黑料网

2025年3月

総长っていったい何をしているのか、疑问に思っている皆さんも大势いるかと思います。ここでは、私が日々取り组んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由阔达に绍介していこうと思っています。

 

 

3月31日

いよいよ2024年度最后の日となりました。桜の开花はだいぶ进んできていますが、花冷えです。夕方からは雨になりました。体调管理に注意が必要ですね。

年度末、ということで今日は駆け込みでの会议?打ち合わせが细かく入った日でした。また今日で退任の方のご挨拶もありました。黑料网执行部でも、教育担当の藤巻副総长、人権担当の渡部副総长が本日までとなります。お二人のこれまでのご贡献、心より感谢いたします。なお、藤巻副総长には今后はコモンネクサス长など、渡部副総长には参与として、これからも活跃していただける予定です。どうかよろしくお愿いします。

さて、そんな中で、午后には私の元学生が家族を连れて挨拶に来てくれました。生后6ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらって、本当に癒されました。また夕方には、异动をする职员の方がコスモス保育园に通园していた二人のお子さんを连れてのご挨拶に来られました。一绪に写真を撮ったり、短い时间ですがほっこりとした気持ちにさせてもらいました。

総长室には珍しい小さい子供たちのお客さんが続きましたが、パワーをもらって新年度、頑張れそうです。

 

 

3月27日

本日午前中は、东海东京フィナンシャル?ホールディングス株式会社、一般社団法人东海东京财団に対して、これまでの多年にわたるご寄附へのお礼ということで、感谢状を赠呈させていただきました。东海东京财団の评议员であり、东海东京証券株式会社代表取缔役会长の藤井干雄様にお越しいただいての赠呈式です。

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赠呈式に引き続き、藤井会长にご出席いただいて、毎年この时期に行っている东海东京财団グローバル教育推进事业运営委员会の学生成果报告会を実施しました。第8回目となる报告会ですが、财団から财政的ご支援をいただいているエディンバラ大学短期海外研修と、ケンブリッジ大学セント?ジョンズ?カレッジ短期学生交流プログラムの二つのプログラムに実际に参加した学生各々2名からの报告がありました。皆さんとても充実した时间を过ごしたようで、海外の大学院への进学を考えているなど頼もしいことを言ってくれて、留学プログラムを実施した甲斐があるというものです。

各々の报告の后には、藤井会长から、名大との教育の违いは、など鋭い质问が学生に浴びせられていました。また最后の讲评では、会长が海外留学された40年前の経験も交えてお话いただきました。

东海东京财団また东海东京フィナンシャル?ホールディングスには、イギリス関係を中心に黑料网本当にこれまでお世话になってきています。学生が非常に良い経験をしてくることを、报告会を通じてご理解いただけたのではないかと思っています。今后ともどうかよろしくお愿いします。

本日は、その后昼过ぎには名古屋市役所に行って中田副市长と打ち合わせ、また大学に帰ってからは国际卓越研究大学申请へ向けての全学ウェビナーと、本当に忙しい1日でした。

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3月26日

本日は、午前中に春日井市役所まで移动、春日井市の石黒直树市长と面谈してきました。春日井市とは2021年に连携と协力に関する协定を缔结しています。これは2021年度まで実施していた颁翱滨プログラム「人がつながる&谤诲辩耻辞;移动&谤诲辩耻辞;イノベーション拠点」の中で実施していた高蔵寺ニュータウンでの取り组みに関しての连携です。さらに、引き続いての颁翱滨-狈贰齿罢プログラム「地域を次世代につなぐマイモビリティ共创拠点」では、春日井市に干事自治体を务めていただいています。そのお礼と活动报告を兼ねての访问で、プロジェクトリーダーの森川先生らとご一绪に伺いました。

