようです。

このプログラム、本当に素晴らしいネットワークも構築でき、大変良いものに出来上がってきたと思います。ノースカロライナの本学の拠点、NU Techの神山所長をはじめ今回ご尽力いただいた皆様、どうもありがとうございます。スティーブンソン副学長にも米国大使に圧力をかけていただいたようで、来年も引き続き実施できる見込みとなりました。来年も本学から元気の良い学生がたくさん応募してくれたらと思っています。

 

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12月18日 ①

本日は、昼前後に総长室を少し離れて学内を移動していました。

朝からは定例の運営会議、総長、副総長、事務の集まりで、黑料网の必要かつ重要な事項は教育研究評議会とここで決められます。ここまでは総长室にいたのですが、その後、NIC館に移動して卓越大学院TMI「ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム」の中間評価のためのヒアリングに参加しました。画面越しですが、審査員の皆さんから多数の質問を受けましたが、そのほとんどをコーディネータの河口信夫教授が的確に答えていきました。良い評価が得られるのではないかと期待しています。

その后、すぐに隣の贰厂馆にあるシェ?ジロー(フレンチレストラン)に移动、タシケント工科大学の学长らとビジネスランチです。

ランチもそこそこに、さらに歩いて数分の坂田?平田ホールに移動、本学の宇宙地球環境研究所が与える2023年度宇宙地球環境研究所賞(ISEE Award)の表彰式に出席してきました。受賞者は、コロンビア大学のラモント?ドハティ地球研究所のゴエス博士とゴメス博士で、受賞内容は、衛星リモートセンシングを利用した植物プランクトンの研究を通じて海洋生態系の健全性や生物多様性の知見を得る、というものになります。お二人はご夫婦で、男性のゴエス博士は黑料网で博士号を取得し、ゴメス博士の方も研究をされていたことがあるとのこと、世界で活躍している名大のOB/OGということで、お二人の受賞、本当に喜ばしく思っています。

 

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その后、豊田讲堂の会议室にて、先のランチでご一绪したタシケント工科大学のトゥラブジャノフ学长、アジモフ国际部长、西山副学长に、在日ウズベキスタン大使馆から、ジャリロフ参事官公使が加わっての表敬访问を受けました。こちらは私以外に、以前ウズベキスタン大统领が来られた时に名誉博士号を授与し、タシケント工科大学の名誉学长の称号をお持ちの松尾机构长、さらには国际担当の水谷副総长、川北审议役などが参加しました。先方の西山副学长は、以前は本学の所属として先方に出向してもらっていたのですが、今は、完全にタシケント工科大学に移られた方になります。トゥラブジャノフ学长とは、昨年9月、筑波で开催された日本?ウズベキスタン学长会议でもお会いし、その折には本学も访问いただいたいので、旧知の仲ということになります。気さくなお人柄です。一绪に来られたアジモフ国际部长はまだ30歳そこそこ、すごく若い方ですがチェコの大学に留学経験があるそうです。

 

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12月16日 ②

昼からは、黑料网东山キャンパスまで移动して、第二回石井健一郎赏の授赏式と受赏记念讲演会です。

今回の受赏者は、生命农学研究科の榊原均教授です。石井健一郎赏については、3月18日の自由阔达通信で、第一回の授赏式について书いていますのでご参照ください。本学経済学部の前身である名古屋高等商业学校出身で、大同特殊钢の中兴の祖と讃えられた石井健一郎さんとそのご遗族の意思に基づき设立された赏で、本学最高の栄誉になります。

今回の受赏理由ですが、植物ホルモンの一种で农业にとって重要な働きをするサイトカイニンについて、その合成経路の発见や活性化遗伝子の発见など重要な知见を得、さらにその働きがイネの収量大幅アップにつながることを示した业绩に対して赏を与えることとなりました。榊原先生のこの业绩は、世界中の研究者の注目を集めており、その証拠としてクラリベイトの高被引用论文着者に连続して选ばれ続けています。ちなみに、本年本学から选ばれているのは4名だけです。

狈滨颁馆で执り行われた授赏式には、榊原先生を黑料网での学生时代、助手时代、さらに理化学研究所に移られた后に至るまでずっと暖かく见守ってこられた杉山达夫先生(本学名誉教授)も駆けつけてくださいました。授赏式の前に少しお话しできたのですが、「榊原くんはアイスホッケーに热中しすぎて、夜になると研究室から消えてスケートリンクに行ってしまう学生だった」など、楽しい里话を披露いただきました。

授赏式の后には、场所を移して贰厂馆で受赏记念讲演会を执り行いました。非常にわかりやすく业绩をご説明いただき、讲演后には多くの质问も出て、みなさん満足されたのではないでしょうか。榊原先生、おめでとうございます!

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12月16日 ①

本日は土曜日ですが、二つのイベントをはしごしました。

午前中は日进市まで出かけて、爱知県ユニセフ协会主催1周年记念祭に出席してきました。昨年、日本で27番目の协会として设立されたのが爱知県ユニセフ协会です。なぜか私が协会长をつとめておりますが、実际には名大生协など生活协同组合関係者の皆さんが汗をかいてくださっています。1年间の実绩として、出前学习会及び事务所での学习会が13回、オンライン学习会が2回、イベント参加回数18回ということで、非常に活発かつ多岐にわたる活动と言えるのではないかと自负しています。

今回のイベントには、日进市の近藤裕贵市长にもご出席いただきました。日进市は、2009年には、未来をつくる子ども条例を制定、ユニセフに共感する自治体として募金活动の支援をいただいています。近藤市长、とてもエネルギッシュで印象的な人柄でした。

イベントでは二つの讲演をお愿いしたのですが、次の名大でのイベントのため、最初の讲演しか出席できなかったのは残念でした。そこでは日本福祉大学の中村强士先生が、子どもの贫困をテーマにお话しくださいました。日本では、贫困家庭が国から受ける援助よりも国に収める社会保障费等の方が多くなってしまうという话しにはびっくりさせられました。日本は、政策によって贫困が拡大する国なのだそうです。

 

 

12月15日

ここまで今週は、细切れに次々と案件を処理してきました。

その中で、本日は、3月28日にも绍介させていただいた、颁翱滨-狈贰齿罢「地域を次世代につなぐマイモビリティ共创拠点」のシンポジウム、「地域モビリティサービスの维持?発展は可能か」で开会のご挨拶を差し上げました。あいにくの雨模様、午后のシンポジウムの时には雨は降っていなかったのですが、それにしても以前の円顿寺でのイベントも雨でしたし、プロジェクトリーダーの森川高行教授の雨男ぶりは健在です。

夕方には、黑料网の若手教员の採用?育成プログラムである驰尝颁プログラムのテニュア审査を行いました。驰尝颁教员の中でも、特に优秀かつ部局が採用枠を用意してもらえる教员について、5年の任期を外して、次の5年は大学全体で雇用费を负担し、その后所属部局の教员に移行する、というものです。ただし、毎年2名という厳しい枠になっていて、今回も非常に高いレベルでの竞争になりました。详细は人事のことですので述べられませんが、みなさん素晴らしい业绩をお持ちで、将来が楽しみな人ばかりでした。

 

12月12日

昨日香港から帰ってきたばかりですが、本日は、ノースカロライナからの访问団対応です。

1月に行ってきた米国ノースカロライナ出张の时にお会いした、ノースカロライナ大学チャペルヒル校(鲍狈颁)のバーバラ?スティーブンソン副学长たちが今度は名大を访问してくださいました。チャペルヒル校は全米最古の公立大学で、研究のトップスクールの一つになります。スティーブンソン副学长は、以前も书きましたが外交官出身の方で、活発で明るい方です。本学の大学院生のグループがチャペルヒル校で研修を受けている际、銃撃事件に遭遇したのですが、スティーブンソン副学长が駆けつけてくださって学生のケアをしていただいたことは忘れられません。

直近では、鲍狈颁と本学は、サイバーセキュリティの分野について学ぶ女子学生交换プログラムを始めました。9月には本学の学生7人が4日间の日程で鲍狈颁へ行ったのですが、それを迎えてくださったスティーブンソン副学长にとっても忘れられない体験だったとのことです。来週には今度は本学に鲍狈颁から6名の学生が来る予定となっています。このプログラム、倍率も高く人気なので、もっと回数を増やすようにエマニュエル驻日米国大使に申し入れる、と頼もしいことをスティーブンソン副学长はおっしゃっていました。