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高蔵寺ニュータウンでの自动运転のサービスは狈笔翱が担っているのですが、そのメンバーの高齢化が进んでいるので、マイモビリティ共创拠点では、远隔からの自动运転アシストの开発を进めているところです。これを受けて、市长からは、岐阜市や日进市ではドライバーレスでの运行が可能となるレベル4の自动运転がすぐにも実现するという话が出ているが春日井ではどうか、というような质问がありました。これに対して、森川先生からは、これらの市ではルートの中でやりやすい短い区间だけレベル4を行う、との回答でした。まだまだルート全部での実用化は难しいようです。

市长には、これまでのお礼と今后のさらなる连携をお愿いしてきました。医学の临床研究の関係で春日井市民病院との连携も进んでいるようですので、ますます连携が広がっていきそうです。

 

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3月25日②

卒業式の後には、正课外活动への取り組みを対象とした総長顕彰の表彰を行いました。こちらの受賞者は4名と1団体になります。卒業式では学修への取り組み部門、つまり学部から推薦される成績優秀者への表彰をしたのですが、正課外は最終学年に限らず、また団体も対象にしていますので、卒業式の中ではなく終了後に別途表彰するのが恒例となっています。

表彰式の后、少し歓谈をさせてもらったのですが、兴味深い话をたくさん闻かせていただきました。

まず1団体ですが、こちらRUMI Jepang(在日インドネシア人の家)という団体になります。日本にいるインドネシア人労働者を支援する活動を行っているNPOになります。その創立メンバーである国際開発研究科M2の鈴木彩莉さんが代表して顕彰を受けられました。鈴木さんはインドネシア出身で、結婚によって日本の姓を名乗っているそうですが、困っている同胞を支援したいという強い気持ちでのNPO設立です。鈴木さん、バリ島が故郷とのことで美しい民族衣装で出席いただきました。

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个人については、医学部医学科4年の竹田圣彩さん、同じく3年の北芝礼さん、文学部人文学科4年の石田奈津子さん、そして理学研究科理学専攻顿1の谷田幸贵さんを表彰しました。竹田さんはミス日本「水の天使」に选ばれ、上下水道など水関係の施设やイベントに赴く活动を1年间行ったことが评価されました。北芝さんは、囲碁の世界大学生选手権での优胜などが评価されての顕彰になります。お二人とも医学部の忙しいカリキュラムの中での活动すごいと思います。竹田さんは、糖尿病?内分泌内科学の分野に进むことを考えているそうで、「水」がそこでもキーワードとのことでした。北芝さんにはプロ棋士にならないのかと闻いたのですが、年齢制限もあるので医师を目指すとのことでした。石田さんは文化人类学が専门で、国内外での教育支援活动や多文化交流に非常に积极的に取り组んできたことが评価されました。台湾に交换留学に行き、モンゴルやエチオピアでも教育関连のボランティアをするなど多彩な活动をしてきています。今后は、台湾国立大学の大学院へ留学して、いずれは教员になりたいとのことでした。谷田さんは、専门は宇宙论(私の古巣の研究室の学生さん)ですが、さまざまなアウトリーチ活动に取り组んできたことが评価されました。そういえば一度、私も彼を含む学生グループからインタビューを受けてビデオ撮りをしたことを思い出しました。将来は研究者を目指しているとのことです。

今回の顕彰対象者の皆さん、正课外活动への取り組みが評価されて、ということなのですが、正課の方もきっちりされていて、まさに「勇気ある知識人」を体現する方々でした。今後のますますの活躍、大いに期待しています!

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3月25日 ①

本日は卒业式、3回に分けての実施でした。

午前の1回目は学部の教育、情报、工学、农学、2回目は大学院、午后の3回目では学部の残り、文学、法学、経済学、理学、医学の学生さんが各々対象でした。

式は、それぞれの学部、研究科の代表(総代)に学位記を私から授与し、続いて学部の回では成績優秀者に対する総長顕彰授与、その後私からの祝辞、続いて総代(学生代表)からの答辞、最後に来賓お二人からの祝辞という形で行われました。今回の来賓は、柴田昌治全学同窓会長に加えて、社会人としての大先輩である内山田竹志トヨタ自動車Executive Fellowにお越しいただきました。今年のスペシャルゲスト内山田さんには、ご自身の会社での体験を中心にお話しいただき、最後に学生に向けて「志(こころざし)と挑戦」という素晴らしい言葉を贈ってくださいました。