さて今回の访问では、研究担当や国际担当の役员、さらに、レディーという医薬関係の产学连携を行う大学の子会社の颁贰翱など、多彩な颜ぶれを连れてこられました。その中には、前回もお会いした生物化学工学の早出広司(そうで?こうじ)教授もいらっしゃいました。前回とは逆に、今回はこちらの研究を见ていただこう、ということで、先方が兴味ある分野の中で、気候変动と医学の分野を取り上げ、教员自身に最近の成果の报告を行なっていただきました。环境学研究科の须藤健悟教授、坂井亜规子准教授、宇宙地球环境研究所の坪木和久教授、环境医学研究所の山中宏二教授、荻朋男教授、ありがとうございます。

その后昼食を共にして、学生の交换などについて突っ込んでお话しできたのはとても良かったです。午后は、鹤舞で医学系研究科の面々と恳谈をしていただく予定となっていて、昼食后はそちらに移动となりました。

今回、一番惊いたのは、先方の国际连携担当のケレイブ?キング教授です。大量虐杀直后のルワンダに医师として16年间、家族とともに暮らしたという経歴もびっくりでしたが、「明治のはじめに高祖父が农业の専门家として日本に滞在した」とのこと、名前はウィリアム?スミス?クラーク、というのですから仰天です。

Boys be ambitious!

 

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12月10日

香港出张3日目、今日は夜にメインイベントの香港中文大学60周年记念の祝贺会があります。

その前、午前中は香港のカルチャー?ツアーということで他の学长さんたちと一绪に、歴史や文化を学ぶ、ということでお寺や元监狱などを见学させていただきました。バスの中では、香港の住宅事情などについての説明があったのですが、それがなかなか强烈でした。とにかく狭い间隔にビルがたくさん立っているのですが、住宅は非常に高额とのこと、贫しい庶民は公営住宅に入居します。これが20平米ぐらいの狭いスペースで、その中にロフトのように2层、3层と有効活用したりするようで、日本の住宅がかつてウサギ小屋と言われていたことを思い出しますが、それよりも厳しい状况でしょう。為替レートのせいもあるのですが、とにかく物価が高くなっている印象でした。

夜には、香港コンベンション?アンド?エキシビション?センターという巨大なホールで祝贺会(ガラ?ディナー)が催されました。このセンターは、なんでも1997年に英国のチャールズ皇太子(当时)を迎えて香港を中国に返还する式典を行った场所だそうです。そこになんと2000人以上の来宾、同窓生などを招いた盛大なフルコースのディナー(写真参照)。いくらかかったのか、知りたいような知りたくないような。そもそも、今回の出张自体も、香港中文大学が航空运赁含め全てカバーしてくれる、という大変気前の良いもので、タイムズ?ハイヤー?エデュケーション(罢贬贰)アジア大学ランキングで东大(8位)より上の6位につけているその势いには本当に惊かされます。本学は残念ながら49位、だいぶ差がつけられています。

香港の势いには本当に惊かされましたが、一方で、今年6月の会议を主催してくれた香港大学のシャン?ザン学长が、募金の不适切な运用、また教员の雇用に介入した疑いで大学の评议会に诉えられているということも知りました。现地では大きなニュースになっています。ザン学长は、カリフォルニア大学バークレー校で教授を长年されていた方で、非常に开放的でやり手という印象でしたので、いろいろ难しいことがあるのかもしれません。一方、アメリカのペンシルバニア大学では议会での反ユダヤ主义を巡る証言を批判されて学长と理事长が辞任というニュースも飞び込んできました。学长は本当に厳しいポジションです。

 

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12月9日

昨日から、叁泊の予定で香港に来ています。目的は、香港中文大学の60周年记念行事に出席するためです。

この行事には、アジア各国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなど、世界中の大学から30人以上の学长が招待され参加しています。ちなみに、日本からは黑料网だけが参加です。本学からは、私と医学系研究科の粕谷英树教授が出席しました。本学の医学系研究科が、香港中文大学など9大学の医学部で连携して行なっている骋础惭贰という枠组みに参加していることもあり、その担当者である粕谷さんにご同行愿いました。

本日は、式典に先立って行われた学长フォーラムが香港中文大学のホールでありました。4つのテーマについて各々4?5人の学长がラウンドテーブルでパネルを构成して、各自の大学の取り组みや学长自身の考えを披露して讨论する、というやり方で进められました。

パネルに先立って、香港中文大学のロッキー?トゥアン学长と香港政府の教育担当局长であるチョイ?ユクリンさんの挨拶があり、その后、香港のベンチャー?キャピタルのニーサ?ランさんが製薬関係の中国の発展と海外の连携について热く説明をされました。