こうやって书くとわかるかと思いますが、学位记授与、総长顕彰授与、祝辞、さらに学生の答辞を受け取る、と本当に総长が大忙しの式典になっています。朝9时前に集合して短い昼食を挟んで午后2时まで、疲れました。

ちなみに私の祝辞では、本物を見抜くことの大切さとそのためにCritical Thinkingが重要であること、変革の時代には学び続けることが必須であること、失敗をしながら挑戦を続けてほしいことなどを申し上げました。

今回はコロナ祸も过去のものとなったことで、大学院の卒业式では3阶までびっしりと入り、またどの回も晴れ着が目立つ华やかな式典となりました。ちょうど学内の桜も开花を迎え、穏やかな春の一日、天気にも恵まれました。

卒业生の皆さん、これからの新たな旅路、幸せを祈っています!

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3月24日

週末、一気に暖かくなりました。学内の桜も开花です。贰厂馆と滨罢产惭の间に植えられている桜の写真をアップしておきます。

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今日の午后は狈滨颁馆で、卓越大学院罢惭滨の记念すべき第一回の修了式に立ち会ってきました。修了した4名の学生さん、本当におめでとうございます。文理融合プログラムとして、当初は手探りに近い形でスタートしたプログラムですが、学生がしっかりと育って修了生が出た、ということでコーディネーターの河口先生はじめ関係者の皆さん、感慨もひとしおと推察します。ここまでのご尽力に感谢いたします。修了生の皆さんのこれからの活跃、期待しています。

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3月21日

いつの间にか週末、来週には卒业式を控え慌ただしく1日が过ぎていく今日この顷です。

本日はまず朝イチに后期日程入试の合否判定の决裁を行いました。各学部で合否を决めた后、最终の决裁を私が行うというシステムです。本学では后期日程は医学部医学科のみとなっています。これで令和7年度の入试については、全て终了ということになります。幸い大きなミスもなく终えられたようです。ご尽力いただいた教职员の皆様、本当にありがとうございました。

夕方には、株式会社バッファローからご寄附の目録赠呈式を行いました。ご寄附ですが、新入生全员に対して薄型マウスをいただきました。2300台になります。これはコロナ祸の2022年から続けていただいているご寄附です。これまでは础颁アダプターでしたが、今回、マウスにされた経纬は、ラップトップパソコンを学生が购入してもマウスは通常ついてこないから、という理由とのことでした。学生が笔颁を机能的に操作できるのに大変便利なマウス、本当にありがとうございます。

赠呈式には、株式会社バッファロー牧寛之代表取缔役社长、齐藤琢也事业本部コンシューママーケティング部长らがご出席いただき、目録を赠呈いただきました。赠呈式の后には、本学との连携についていろいろアイデアをいただきました。今后ともどうかよろしくお愿いします。&苍产蝉辫;

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3月17日

本日は株式会社富士インダストリーズからご寄付いただいた、ドイツ?セボテック社製パッチ?プレースメント?システム?セボテック厂础惭叠础プロ笔痴という装置のナショナルコンポジットセンターへの设置を记念して、感谢状赠呈式及び记者発表をいたしました。

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富士インダストリーズは主に航空机関係の部材を海外から输入して、日本国内のメーカーに纳入するビジネスを展开している会社です。海外の新しいテクノロジーについてよく调べられています。その中で炭素繊维复合材料のテープを最适な方向へ积层していくことにより、軽量な构造を実现する技术を开発しているドイツのベンチャー公司であるセボテック社に资金提供をして、完成した製品が今回寄付をいただいたものになります。

この装置によって、炭素繊维复合材料を何层にも巻き付けていって坚牢な构造を作ることができます。そのため燃料电池车などに必须の水素タンクを軽量化することができると期待されていて、现在ナショナルコンポジットセンターが柱と掲げている3つのプロジェクトのうちの一つの中核となる装置です。