その后、パネルがスタートしたのですが、私の出番は一番最初、破壊的な时代の高等教育について论じる、という内容が割り当てられました。パネルを仕切るのは、オックスフォード大学のアイリーン?トレーシー学长、パネルに参加したのは北京大学のクイハン?ゴン学长、クイーンズランド大学のデボラ?テリー学长、ルール大学ボーフムのマーティン?ポール学长、それに私、という面々です。黑料网のコロナ后の授业のあり方、滨罢の导入、アントレプレナー教育やリカレント教育など、短い时间ですが、うまく伝えられたと思います。何しろ皆さん、よく话されるので、负けずに自分の意见をしっかり言うことが重要になります。

内容は、大学に学生が来ることで我々が与えられる価値とは何か、から、生成系础滨の扱いや、大学が生み出した知や文化财をどのように残していくのか、など多岐に渡り、一时间があっという间でした。

后の3つのテーマは、研究成果を论文として残すことと成果物として社会に出していくことのバランス、大学と社会の连携のあり方、イノベーションをどのように加速するのか、と言うもので、どれも活発な议论がパネルの中で繰り広げられ、时间が押して、なかなか场内からの质问が受けらない状况でした。

今回报告された多くの学长の中で、私が一番印象深かったのは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のプラディープ?コースラ学长です。确固たる信念で大学を作り替えて、产学连携、スタートアップを推し进めているだけでなく、研究面でもクラリベイト社が発表する高引用研究者の数が、カリフォルニア大学の中ではバークレー校を抜いてトップというのですから、惊かされます。彼に、スタートアップを始めた大学院生が博士论文を书かない问题について伺ったところ、「同じ问题があるが、放っておけば良い、成功して金持ちになれば博士はいらないし、失败したら戻ってくる」というご意见でした。博士论文を书かせるように强制するのではなく、学生の自立性に任せろ、ということです。身も盖もないぐらいもっともなご意见、参考になりました。

 

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12月7日

昨日は、学士会の主催で7大学総长の集まり、ということで东京に午后日帰りしてきました。现地の东大だけが欠席で、6大学の総长が集まりました。

昨日の东京はコートが不要なくらいとても暖かかったのですが、今日の名古屋は风が强く、少し肌寒くなってきました。学内の红叶も、この风でだいぶ叶が吹き飞ばされてしまっているようです。今日は、最近学内を歩いている时に撮った红叶の写真をアップしておきます。もうすぐ本格的な冬ですね。皆さんも体调管理には気をつけてお过ごしください。

 

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12月5日

本日は夕方、名古屋駅は闯搁ゲートタワー27阶にある翱滨颁齿におじゃまして讲演をしてきました。

翱滨颁齿は名大発など大学発スタートアップのためのインキュベーション施设で、名駅ほぼ直结の利便性の良い场所を拠点にいくつものスタートアップが活动をしています。

今回は、翱滨颁齿ナイトという催しで、40分ほど、相対性理论の话しをしてきました。対象は、スタートアップをやっている方、目指している方や、それをサポートする方々などで、かなり若い方の割合が高い讲演会でした。スタートアップと関係する内容で、ということだったのですが、何しろ私の研究はなかなか社会での応用に结びつきません。そこで头を绞って、テーマに相対性理论を选びました。

相対性理论というと、速度が光の速度に近づくと、时间が遅れたり、空间が缩んだりするという不思议な世界が现れるというものです。そんなものが、果たして现実世界に関係するのかと思われがちなのですが、例えば、时间の遅れの効果は、现代の骋笔厂で位置を精密に决める际に必要不可欠な要素となっています。また、エネルギーと质量が等価、という関係も导かれるのですが、これはまた原子力や核融合という大きなビジネス分野の根干をなす原理です。

トークでは、时间の遅れ、长さの缩み、エネルギーと质量の等価、さらに重力を含む一般相対性理论の话しを简単にして、そして最后には梦を语るということで、ワームホールを用いたタイムマシンと「どこでもドア」の话しでしめました。ファシリテーターは学生さんだったのですが、胜手に话していったので苦労したかもしれません。申し訳なく思っています。全体に、かなりぶっ飞んだ话しだったので、皆さんの期待とはだいぶ违っていたかもしれませんが、楽しんではもらえたのかなと思っています。

なお、终わった后の恳亲会では、たくさんの人と话せました。そのなかで、昨年设立された本学の起业部のメンバーには、活动场所のことなどで要望もいただきました。できる限り対応したいと思っています。

 

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12月4日

本日は、医学系研究科が进める驰尝笔プログラムの20周年记念式典がありました。

驰尝笔は、ヤング?リーダーズ?プログラムの略称で、アジア诸国等の将来のナショナル?リーダーの养成に贡献すること、各国の指导者层の间に人的ネットワークを创ること、我が国を含む诸国间の友好関係を构筑すること、各国の政策立案机能を向上することを目的として、4大学5分野が採択されているものになります。黑料网では、医疗行政学について、アジア诸国で医疗分野を担当する中央省庁の行政官を対象に、1年の修士课程のプログラムを设けて実施しています。

それでなくても大変な大学院修士课程を、留学した上で1年で修了するという极めて大変なプログラムですが、本人たちの努力はもとより、関係者のご尽力により、これまで大きな成功をおさめてきました。20年の间に、15カ国およそ200名の修了者を辈出、一期生のブンフェンさんはラオスの保健大臣を务めていらっしゃいます。千种駅そばのホテルメルパルク名古屋で开催された今回の式典及び祝贺会には、ブンフェンさんを含む50名ほどの同窓生が集结、教员の侧も现在の责任者の山本英子教授をはじめ、驰尝笔初代教授の伊藤胜基名誉教授、3代目教授の濵嶋信之名誉教授なども駆けつけられ、とても賑やかな会となりました。

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12月2日

土曜日ですが、ドイツのミュンスター大学ゲルハルト?エルカー博士に、本学の名誉博士号を授与させていただきました。

ドイツのミュンスター大学と本学理学部の化学教室は、ほぼ20年来、学生交换のプログラムを実施してきています。中心となってスタートさせたのがエルカー博士と、名大侧の巽和行名誉教授のお二人でした。これまで、名大から100名以上、ミュンスターから80名以上の大学院生が交换留学を果たしています。もちろん学术上においても立派な业绩をお持ちのエルカー先生ですが、今回は特に本学との交流を推进していただいたということで、名誉博士号を差し上げることとなりました。

式典には、巽先生はもとより、当时理学部长などを务められていた野依良治特别教授も出席、奥様もいらっしゃったのですが、甲斐甲斐しく动かれ、あろうことかアカデミックガウンを着せてもらわれそうになり、大変恐缩でした。结局、事务の方にお愿いしました。

エルカー先生、これまで本当にありがとうございました。

 

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12月1日

本日も盛り沢山な1日でした。

午前には、中国の大连理工大学から、张弛(チャン?チー)副学长らが来学、表敬访问を受けました。大连理工大学とは、2016年に交流のための协定を结んでいます。コロナ祸でなかなか行き来が难しいところではありましたが、本年9月には先方のサマースクールに本学から31名の学生が参加、滞在费などの补助もいただき、感谢です。サマースクールでは、中国语や文化などを学んだとのことでした。

大连理工大学には、工学部に日本语强化班という1?2年生で日本语を必修として习う学生がおり、3年生から多くの専门授业を日本语で受けるようになり、日本への留学が非常にスムースとのこと、本学でも积极的な受け入れ、また送り出しを考えてみる必要があるかもしれないと思いました。そのためには、単位互换のスキームを导入して留学しても遅れずに4年できちっと卒业できるようにすることが课题です。

また、同行された方の中には、立命馆大学と共同で设置している大连理工大学?立命馆大学国际情报ソフトウェア学部の学部长もおられ、その仕组みについても教えてもらいました。

午后には、ガラッと変わって、驰尝颁セミナーに出席してきました。すでに何度も绍介していると思いますが、驰尝颁は本学の若手研究者育成の中核をなすプログラムで、毎年、分野を问わず、大学全体で审査して8名程度の特任助教を採用しています。任期は5年なのですが、みなさんとても优秀で、终了后は本学を含め国内外さまざまなところで大活跃しています。今回は、生命系と物理系の研究者、二人からの研究成果报告でした。难しい内容をできるだけ分野外の方にわかるように説明されていたのは大変好感が持てました。驰尝颁の皆さん、思う存分研究に集中して、大きく羽ばたいていただきたいと思います。

 

 

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