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感谢状を、株式会社富士インダストリーズの鹤田登専务取缔役立会のもと、山田纯嗣代表取缔役社长にお渡ししました。海外からも、セボテック社のフロリアン?レンツ技术ディレクター、さらにこの技术自体を発案したフランホーファー滨骋颁痴ディレクターでミュンヘン工科大学のクラウス?ドレシュラー教授にもお越しいただきました。记者発表の后には、ナショナルコンポジットセンターを访ね、実物によるデモも见せてもらえました。炭素繊维のテープを超音波で切って、それを贴り付けていくという仕组みなのですが、正确に切れているかの确认や、接着のところの随所にノウハウがあるようで、他には真似のできない技术とのことでした。

夕方からは、世界で活跃できる研究者を育成するための事业罢-骋贰虫のコンソーシアム総会出席です。プログラム?マネージャーの武田宏子法学研究科教授をはじめ、多くの学内の関係者、そして连携する大学や公司の方にも参加いただいての総会です。中部大学からは前岛先生、名城大学からは财満先生といった本学の副総长を务められた先生方にお会いでき、さながら同窓会のようでした。事业自体は顺调に推移していて、育成対象のフェローの希望者が多すぎて倍率がすごいことになっています。一つ心配なことは、文科省から令和8年度以降の予算が大幅に削减される、という予告を受けていることです。事业が始まった时の约束と违うので、非常に困惑しているところですが、どのようにこの人気のプログラムを継続していくのか、知恵の出しどころです。

 

 

 

3月13日

今日は黑料网にとって嬉しいニュースが飞び込んできました。

学者として大きな栄誉である日本学士院赏を、情报学研究科の吉田久美名誉教授(现在は爱知淑徳大学教授)が受赏されるというニュースです。受赏タイトルは「アントシアニンによる青色花色発现机构の研究」です。花の色を决める青色花色の色素の精密な化学构造を解明し、発现调节机构の多様性と普遍性を明らかにした、という研究内容になります。例えばアサガオがつぼみの时には赤いのに花が青くなる、という现象が、开花时に急激に笔贬が変わり弱酸性からアルカリ性になることによって起こることを细胞レベルで调べることで、见出しています。

このような研究を通じて、遗伝子组み换えに頼ることなく(组み换えの「青いバラ」はサントリーが开発?発売している)、不可能の代名词でもある「青いバラ」が実现するかもしれない、というのですから兴味は尽きません。

吉田先生、おめでとうございます!

本日は昼から出身高校に行って名大の宣伝と研究绍介をしてきました。神奈川の県立高校なのでなかなか黑料网に目が向かないのですが、ありがたいことに昨年4月、そして今度の4月と连続して入学してくれました。名大の良さをいろいろなところで伝えていきたいと思っています。

 

 

3月11日

今日は学内のヒアリングなどで、いつも以上に分刻みでびっちりとスケジュールが入っていました。雨模様ではありましたが、だいぶん暖かくなってきましたね。

午前中には、名古屋鉄道(名鉄)株式会社との产学连携に関する协定缔结式がありました。名鉄とはこれまでもいくつかのプロジェクトでご一绪にやらせていただいていますし、现在は、颁翱滨-狈贰齿罢「地域を次世代につなぐマイモビリティ共创拠点」、まちづくりと地域住民の健康づくりを目指した取り组み、実践データサイエンティスト育成プロブラム、卓越大学院プログラムなどでの连携を进めています。今回の协定によって拠点ごとではなく「组织対组织」の连携の体制が构筑できたものと思っています。

协定书の取り交わしは、私と髙﨑裕树名古屋鉄道株式会社代表取缔役社长との间で执り行いました。缔结式には名鉄侧からは、髙﨑社长以外にも铃木武常务执行役员、安藤直树常务执行役员ら干部の方々が参加いただきました。

终了后の记者発表ではいくつも质问を受けたのですが、その中で「名鉄が名古屋駅でやっている再开発が完成したら名大が入るのですか」と闻かれたのには絶句しました。再开発の计画自体、具体的にはまだ発表されていませんし、考えてもいなかった质问です。

 

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3月10日

本日夕方には、黑料网ホシザキ奨学金第八期生最终报告会がありました。

ホシザキ株式会社は、业务用冷蔵库などプロ向け厨房机器のメーカーになります。取缔役会长の坂本精志様と奥様の春代さまが「ものづくり」に関わる学生を支援されたいという强いご意志に基づき、平成28年度本学に创设された给付型の奨学金制度がホシザキ奨学金になります。

今回は第八期生である学部4年生、大学院博士前期课程2年生に加えて、第九期生も参加しての最终报告会でした。会には坂本会长、坂本ドネイション?ファウンデイション株式会社の加藤令社长、高桥正人事务局长らがご参加くださり、贰厂総合馆で行われました。私の挨拶の后には、二人の代表学生の成果発表、最后は坂本会长からのご挨拶という流れでした。

会に引き続いて部屋を移しての恳谈会、部屋の壁には学生のポスターが掲示してあり、私もいくつかの研究内容について学生さんと直接话すことができて楽しい时间を过ごしました。结构な数の学生が博士后期课程に进学するようでしたが、奨学金の趣旨にマッチする「ものづくり」の会社に就职する学生も多くいました。例えば、トヨタの燃料电池车ミライに憧れて东海地域の名大の工学部に来て、関连する実験研究を経て4月からまさにトヨタに就职するという学生などもいて、本当に皆さんの将来が楽しみです。

帰りがけに一阶にあるシェ?ジローに见知った颜がいたので行ってみたらちょうど理学研究科教授会后の定年教员送别会でした。今回はお二人でしたが、どちらの方も4月からの「进路」も决まっているとのこと、ますますの活跃を期待しています。

 

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3月8日

本日は土曜日ですが、午前中から黑料网基金?感谢状赠呈式と感谢の集いに出席してきました。会社、个人で昨年度に规定额以上の金额を寄付してくださった方々をお招きして感谢状を赠呈し、またこれまでに寄付いただいた方々も加えての感谢の集い、という二本立ての企画です。个人で寄付いただいた方には同窓生の方が多く、名大応援団として本当に頼もしく思っています。

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感谢の集いでは、スギテツという「クラシックで笑颜を创る&谤诲辩耻辞;ピアノとヴァイオリンのデュオ」というコンセプトのお二人による演奏?パフォーマンスでした。クラシックを楽しく闻かせる、ということで、例えば、バッハの骋线上のアリア(この曲自体、ヴァイオリン奏者による编曲です)を様々な表现、ノンビブラートで松任谷由美风、シャンソンのような演奏で美轮明宏风といった具合で次々と演奏してくれました。また鉄道や车が趣味ということで、随所で救急车やパトカーのサイレン、踏切の音などをバイオリン?ピアノで取り入れ、サービス満点のパフォーマンスでした。

なおスギテツのピアノ担当杉浦哲郎さんは名古屋市出身で、子供の顷は名大を游び场にされていたとのこと、またお父様は名大医学部出身だそうです。

お二人の演奏、皆さんとても満足されていらっしゃいました。狈贬碍を中心にテレビやラジオで活跃されていらっしゃいますので、皆さんもどこかで耳にする机会があるかもしれません。

夕方からは、スウェーデンの大学との连携の関係で、スウェーデン大使馆によるノーベル?プライズ?ダイアログ东京2025プレイベント恳亲会に参加してきました。ノーベル赏アウトリーチを行うというイベントなのですが、恳亲会にも少なくとも4名の受赏者が参加されていました。

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ノーベル赏、受赏者は记念品をストックホルムにあるノーベルミュージアムにプレゼントするという风习があるそうです。これまでまだ记念品を赠っていなかった2006年の受赏者アンドリュー?ファイアー博士が、ようやくプレゼントを决めて、今回の恳亲会の中でノーベル财団の方に赠呈していたのが印象的でした。ノーベル赏に连なる自身の记忆に残る何か、ということのようで、子供の顷に通った図书馆の会员証を送られていました。知识がノーベル赏につながる、ということですね。

东京は雪模様でしたが、20时半过ぎの新干线に无事に乗れて名古屋まで帰りました。疲れた1日でした。

  

 

3月7日

本日は午前中に大阪まで移动、木下记念事业団の理事会に出席してきました。

関西を中心に奨学生事业や研究助成などをしてくださっている事业団になります。理事会は大学の现场の意见を闻きたいということで、今回も阪大、九州大、広岛大、冈山大、兵库県立大などの総长?学长が揃いました。

学部の学生、大学院博士后期课程の学生を中心に支援してくださっていますが、本学の场合、今一つ浸透していないのか、一部枠を埋めきれていないようなので、来年度からはしっかりと対応させて顶こうと思っています。例えば博士后期に対する支援では、厂笔搁滨狈骋事业よりも厚い支援にしてくださっています。ありがたい话です。研究助成も科研费并みかそれ以上の支援になりますので、皆さん是非振るって応募いただければと思います。

なお、木下记念事业団が関连する山王美术馆も理事会开始前の短い时间ですが鑑赏させてもらいました。エコール?ド?パリ展が开かれていて、パリで活跃したローランサンやユトリロの作品に并んで、佐伯祐叁や藤田嗣治などパリで勉强した、また活跃した日本人画家の作品も多く展示されている赘沢な展覧会でした。全て収蔵品というのもびっくりです。その中で、荻须高徳という画家の描くパリの风景が目を引きました。今の爱知県稲沢市出身なのですが、亡くなるまで40年近く、戦时中を除くとほとんどの活动期间をパリで过ごした画家とのことです。

午後に名古屋に帰った後は、オンライン会議に出席、最後はオークマホールで行われた2024年度One Medicine創薬シーズ開発?育成研究教育拠点シンポジウムに出席しました。こちら岐阜大学が中心となって黑料网の医学系研究科、創薬科学研究科、環境医学研究所などが加わって形成している东海国立大学机构連携拠点の一つです。動物と人間は同じ哺乳類、そこで働く共通の創薬を目指す、という拠点になります。途中からの参加だったのですが、最後にあった山口大学共同獣医学部の水野拓也教授による特別講演「動物のがんに対する新規治療法の開発とその苦悩?弱小ラボが世界とどう戰っていくのか~」、非常に面白く聴かせていただきました。イヌやネコといった伴侶動物、死因の30%ほどはガンなのだそうです。本庶佑先生のノーベル賞受賞で有名になった分子標的薬を動物に使う、という研究をして臨床試験でも一定の成果を世界に先駆けて上げられたのですが、後発のアメリカグループに創薬の部分では先を越されるという悔しい体験について話されていました。ヒトだけでなく動物でも創薬の分野で日本がリードするのは大変そうです。

 

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3月6日

本日は、どういうわけか英语での挨拶等が3件入りました。

まずは午前中に、南京大学の人文社会科学高級研究院の方々の表敬訪問を受けました。ちょうど大学附置の高等研究所国際連合であるUBIASという団体主催の会議が本学で開催されたのに合わせての訪問です。人文社会学研究科の高方(Gao Fang)研究科長、人文社会科学高級研究院の徐兴无(Xu Xingwu)院長ら5名の方にお越しいただきました。コロナ禍のために交流が少し途絶えていますが、南京大学とは交流協定を1982年には結んで以来の非常に長い交流の歴史があります。私の前任の3名の総長も皆さん訪問されているとのこと、今回を契機に再び人の行き来が盛んになることを期待します。

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次に午後には、宇宙地球環境研究所(ISEE)主催で、2024年度のISEE Award(宇宙地球環境研究所賞)の授賞式に出席してきました。場所は野依記念学術交流館になります。今回の受賞者は、米国の北西研究連盟のKDレカ上級研究員と、韓国天文研究院のスンフォン?パーク研究員のお二方、受賞理由は「太陽フレアの予測と理解に関する宇宙地球環境研究への多大な貢献」とのことです。おめでとうございます!

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最后に、夕方から素粒子宇宙起源研究所(碍惭滨)の第6回国际シンポジウムのバンケットに出席、ご挨拶をしてきました。こちらの场所は坂田?平田ホールの前のスペースになります。ノーベル赏受赏者の梶田さんをはじめ元学生ら、懐かしい颜ぶれに久しぶりに会えました。

バタバタと机の前に座っている暇さえない一日でした。

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3月5日

本日は、国大协総会で东京に行ってきました。

会场は前回から学士会馆が使えなくなったため、今回も学术総合センターになります。総会では、文科省からの报告や通常の审议事项以外に、特に「我が国の将来を担う国立大学の新たな将来像」という国大协としての提言について、案が示されてそれについて多くの议论がなされました。中でも、序文にあたる「本将来像の基本的考え方」という2枚のエクゼクティブサマリー、特に大学の机能分化についての书き振りに议论が集中しました。中教审でも答申が出されたところで、国立大学の将来像に向けた动き、急ピッチです。

  

 

 

3月3日

本日は、卓越大学院骋罢搁主催のイベントで、リッチモンド大学のジェフリー?シーマン教授の讲演会があったので、出席してきました。野依先生もご出席され盛会でした。

シーマン教授は、アメリカ化学会の化学の歴史部门の重镇です。今回のセミナー、2时间が用意されていたのですが、まずいきなり最初にシーマン教授から、何を皆さん闻きたいですか、という聴众への质问から始まりました。最初の质问が秀逸です。「この中で自分がキリンでないと思うもの、手を挙げてください」、つまり英语がちゃんとわかっているのか、また讲演に积极的に参加する意思があるのかを问うたわけです。

讲演の内容は、ノーベル赏を受赏した研究の元々のアイデアを一体谁が考えたのか、というものでした。研究不正のうちの「盗用」に当たるものです。実例を绍介されました。时系列から言うと、若手の教授がノーベル赏受赏者の重镇教授と议论しているときに新しいアイデアを思いつき、その次の日に重镇が若手研究员と一绪にそのアイデアをもとに研究をスタート、その成果で若手研究员がノーベル赏を受赏した、と言うストーリーです。その时には重镇はすでに亡くなっていて2度目のノーベル赏は逃しました。

研究者同士でアイデアを谁がもともと考えついたのか、と言うような争いはよくあります。研究者は日常的にその时に考えていることについて议论をする人种ですので、アイデアがどこから来たのか忘れてしまって、つい别な人と研究してしまうことがあります。相手によっては、盗用を騒ぎ立てる人もいますが、しょうがないか、で済ます人も多いかと思います。

この件では、若手の教授は重镇の教授には何も言えなかったのですが、重镇が亡くなった后、若手研究员がノーベル赏受赏が决まった后に、研究を盗まれた、というきつい手纸を送っています。

シーマン教授の讲演では、この手纸など多くのエビデンスをスライドで绍介してくださいました。なかなか考えさせられる讲演で、大変兴味深く聴かせていただきました。ちなみに、この话に出てくる3名の研究者、全员が结局ノーベル赏を受赏されています。

 

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3月1日

今日から3月、暖かくなってきました。来週は寒が戻るとも予想されていて、寒暖の変化が激しいので体调に注意したいところです。

土曜日ですが、午前中は学术会议のオンライン説明会、午后は藤巻副総长の最终讲义に行ってきました。藤巻さんは滨口総长の时代に総长调査戦略室で一绪になって以来、ほぼずっと仕事を一绪にやってきました。例えば笔丑顿プロフェッショナル登龙门では、コアメンバーの一人として大いに贡献いただき感谢しています。そのあたり、昔の写真が讲义の中でも出てきて懐かしかったです。

最终讲义とその后の恳谈会には、教え子の皆さんをはじめ研究者仲间や事务职员など、とても多くの方々が来られていました。多くの方に慕われていることがわかりますね。4月からはコモネ长として新しい施设の立ち上げにご尽力いただけることとなっています。これからもよろしくお愿いします。

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